Laub🍃

Laub🍃

2011.09.21
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カテゴリ: .1次メモ
 今日が就任最後の日。

 …と言っても、季節がまた廻れば、またここに戻ってくることができるだろうけれど。


 私とよく接してくれた人々が寂しそうに、名残惜しそうにしているのを見ると、彼女彼らにとっては不本意かもしれないが、嬉しくなってしまう。惜しまれて去ることのできる幸せ。

 ブムンには、手編みのマフラーを貰った。これから寒くなるからと。はにかむ彼女をぎゅうと抱き締めたくなった。きっとこれから中央で働く私が、心が寒くなった時に、きっとこれを手に取るだろうと、そうして泣きながらも温められるだろうと予見した。
 その時、ムクィスだったかムクィスの親友だったかーが、囃し立てたが、ブムンと、その隣で応援するブラヴインが照れる様子はとても微笑ましいものだった。といっては、彼女達に怒られてしまうかもしれないが。

 しかし、ブラヴインをまた怒らせてしまった私は、少し沈んでしまった。……ブラヴインやリシットやスピーネ、またフォムは今日は用事があるから、早めに頼まれたものを渡すべきだったのだが、ブラヴインからすると、私の渡したものは完成しているように見えなかったらしい。

 …彼女らしくもない、きつい言い方は、相当彼女がフラストレーションをためてしまっていることを…私が溜めさせてしまったことを、示唆していた。

 家でも何か溜め込んでいたのかもしれないが…フォムが以前言ったように…しかし、ここ数日の私の失態が原因の内かなりを占めているというのは過言ではないだろう。
 普段あまり話すことの無い人々とも、話すことになった。


 普段は独りで本を読んでいるようなネィグルが、私に教えて欲しいことがあると頼んできたのだ。

 古代書物の読解。

 ネィグルは、少しかじったことがあると前に告げたことがあるが、それはまだ初歩の初歩なのだと照れながらその言葉を若干修正した。


<編集中>





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最終更新日  2015.09.21 01:40:14
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