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2025.11.28

【フランス】【Service national volontaire】2026年夏から「志願制国民軍事奉仕制度」「国内限定・有給・10か月間の軍事ボランティア制度」開始

テーマ：フランスあれこれ・・・(9903)

カテゴリ：カテゴリ未分類

【franceinfo.fr】【Service militaire volontaire】Rémunération de 800 euros, durée de dix mois, début dès 2026... Ce qu'il faut retenir des annonces d'Emmanuel Macron sur le nouveau service militaire volontaire

「サービス militaire volontaire」導入

「国内限定・有給・10か月間の軍事ボランティア制度」で、将来的には大規模化し、危機時には義務化される可能性もある仕組み。

純粋に軍事目的の制度で、ボランティア参加が基本。

対象は主に 18〜19歳の若者。

■期間と待遇

10か月間の任務。

月額800ユーロの給与に加え、宿泊・食事・装備が提供される。

制服着用、軍人としての身分を持つ。

■内容

最初の1か月は基礎軍事訓練（規律、武器操作、行進、歌など）。

残り9か月は国内の部隊に配属され、現役軍と同様の任務を遂行。

国内限定配備（本土＋海外領土）。国外派遣はなし。

2027年以降は警察・消防（パリ消防、マルセイユ海軍消防）にも参加可能。

■規模拡大計画

2026年夏に 3,000人から開始。

2030年には 10,000人/年、2035年には 50,000人/年を目標。

■義務化の可能性

原則は任意だが、「重大な危機」時には議会の決定で義務化される可能性あり。

■予算

2026〜2030年の軍事計画法により、追加予算20億ユーロ以上を投入。

■背景

国際情勢の緊張（特にロシアの脅威）を受け、国家防衛力強化を目的。

「若者の愛国心と軍との結びつきを強める」意図が強調された。

【YouTube】【Sud Ouest】【TV7】Service militaire volontaire Macron : les Bordelais réagissent !

https://youtu.be/fDdtWrreNWQ?si=F5uMgyiwAj_pd1bg

【YouTube】【M6 Info】Service national volontaire : qui est prêt à s'engager ?

https://youtu.be/DnnCOVYigVE?si=--7LKYjXSBzO0Vm-

【tf1info.fr】【Service national】 militaires, combattants, réservistes… Les effectifs de l'armée française en chiffres

https://www.tf1info.fr/politique/service-national-volontaire-annonce-macron-militaires-combattants-reservistes-les-effectifs-de-l-armee-francaise-en-chiffres-2409389.html?at_medium=email&at_emailtype=retention&at_campaign=OWP_NLPERSOTF1INFOLCI&at_send_date=20251128&_ope=eyJndWlkIjoiNmU0ZGQxYTBmYzZmMmZjYThlMzE2YTU4ZmIyYTNmNDAifQ%3D%3D

【franceinfo.fr】Service militaire : sur la base du volontariat, sur loterie, ouvert aux femmes... Que font les autres Etats membres de l'Union européenne ?

【フランス】【Service militaire】有償・任意の軍事訓練制度を導入する案

マクロン大統領は「新しい形の軍への奉仕」を検討。

現行の「サービスナショナルユニヴェルセル（SNU）」を変革し、10か月間の有償・任意の軍事訓練制度を導入する案が浮上。

「若者をウクライナに送るものではない」と強調。

【EU諸国の現状】

義務的な徴兵制を維持している国：オーストリア、キプロス、クロアチア、エストニア、フィンランド、ギリシャ、ラトビア、リトアニア、デンマーク、スウェーデン。

例：オーストリアは男性に6か月義務、女性は任意参加可能。

デンマークは抽選制で女性も対象に。

フィンランドは6か月〜1年、予備役は最大65歳まで。

近年復活させた国：リトアニア（2015）、スウェーデン（2017）、ラトビア（2023）、クロアチア（2025）。

リトアニアは抽選制で9か月。

スウェーデンは男女対象で最長15か月。

任意の制度を導入した国：ベルギー（2026開始予定）、オランダ（2023）、ブルガリア（2020）、ポーランド（2022）、ルーマニア（最近）。

期間は国によって4〜6か月程度。

■議論中の国

ドイツ：2011年に徴兵制を停止したが、2026年に2万人の志願兵募集を目指す法案が審議中。

ロシアの脅威を背景にEU各国で徴兵制や志願制が再び広がっている。フランスも「義務」ではなく「任意・有償」の新制度を検討。

ドイツは2011年に徴兵制を停止したが、ロシアの脅威を受けて2026年から新しい任意制度を導入予定。ドイツの新しい「任意の軍事サービス」の給料は、月額約2,600ユーロ（約2,000ユーロ手取り）に設定。

18歳の若者全員にアンケートを送り、希望や適性を確認する仕組み。

目標は2万人の志願兵を確保し、将来的に予備役を20万人規模に拡大。

■比較の視点

フランスが検討中の「任意サービス」は月800ユーロとされており、ドイツの給与は約2倍以上。

月額約2,600ユーロ（約2,000ユーロ手取り）の「任意の軍事サービス」給与は、基本的に現金支給のみで、住居費や食事代は別途軍から提供される形。つまり給与に住居・食事代が「含まれる」のではなく、給与とは別に宿舎と食事が支給される。

給与額新しい「任意の軍事サービス」では、ボランティアに月額 2,600ユーロ（総額）が支給され、税金や社会保険料を差し引いた手取りは約2,000ユーロとされる。

住居と食事の扱いドイツ連邦軍（Bundeswehr）の制度では、兵役中の志願者は軍の宿舎（兵舎）に居住し、食事も軍が提供します。これは従来の兵役制度と同様であり、給与とは別枠の「現物支給」として提供される。 → したがって、給与の中に「住居費や食事代が含まれている」わけではなく、給与は純粋に現金収入として受け取れる。

生活コストの実質負担宿舎と食事が提供されるため、志願者は家賃や食費をほぼ負担しなくて済む生活環境に。結果的に、手取り2,000ユーロが「ほぼ自由に使えるお金」として残るため、若者にとっては大きな魅力。

制度の狙いこの高額な給与と生活支援は、若者の入隊を促進し、ドイツ軍の人員不足を補うための施策。従来のボランティア兵の報酬（約2,150ユーロ）より 450ユーロ増額されており、待遇改善を強調。

【lesechos.fr】Un salaire porté à 2.600 euros par mois : comment l'Allemagne va réformer son service militaire

https://www.lesechos.fr/monde/europe/un-salaire-porte-a-2600-euros-par-mois-comment-lallemagne-va-reformer-son-service-militaire-2200943

【francebleu.fr】Tous les jeunes de 17 ans en Belgique vont recevoir un courrier pour le service militaire

https://www.francebleu.fr/emissions/ici-chez-nos-voisins/tous-les-jeunes-de-17-ans-en-belgique-vont-recevoir-un-courrier-pour-le-service-militaire-2275377

■対象者

ベルギーでは、17歳以上の若者に向けて約 149,000通の手紙が送付された。

■目的

新しい「任意の軍事サービス」への参加を促すキャンペーン。

完全にボランティア制。

報酬は月額 2,118 €（手取り）。

■募集人数

応募目標：3,500人。

実際に選抜されるのは 500人。

2026年9月から入隊予定。

進路の選択肢 1年間の任期終了後、参加者は軍務を終了。

職業軍人として継続、予備役に残るのいずれかを選べる。

すでに 1,100人以上が説明会に登録。

一方で、軍事化の進行を懸念する団体から批判も出ている。

国際的背景ドイツでは2026年から、18歳以上の男性に義務的な適性検査を導入予定。ただし軍務自体は引き続き任意参加。