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2004.10.27

人の命

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長岡で土砂に埋まった車の中から、２歳の男の子が救出された。

帰宅してからテレビで現場の映像を見ると、異様に大きな岩がそこら中にゴロゴロしている恐ろしい光景。レスキュー隊員達の姿がいかに小さく見えることか。余震が続く中で、決死の救出活動は続けられていた。

夜、ドラマ「夜回り先生」を見る。
実際にこういう先生がいることは知っていた。しかし、見てみると、予想は完全に覆された。
予想したのは、先生のおかげで次々と少年少女達が更生していく姿、そしてそれにやりがいを感じる先生。
現実はそんなに甘くはなかった。先生のフォローにも関わらず、若者は次々と自らの命を絶っていく。自分勝手な親の犠牲になって幼い頃から傷付けられてきた彼らの心の闇は深い。薬物の依存症は、もはや本人の意志で克服できるものではないのだ。そんな死を一つでも防ぐために、夜回り先生はまた夜の繁華街へと向かうのである。

多くのレスキュー隊員や医療チームに助けられる命もあれば、親に見捨てられて生きる道を閉ざされる命もある。
命の重さというものを改めて考えさせられる一日だった。

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