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2021.03.04
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 菅総理大臣の長男(東北新社勤務)が、総務省幹部らを接待していたことが発覚して、現職の幹部らが国家公務員法上の処分を受け、総務省OBの内閣広報官が辞職した件です。

 1人あたり、7万数千円もする贅沢なディナーが振る舞われていたことがばれて、国民感情を悪くしました。


 過去、昭和の時代から、公務員と民間業者との関係については、汚職事件が起こる都度、適度な距離を取る必要性が確認されて来ました。平成になると、国家公務員倫理法・倫理規定が制定され、抜本的に解決したかに見えました。

 ところが、その後も、時々、指導すべき業者から接待を受けているのではないかと疑われることがありました。

 今回、それが姿を現したのです。

 しかし、「何てこと、やってるんだ」と口角泡を飛ばす論客には申し訳ないのですが、このことについて、既出のA検事とその同級生の方々は「運悪く、ばれちまったな」とバツが悪そうに言われたのだそうです。

 有名進学高校経由の東大卒でいらっしゃいます、A検事とその同級生の方々は、ご自分達が裁判官、検察官、弁護士、官僚、医師、実業家、政治家などであるだけでなく、もともと、法曹一族、官僚一族、政治家一族などにお生まれになっておられるので、その辺の、昔から現在に至る事情を知悉しておられるのだそうです。

 中には、ずばり、汚職事件で懲戒免職になられた身内をお持ちの方もいらっしゃるそうです。

 驚くことに、A検事とその同級生の方々は、民間業者による官僚の接待について、一定の理解を示しているのだそうです。

 その理由をA検事は次のように言われたそうです。

「子供の頃から、進学塾に通って頑張って、灘、開成、筑駒目指して。そいで、受かったらよ、今度は東大文Ⅰ目指してよ。東大在学中によお、司法試験と上級職国家公務員試験と外交官試験のうち、2つに受かってよお。これだけ頑張って、激烈な競争に勝ち抜いて来たら、裁判官になって、最低でも高裁長官になる。出来ることなら最高裁判事だけどな。検察だったら、最低、高検の検事長だよ」

「でも、あれなんだよ。どんなに社会的地位を極めて、年取って勲章貰ってもよお。世の中、やっぱり、金なんだよ。金が無いと豊かな生活はできないだろ。女房子供を幸せにしてやることは出来ない。親孝行も出来ない。俺たちに比べれば、学力が劣ってるのに、商社や外資系に行った連中を見ろ。あっという間に年収3000万、5000万だぞ。だからな、金銭的に裁判官、検察官、官僚なんて、安月給って感覚なんだよ。有名進学高校経由の東大卒の待遇にしちゃ、決して、良いわけじゃない」

「だから、分かるんだよ。霞が関行ったって(官僚になったって)裁判官、検察官と大差ない。局長や事務次官になったって、商社や外資系に勤める30代社員とどっこいどっこいの年収じゃねえか」

 このA検事の発言に、大手法律事務所のパートナー弁護士をしている同級生の方と、理Ⅲに行って医師をしている同級生の方が次のように反論されたそうです。

「おまえ、それなら、検察官にならなかったら良かったじゃないか。企業などの金持ち相手専門の弁護士になれば良かったじゃないか」

「今はどうか、分かんないけど、検察は、ちょっと前まで、裏金があって、それで良い思いをしてきたんじゃないか。おまえ、正規の収入の他に、年間いくら貰ってたんだよ。いや、いくら、くすねていたんだよ」

 すると、A検事曰く。

「まさか、検察が、こんな長時間労働で割が合わない職場だとは思わなかったんだよ。あーあ、金持ち相手専門の弁護士になるか、そもそも、文Ⅰなんて行かずに、慶応医か医科歯科大か千葉医に行って、美容外科医になれば良かったなあ。理Ⅲは無理かも知れないから」

「おい、検察の裏金の話はご法度だぞ。おまえら、この話題には触れるな。大変なことになるぞ」

 結局、官僚が受ける業者の接待について、この方々の見解は次のように一致したのだそうです。

「公務員の倫理規定で、業者に手心を加えちゃいけませんって、言ったってな。現実には、我々の仲間内のように、同級生の友達から頼まれたら、嫌とは言えないだろうしな。官僚に、完全にコネに左右されるなって命令することは酷だよ。官僚が、ある程度、コネで動くことがあっても仕方ないじゃないか」

「ただし、その謝礼は露骨にしちゃダメだと思う。巧くやらないと、やる方も、受ける方も墓穴を掘る。金額的な問題もあるだろう」

 最後に、A検事は先輩検事から聞いた話として、次のことを呟かれたそうです。

「今回の菅総理大臣の長男の接待なんて、金額的には、たいしたことじゃねえよ。昔の接待に比べればな。昔、銀行のMOF担がやっていた大蔵官僚の接待なんていうのは、もっともっと、凄かったそうだぞ。この接待の一部については贈収賄が認定されたから東京地検特捜部が動いたが、摘発対象になったのは、すべての業者の大蔵官僚接待のうちのほんの一部だ。検察はな、豪華な接待のほぼ全てを把握していたんだよ」

「今回、内閣広報官が受けた、7万数千円のディナー程度で驚くな。昔の大蔵官僚はな。一晩で50万円以上の接待を頻繁に受けていたんだよ。そして、別れる前にはな。車代と言って10万くらい包んで貰っていたってよ。昔の大蔵官僚にはな。今の財務官僚以上にな、東大在学中の司法試験合格者が沢山いたんだよ。そいで、法曹蹴って大蔵行ったもんだから、自分達は裁判官や検察官より偉いと思っていた。だから銀行のMOF担は最高の接待をやったんだよ」

「銀座、赤坂は当たり前。貸きり屋形船も当たり前。女性を要求する大蔵官僚にはな、20代の娘をあてがってやったってさ。MOF担が事前にホテルの予約までやっていたってよ。一応な、こんなことも、当時の特捜部は調べていたんだよ。当時の検事達は捜査しながら、羨ましいって、自分達も、こんな接待受けてみたいって、こぼしていたってよ」



 大蔵官僚の接待の実態は、検察がメディアにリークした後、当事者の著作によっても明らかにされました。



 検察が大蔵官僚と銀行との癒着を暴いたから、大蔵省は解体され、財務省と金融庁に分離されました。このことによって、かつての大蔵官僚の力が削がれました。

 検察は憎い。また、その検察と同調した裁判所も許せない、ということで、大蔵官僚接待事件から数年後、今度は金融権力側から、検察と裁判所に対する報復攻撃が始まりました。

 A検事曰く、金融権力側の言い分はこのようなものだったそうです。

「東大法学部で上位30人に入って、上級職国家公務員試験と司法試験を両方とも在学中に受かった俺たち大蔵官僚よりも格下の、お前ら、裁判官と検察官が、俺たちに向かってくるから、こっちも黙っていねえんだよ。お前らも叩けば埃が出るんだよ」

 この報復攻撃については、別の機会に詳述することとします。






























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Last updated  2021.03.04 14:46:06
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