肥満細胞腫

ぴーのおいたち?
肥満細胞腫

二回目のワクチンを打ちに病院へ。
さすがに二ヶ月近くも傷が治らず、また大きくなってきたのを不審に思い、獣医さんに尋ねてみました。
やっぱり獣医さんも例のごとく『先月の注射のあとかなぁ?』。。。
でも『一応検査してみようか』ということで、かさぶたをはがして検査することになりました。

獣医さんすごい。何のためらいもなく遠慮もなくかさぶたを剥がす剥がす。。。
見てるこっちが痛くなってきて、ぴーも痛いのかなぁ?とか思ってみるも
案外平然としてる…;痛くないんだろーか??

さておき、検査結果。
タイトルどおり 【肥満細胞腫】 でした。

【肥満細胞腫】は皮膚や脾臓、腸管にできる結構メジャーな腫瘍で、肥満細胞が無秩序に増殖することで生じます。
肥満細胞は普段は体の免疫反応にかかわる正常な細胞で、決して肥満の原因ではアリマセン(勘違いしてる方が多いそうで…;)
猫だと、皮膚にできた場合比較的良性。
脾臓、腸管にできた場合は悪性が多く、下痢や嘔吐を繰り返すとか。
ただし、皮膚の場合でも内臓性のものが転移している可能性もあって油断できないようです。

ちなみに、一般的に中年や高齢の猫に多く発生する、とどの本にもどのサイトにも載ってます。
どーしてぴー(齢1ヶ月)にできてしまったのか未だに謎。
獣医さんは、『まだ免疫機構ができてない胎仔の時に母子感染?してしまったんじゃないかな?』と仰ってました。
ホントかどうかわかんない。
そもそもこんな子猫の時期の臨床例はあんまりないそうで。

肥満細胞腫の治療法は、腫瘍の除去→副腎皮質ホルモン投与による再発防止が一般的で
除去するときは浸潤してる可能性があるので周りの皮膚や組織も一緒に取ってしまいます。
ぴーはまだ小さかった(当時1.3kg)ので、取れるぎりぎりの範囲
…周囲2cmを一緒に取ることになりました。

結果が出てから即手術決定。
授業の都合もあったので5日後の早朝からオペすることになりました。

その5日間、ひたすら後悔してました。
肥満細胞腫は早期発見早期治療が大事です。
一ヶ月前に気づいてれば、切る範囲もそんなに大きくなかったに違いないのに。。。
肥満細胞腫で検索して出てきたHP片っ端から見て、ほとんどが同じような内容なのにがっかりしたり、
もしこれでぴーが闘病生活に入ったらどうするか、この手術で死んじゃったらどうしよう
とか悶々と考えたりしてました。

結局手術は無事終了。その日のうちに帰って来れて、食欲もちゃんとあったので一安心;
組織切片の生検も、良性と判断されました。

ただ、肥満細胞腫はえらく転移しやすい病気です。今も、月一でしこりができてないか触診してもらってます。今は元気いっぱい傍若無人なぴーだけど、彼の老後はちょいと不安なのです。
抱かれ小ぴー


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: