Oct 30, 2003
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NHKの、「その時、歴史は動いた」。

「白虎隊」という名前を聞くだけで目がウルルンとするほど、幕末の数ある「~隊」という名の中でもおねえの中ではこの集団は、特別なものだった。
年端もゆかない15~17歳の会津藩藩士の子弟。何の経験も知識もない少年たちで組織されたその集団は、作戦侵攻中に隊長とはぐれ、とにかく城の状態をみきわめてその後の進退を考えようと目指した飯守山の頂上。そこで彼らが目にしたのは、城からの火の手。白く沸き立つ煙。
もはやこれまで、と、覚悟を決めて、自らの命を絶っていった、若者というには幼すぎる少年たち。本当は、城下町が燃えていたのであって、鶴ヶ城はまだ、敵の手には落ちていなかったのだ。何という、悲劇。
・・・と、そこでVTRからスタジオの松平アナウンサーへ。
待ってましたとばかり、松平アナは口を開いた。
おねえはその言葉を聞いて、自分の聞き違いかと思った。
「さあ、ここで、‘白虎隊グッズ’を紹介いたしましょう」と、彼らが持っていたゲベール銃の模型を見せたのだ。

まるでいまどきの若者がチャラチャラと見につける、流行りの持ち物を紹介するかのように。
あきれてものが言えないとはまさにこのことだ。
松平アナウンサーは、彼らの気持ちを、これぽっちも感じていない。そう思わざるをえない発言。言葉を使う事を専門としている人が選ぶべきものとは思えない、使い方。
そんな人の司会する番組、内容が良いだけに、残念だ。おねえは、残念がっている。
ホントの所、とても気分が悪い。





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Last updated  Nov 4, 2003 11:54:44 PM


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