2:花の慶次

keiji

第2話:花の慶次

イェー、調子は?AU@まんが道。
またしてもオレ、オレ(@詐欺)。

今回は、原哲夫クラシック。
原哲夫といえば、武論尊との大作、
北斗七星スティーロもあるが、
質的には断然こっちだ。
原作は、隆慶一郎氏の「一夢庵風流記」。
主人公は前田慶次。当代随一の傾奇者。
オレ的には、原作→漫画と読んでいった
(原作もクソおもれえ)が、
漫画はやはり視角に訴えてくる。
とにかく一話一話が熱い。軽く紹介しよう。
m(_ _)m(@くり~むしちゅう有田:
古いタイプの漫才師が、漫才中、
ネタのコントに入るときの一礼)

なんかの戦の後、
前田慶次、直江兼続、奥村助右衛門、
真田幸村、伊達政宗のクソすごいメンツで
酒をかわしている場面@露天風呂。
そこに後藤又兵衛が入ってきて、
「このメンツはすげえ。」(@後藤)
「このメンツなら10年で天下がとれる。」(@後藤)
的なことを言っていると、
「天下の取り方をおしえてやろうか。」
などとほざきつつ誰かもう一人入ってくる。
若い真田幸村などが、
「おっさん、大口たたくね。」(@真田)
などと言っていると、
湯煙のむこうからニヤリと笑いつつ関白豊臣秀吉が登場。
真田などはクソ焦って、アワワ。ハハッー(@笑い飯)だ。
「天下人は天がキメル。」(@秀吉)等のクラシック講釈の後、
兼ねてから前田慶次を気に入っていた秀吉が、
「これで、オレのところに来んか?」(@秀吉)
で人差し指を一本突き上げる。が、慶次は無反応。
「一万石とはすげえなっっっ」(@まわりのヤツ)
と思っていたところ、
「百万石では不満か?」(@秀吉)でクソにらみつける。
まわりのやつらは
「なんで、傾奇者に百万石か?はっ?」
で完全にドギモを抜かれた感じだ。
それに対して、
「人は日に米三合、畳一畳あればいい。」(@前田慶次)
のクラシックパンチライン。さらに、
「そんなことより一献くれまいか?」(@前田慶次)
でさらに追い打ち。読者的にはこの時点ですでに
『カッッッッーーー』(@読者胸中)だ。
「心して飲め百万石の酒ぞ」(@秀吉)のあと、
秀吉的にも「しゃーねーな」的にニヤリ。
夕日をあびながら、一介の「傾奇者」が「関白」と酒を交わす。

キマッタとしか言いようがない。
これが題:「百万石の酒」だ。

まあ、とにかく激チェキの大作全23巻?やったと思う。
持ってなかったら、即買いだ。


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