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旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家
大庭秀雄監督1.≪帰郷≫2.≪京化粧≫
大庭秀雄監督作品
1.≪帰郷≫
2.≪京化粧≫
ーーーーーーーーーーー
1.≪帰郷≫...
戦前、若気の正義感から、友人の公金横領の罪を被って
海軍士官の地位を捨て、そのまま死亡とみなされ、
無国籍なった男..
その彼が日本に残してきた娘に逢いたさに、
終戦後戻ってきて、
今は美しく育った娘に
京都の苔寺でたった一度逢うという大仏次郎原作、
大庭秀雄監督の作品である.
人にはいろいろ事情があるだろうが
この人守屋恭吾はこういった事情で
マラッカの刑務所に二十年間入り、ニ十年ぶりに帰った日本、
祖国で見たもの・・・
ここまで書いてくると
なにか聞いたようなお話。
そう松本清張の”球形の荒野”の野上という男も
スパイの汚名を着せられ無国籍となって
日本にいる娘に逢いに帰ってくるという筋書きだ。
こちらは太平洋戦争を挟んででであるが.。
清張のこの原作はサスペンスものとして仕上がった.
(映画はあまり上等ではなかったが)
そして”浮雲”は全体のストーリーはこの2作とは
全然違うが、そこから香ってくるもの
遠い異国から戻ってきてのストーリー展開という類似点で
共通するシチュエーションの設定が興味深い.
原作が総て大物が執筆したというのも面白いし、
それぞれが素晴らしい作品(あくまで原作)となっている。
”帰郷”が映画化された年が昭和25年、
浮雲の映画化は昭和30年。
球形の荒野は昭和49年だったか。
日本が侵略していった国での出来事が人生を狂わせたという
結果がドラマテイックになり易いシチュエーションなのであろう。
この作品で娘に扮するのが津島恵子...
今は土曜ワイド劇場の牟田刑事官の妻の役で若い方は
ご存知だと思います。
彼女がとっても愛らしく、松田聖子さんをもっと
上品にしたような可憐な愛らしさです.
この映画の魅力は
戦後の日本が狂い咲きしている中で
無国籍者となった守屋の哀愁、その彼を慕いながらも
汚い商売に手を染めた高野左衛子という日本人離れした
キャラクターであろう。
そして父との対面に生命の喜びを彷彿させる娘のいじらしさ、
などがいつまでも深い感銘を与えて、そして消えないのである。
戦争の残した傷跡はいろいろあるが
馥郁たる香りのするこの作品は哀愁も、理不尽さも
言い難い魅力となって、優れた文芸作品となっている。
こういったエキゾチックな舞台背景という映画はハイカラで
ストーリーから離れてみても、
時代の香りとその雰囲気がなんともたまらなく私は
好きなのです。
ーー大仏次郎といえば≪鞍馬天狗≫、≪赤穂浪士≫などの時代物が
知られているがこういった現代ものもすばらしいものを書いている。ーー
ストーリー
戦時中のシンガポール、
一人の男、守屋恭吾と一人の女、高野左衛子がそこで知り合った。
男は海軍士官だったころ、仲間の不正の身代わりとなって
国外に去り、そのまま無国籍となって放浪の人生を送っていた。
女 高野左衛子は持ち前の美貌と才気で海軍に取り入り
ダイヤモンドの買占めで巨万の富を得ていた。
シンガポールは空爆下だった.
二人はむなしいという人生の共通点で
男と女になった・
左衛子はこの翳りのある男に強く魅かれていった。
しかし守屋の方は再び、左衛子に逢うことを拒んでいる。
女の仕事を軽蔑し、冷たく去っていく。
女は悔しさのあまり男の過去を憲兵隊に密告する。
そうやって男の気を引きたいというゆがんだ..これも
左衛子なりの愛情表現だったのかもしれない。
戦後、左衛子は築地で料亭とキャバレー(これも死語か?)を
営んでいた。
ふとした縁で、日本に残された守屋の娘伴子と知り合う。
恭吾の娘だとわかると
左衛子は守屋の消息を知りたくなり調べてみると
日本へ旅行中で、今は京都へ行っているということがわかった。
左衛子は要らぬおせっかいだが伴子に父のことを教えてやる。
自分が会いたいのも重なって、伴子に父親に逢うように勧め、
伴子の指に自分の指輪をはめてやるのであった。
そうすれば伴子の指を見たときに自分の存在を恭吾が
思い出してくれるのではと思ったのである.
伴子は今は再婚している母と養父との平和な家庭を
壊したくなくて、一人ひっそりと京都へ行って
父と会うのであった。
恭吾と伴子が京都苔寺で逢うシーンは感銘深いものがある.
父親の嬉しさ.。深い心が揺れ動く恭吾であった。
しかし今、娘の幸せと、平和に暮しているかつての妻の
平和を乱さない為にも
自分は日本にいてはならない異邦人だと悟るのである。
恭吾は築地で左衛子に逢う。
伴子と逢わせてくれたのは指輪を見ればわかっていたからだ。
左衛子はシンガポールでの密告という罪を詫びて、
この先の人生を一緒にと迫るが....
恭吾はトランプで決めようと...負ければ自分が左衛子の
言う通りになると。
長い放浪生活で恭吾はトランプはお手のもの。
左衛子の札から勝ち札を抜きとっておくのである。
これから先一生、孤独に生き、地の果てで孤独に死ぬであろう
恭吾のせめてもの人間らしい愛のあり様であったのではなかろうか??
制作 松竹 1950年度 この年のベストテンの上位
監督 大庭秀雄
出演 佐分利 信/木暮美千代/津島恵子
その後、森 雅之と吉永小百合でリメイクされましたが
これは吉永の青春映画の延長作品というだけのもの.
比較できない!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.≪京化粧≫
大庭秀雄という監督は余ほど着物美人がお好きらしい.
松竹で女性をそれも和服姿の主人公の映画を数多く撮っている。
決してA級作品ではないが、敢えて和服をということで
取り上げてみた。
≪京化粧≫
製作 松竹 1961年作
監督 大庭秀雄
出演 山本富士子(大映)/佐田啓二/清川虹子/浪速千栄子
岩下志麻/川津祐介/藤山寛美
お茶屋で、酔っ払いに絡まれていたところを
偶然助ける形になった事が縁で知り合った男と芸者.
男は女に興味を持ち始めるが、女は商売で近つ゛いたのか
どうか..したたかそうには映るが、、
知り合ってまもなく二人は一夜を共にする。
男は女を芸者稼業から身を引かせたくて
お金を工面しようとする。
女の名はおそのという.
別居はしているが母親を抱えているし、パトロンがいるようだ.
”人を騙すちゅうことはつらいことやなあー”
”騙したり騙されたり、うちらの商売はそういうもんや”
という芸者たちの会話からすると、
やはりお商売と割り切って男はんと接しているように思える。
同じ芸者でも、雪国に見る駒子の純情さはない。
男は作家か?もの書きのようだ。
付き合い始めてからも、男は女との間に
埋められない溝のようなものを感じてはいる。
女は男のーー普通の感情というものは理解できず、
男が一途になることさえ理解できない。
どっぷりとその世界の水に浸たりきっていて、
何かを感じながらもそれがどう違うかがわからないし、
どうする術も知らない。
妹分の小雪は(岩下志麻)それが、わかるゆえおそののことを
心配する。
群がる男たちも京のお茶屋の遊びに長けた海千山千ばかりなので
女たちもそれに染まっていきそれしか知らなくなる。
結局、男も、その狐と狸とのばか試合のような世界に
巻き込まれる形になり、
男は女に騙されたことになってしまう。
それでも、男はまだ女を引こうとしている.
女は自分で自分が分からないという意識はある.
今までとは違う何かが...
しかし、自分の置かれた立場ーーだんなさんというひともあり、
まとまな感情、付き合いの出来る筈もないが、だんだん
人を好きになることがどんなことかじわじわ分かってくるが
美しさゆえ、自分ではどうにもならない状況に
追い込まれていく。
なんとも不幸な身の上である.
最後は男は踏みにじられ、踏みにじられても、本当の
おそのがどういう人間なのかがわかりたくて執拗に
突き詰める。
そのときには女も自分の生きかたが
間違っていたことに気付くが
ぬきさしならぬ状況下になっていた。
結局、世界の違う人間だと
思い知らされ、京を去っていくことになる。
”君は最初から僕を騙すつもりだったのか?”
ー...無言...”あんたはんがそう思いやすんやったら
そう思うとくれやすうちは...”言っても取りかえしの
つかないことは分かっている。やっと人の心が分かった今
自分自身の定めというものを恨めしく思うおそのであった.
男と女とお金と、貧乏とそれだけの世界に
生きてきたおそのにとってそれ以上の教養、つましさなど
求めても土台無理な話なのかも知れない だが
美しさゆえの運命といえばそれまでだが あまりに哀しい。
こんな世界にいても、純な小雪には人の心がわかる。
哀しい女たちの世界。
しかし、この頃の女優さん、
こういう映画で必ず求められる日舞.
皆さん基礎がしっかりしていて舞いが美しい!
岡田茉莉子、有馬稲子、岩下志麻、山本富士子などなど
いろいろ女性映画を観て来たが
しっかりとした舞いを見せてくれた。
安心してみていられる。
この映画も全編着物で、美しい!
茜色、黒地、香色、白地、苔色などなど、さまざまな地色の
着物にうっとり!
女性映画、着物の映画はこんなB級作品かもしれない
作品にどっさりあるようだ.
もっと見つけよう!
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