六枚目:GANGSTARR


イエー。調子は?

GANGSTARR。

っていうか、AUとも相談したが、
おれらがあれこれ書くよりも、
以前、どぐされBBSに天神レジェンドDJ:KWHATSが書いた文章を
乗せた方がREALだし、最高にDOPEだ。

ってことで、KWHATS氏本人の許可は取ってないが、
これ以上の、説明はないので、以下をあげさせていただく。
(以下KWHATS)

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そう、95年のあの日。
オレとDJ SAKAIは土曜日の営業が終わった午前4時くらいに別れ、
その4時間後博多駅で待ち合わせし、
二人でその頃の「ごっつ」のチェケチェケラーな
キャラクターMR.ベーターの口癖の
「パーティーいかなアカンねん!!」を二人で合唱しながら
9時発ののぞみに乗り込み、
博多では車両貸し切りだったものの
小倉駅で韓国人の団体が乗り込んできて
日本語を話すヤツはオレら二人だけ!!
な車両に連れられて大阪まで行ったのだッ!!!!

『JERU THE DAMAJAを見に!!』

しかし、ヤツは現れなかった。
理由は忘れたがDJ SAKAIが言うように
ホント対したことない理由でこんやったような気がする。
マリファナ所持で空港で引っかかったような気もする。

しかし、その他のメンツがスゴかったので、まあいい。

その頃のヒップホップシーンのライブは、
今と比べるとアットホームだったかもしれない。

ライブが終わった後、 O.Cは会場のクラブ(というかライブハウスか)の
フロアに普通におりてきてナンパしまくりだった。
ちなみにオレはトイレで用を足していると
おもむろに隣にO.Cがやってきてオレの横で
O.Cが小便をし始め一言
「AHHH,DOPE Japan is DOPE!!」
「DOPE?」
「Yeah!!,Japan is DOPE!!」
と黄色人と黒人との心の交流をかますに至ったのだが、
ちらりと覗いたO.CのチンPの巨大さに

「お前のチンPのほうがDOPEや!!」と日本語で一言。

LORD OF THE UNDERGROUNDのメンバーたちはアラーの教えか、
ステージは熱かったのに、終わるとあっさり退却。

圧巻だったのがプリモ!!DJ Premierだ!!

ドアオープンは18:00で
ライブ自体は確か20:00くらいから開始だったので、
18:30くらいから行けば余裕だろう、とか二人で話し、
会場近くのお好み焼き屋で
「本場、大阪のお好み焼きでも食べよう!!」
と余裕かましてたのだが、会場に入ってみて二人で目を疑った!!
前座DJもなく既にプリモが回してるではないか?
その頃のヒップホップDJの間ではマストだった
ニューヨークのラジオ番組Mix show Programである
「WBLS Understorm Live mixing only other vibe」
の世界がライブであってる、しまった!30分見逃した!
なんて二人で焦りながら前まで行ってプレミア仕事をチェック!

左側にターンテーブル2台を並べ右側にミキサー。
交互に操るレコード、合間に指を舐める仕草に完全にヤラレてしまった。

それから、約2時間後。
そのままライブが始まり、
最初はO.CだったかLORD OF THE UNDERGROUNDだったか?
とにかくライブ自体もスゴかったが、圧巻だったのはライブ終了後だ。

なんとその後4時間くらいプレミアさんは回し続けたのだ!!
次のDJ Wataraiに変わったのが、3時くらいだったと思う。
その間、延々と繰り広げられるプレミアワールド。
(O.Cはこの間もナンパしまくりだった。)
もともと朝までどっかのクラブで過ごし、
翌朝、午前中の新幹線で帰るつもりだったが、
完全にプレミアワールドを全うし、
精根尽き果ててデカイスピーカーの横でぶっ倒れてしまった。

もちろん、ガンガンビールを飲んでいたオレは
酔っぱらってたハズだが、あの時の記憶は忘れられない。
プレミアは最高だ!!
間違いなく90年代のシーンを作ったのは彼だ。
プリモがいなかったら、今のヒップホップのブレイクはなかった。
オレもここまでハマることはなかったかもしれない。
彼のループは21世紀になった今でもオレのハートを揺り動かす。
最近、低迷しているとウワサだが、オレはそうは思わない。
流行がズレただけだ。
成功すると他もイロイロやりだすヤツらが多い中、
黙々とトラックを作り続けているトラック職人のDJ Premierを
オレは最高にリスペクトしているし、
あの日延々と黙々と懇々と回し続け、
終わるとレコードボックスを自分で片付け、
サクッと会場を去る彼の後ろ姿にオレは確信しているゼ。

さすがに最後まで残っているヤツは少なくて、
「ハッハ~F.B.I.じゃないか?」
とにこやかに語りかけてくれながら、
「DJ Premier 95」と右腕に書いてくれた
「F.B.I.のウィンドブレイカー」は、いまだにオレの宝物だ。

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まじでしびれる話だ。
文句のつけどころがない。

GANGSTARRはどのアルバムもかっこいい。
個人的には3枚目か、4枚目か、ってところ。
聞いてて、当然なんで、
これ以上の説明はない。

ってことで勝手にあげました。
すいません>兄貴 THE KWHATS


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