●○なつ。の本棚○●

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2004年06月19日
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カテゴリ: ★★☆な本
ご存知の話題作をついに私も読んでみました。
映画化されたものと小説では内容が結構違うという話ですが、私は映画版は見ていません。


これぞ純愛、というストーリーといえばいいでしょうか。
主に、主人公朔太郎の回想シーンで綴られたお話です。

高校生同士の恋愛の一生懸命さ、幼くてピュアな気持ちがとてもよく表現されていて、主人公達に合わせて読み手もドキドキします。

両思いになってからもなし崩しにすぐに肉体関係になるのではなく(笑)、そういう描写は全くなかったのでプラトニックなまま終った恋といえるかもしれません。

何故終ってしまったのかというと、まだ本を読んだ事がない人でも知っているのではないでしょうか?
朔太郎の恋人であるアキの病死が原因です。

朔太郎の気持ち、愛しい人を無くしてしまう慟哭が本当に切々と綴られていて、切なくてしょうがないです。


特に、昔大恋愛をしたという大人の方が読むと、なんだか懐かしく切ない気持ちになる1冊だと思います。


本の中でよく出てくるのが「あの世」というのは本当に存在するのか?ということです。

朔太郎の祖父の恋もこのお話では大事な伏線となっています。

読み進むうちに、そして読み終えた後もあの世とは本当に存在するのだろうか・・と、何度も考えさせられます。





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最終更新日  2004年09月23日 02時27分18秒
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