りらっくママの日々

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2009年05月10日
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カテゴリ: オレとボク
今日の日記


「アイツとオレ28」





  今日は、赤木さんは研修なんですね。
  赤木さんがいないと、何となく会社がつまらないです。

  なんでかなーって、よく考えてみたら、
  私はココに仕事をしに来て、会社の人たちと仕事の話をするけど、
  大人の雑談をするのは、赤木さん位なんですよね。

  休み時間に、女同士で話してたりもするけど、
  それは、内容が全く違うって言うか…。
  趣味になった読書の話題ができるのも、赤木さんだけだし。
  いろいろメールで感想話せるのが楽しいです。

  帰っても夫は仕事で遅くて、
  食事をしてお風呂に入って、すぐに眠ってしまう。
  よく考えたら、会社で皆さんと話したり、過ごしてる時間の方が、
  家族といるより長いんですよね。

  こういうのって、何だか変ですよね。
  不思議ですよね。
  普通のことなんだけど。

  あ、何書いてるんでしょう。私。
  今日、仕事に空き時間ができてしまったので、
  つい、赤木さんがいないのにメールしてしまいました。
  それでは。


彼女のメールを読んでいたら、可笑しくなってしまった。
オレがこの前消したように、
彼女もいろいろオレに伝えたいことがあったんだと思った。

タカダさんの方を見る。
また黙々と仕事をしているようだった。

オレは、昼休み、みんながいなくなってからメールを書いた。

  こんにちは。
  オレも同じですよ。
  寮に帰ったら一人だし、彼女のとこでも待ちぼうけです。

  待ってる間は、以前はテレビを何となく眺めてボンヤリしてたけど、
  今は、タカダさんが勧めてくれた本を読んだりしてます。
  あと、オレは以前バンドやってたので、
  オリジナルでやれるような詩を書いちゃったりします。

  こないだ教えてくれた本、面白いですよ。
  彼女の部屋ではギター弾けないんで、
  (うるさくすると怒られる)
  彼女が勉強してる時は本読んでばかりです。

  前は本なんか読まなかったんだけどなぁ~。
  タカダさんのせいですね!


今度は消さないで出した。
彼女が本音をせっかく出してくれたのに、
オレだけカッコつけてるようで、バカらしくなったからだ。

そろそろ定時で帰る頃、タカダさんから返事が来た。
オレはそれをコッソリ読んだ。


  そうでしたか。私の趣味がお役に立ててるようで、嬉しいです!
  赤木さんも、帰ったら一人なんですね?
  何だかちょっと励まされました。

  彼女さんとは、結婚話進んでますか?
  あ!こういうの、オバサンになったみたいですねー!
  オバサンになるのは嫌だけど、興味津々です!
  では、また明日!


笑いそうになったのをこらえた。
仕事。仕事。

今日は久しぶりに先輩の手伝いで残業だった。

「何だよ、赤木、嬉しそうな顔してないか?」
先輩が言った。
「あ、ええ。日本が勝ったみたいですよ、サッカー!」

オレはさっき、喫煙所で同期がしゃべっていた話を思い出して誤魔化した。
吸わないくせに、休みに行ってたのが役に立った。

「そうか!勝ったか~!」
先輩は、喜んでいた。

「何対何?」

わからなかったので、仕事ことで慌てて話を逸らした。
自分のしていることが可笑しかった。


それから一日一回はメールをお互いに返した。
すごく些細なことだったりするけど、
それが会社の楽しみになっていた。


  昨日、帰ってから、久しぶりにバラエティ見ました。
  夫が興味なさそうな、恋愛もの。
  いなければ、こんな楽しみもあるんだよね。

  ひどいんだよー。
  ルックスの良い男性を彼女に近づけて、
  浮気しないか見るの。
  何で、ひっかかっちゃうのかなぁ?
  でも、私もひっかかりそうで怖い!
  だって、カッコイイ人が出てくるんだもの!
  しかも自分のタイプをわざわざ寄越すんだよ!


最近、彼女が帰ってからの行動は、
こんな感じのメールで何となくわかっていた。

  ダンナさん、恋愛もの嫌いなんですか?
  オレはそんなに嫌いじゃないですよ。
  その番組は見たことないなぁ。
  ちょっとチェックしてみよう!
  何チャンネルですか?

  でも、そんなこと言ってると、
  ダンナさんが好みのタイプを寄越してくるかもしれないですよ?
  用心用心!

  ちなみにタカダさんの好きなタイプってどんな人ですか?


翌日返事が来る。

  私のタイプ?
  じゃあ、赤木さんが教えてくれたら教えますよー!


オレがすぐに返事を返す。

  オレのタイプですか?
  ズバリ、タカダさんです!


さて、どう返事が来るかな?
もうかなり慣れてきたから、冗談だってわかってるだろうけど。

そう思っていたら、返事がなかなか来なかった。
冗談として取らなかったんだろうか?
だんだん不安になってくる。

帰り際に返事が来ていた。

  そんなこと言ってると彼女に怒られますよ?
  でも、私のタイプも赤木さんでーす!
  きゃー!相思相愛?


返事を返す。

  良かった。良かった。
  では。


翌日返事が来る。

  クールだなぁ。
  では。


もうすっかりバカだな。
まあいいや。

そんなことでもやってなきゃ、
今のオレは、
淋しくてツラ過ぎる…。


どうして、
恋人がいるのに、こんなに淋しいんだろう?

どうして、
こんなに側にいるのに、こんなに遠く感じるのだろう?

いっしょの家で過ごしているのに、
オレはオレの話ができなくなり、
サキは、自分のことを話さなくなった。

黙々と食事をして、
相手に触れていれば繋がっているように感じて、
安心するけれど…。

どうしてこうなってしまったんだろうか?

話す必要が無いから…

ただ、側にいてくれればいいから…

そんなこと思いながらも、
自分が何を求めているのかがわからない。

何をサキに求めているのかもわからない。

わからないから、もっといっしょにいたくなる。
いっしょにいたいのに、
いっしょにいれば、何かが足りないと思う。

ワガママなんだろうか?


いつか答えは出るのだろうか?




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最終更新日  2010年03月27日 16時29分01秒
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