きまぐれ梨日記

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2006/01/19
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カテゴリ: ママのお仕事
【ママ日記】

短大卒業して特別養護老人ホームに勤め出し、半年ほど経った頃の事。

その施設では一人の介護職員が5、6人の担当者を持つようになっていた。
担当者は誰よりも状態を把握しておかなければならない。
何か問題が起こった時、自分で対応策を考え、主任や指導員に報告し申し送りしなければならなかった。

ある日、担当している一人のばあちゃんが体調を崩し、4、5日あまり食事も入らず寝込んでしまった。
仙骨部が少し発赤してるとの申し送りがあり、クッションを当てたりして体位交換なんかもやっていたが
もともと栄養状態も良くなく、高齢でもあるこのばあちゃん。

毎日の処置の効果も虚しく悪化する一方…。
おまけに体位交換をしても、自分でモジモジと動き何の役にも立っていない。

どうしようもなくなった私は、変わり者で、なかなかアドバイスをしてくれないという噂のある指導員に相談した。

すると、足の爪を切りながら「じゃあさ、試しに昼食の後にベランダで日光消毒でもさせてみれば~。」と。

神にでもすがるような思いで詳しい事を決め、申し送りをする。
「昼食後に次の離床まで、みんなが30分程ベットで休む時間がある。
その時間に一畳分の畳をベランダに出し、おばあちゃんをそこに半分うつ伏せのような状態で寝かせ、リハビリパンツをズルン!と下げて、褥創部を日光に当てる。で、途中水分補給を必ず行う。」と。
もちろん、職員一同「なんじゃソレ!?」という反応。

ま、季節的にもあったかく、みんなは「あーだ!こーだ!」といいながらもやってくれ、ポケット形成しており骨まで見えていた褥創がみるみる小さくなり、奇跡の完治を成し遂げた!

痛みから解放され、元気に復活したこのおばあちゃん!


あれから何年も介護の仕事をしているが、こんな褥創の治療法は一度も聞いたことがない。

いやいや、おばあちゃんの真っ黒に日焼けしたお尻があれは間違いなく真実だったと語っている。

この治療法、もう一度試してみたいといつも思っている。





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最終更新日  2006/01/19 09:29:30 AM
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