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2012年03月27日

4月からAmazon電子書籍の日本市場参入は本当か？

カテゴリ：電子書籍

Amazonが出版社に出した契約書について

これ、だいぶ前にメモしてあった記事だが、アップロードし忘れていたので掲載します。

Amazon、Kindleをドコモから発売決定か。発売時期は4月に？ : ギズモード・ジャパン

憶測記事（特にApple関係）に関しては、外れも多いので、あまり取り上げない方針の私だが、これは、かなり本当っぽいニュースなので、取り上げてみる。

Amazonが、4月には、日本で「Kindle touch」を発売するらしい。
WiFiも使えるが、ドコモの3G回線が無料で使え、オンラインで書籍が購入、ダウンロードできるようにする。
価格は、普及のため1万数千円に抑えるとのことで、北米価格と大差ないように見えるが、北米では3G内蔵タイプは発売していないため、その分は安いと言える。

コンテンツ提供の交渉も、山場を迎えているようで、今度こそ、本当にサービスが始まるのだろう。

残念なのは、「Kindle Fire」からスタートするのではないということで、雑誌、絵本や動画などの配信は、まずは後回し。活字の電子書籍市場の立ち上げを最優先するということなのだろう。

疑問点、不安点は次のあたり。

一方、「Kindle touch」のCPU性能は、「Kindle Fire」より1ランクも2ランクも下のはずなので、果たして、日本語電子書籍リーダーとして、どの程度快適なレスポンスで操作できるのか、不安を感じる。

・出版社との価格交渉は、ソニーなどの他のプラットフォームより特別に安くすることは難しいだろう。仕入れ値が変わらないとすると、3G料金は書籍料金に上乗せされる形になった場合、実際の本の料金がどのぐらい違いが出るのか、あるいは、利益度外視で他社に揃えてくるのか、注目だろう。

・ただし、著者が直接電子書籍を販売するケースが多ければ、そうした電子書籍は、思い切った価格の電子書籍が増える可能性はあるが、どの程度ありえるのだろうか？

4月までもう間もない。結果は、まもなく出るだろうが、どうなるか楽しみだな。