りらっくママの日々

りらっくママの日々

2009年05月26日
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カテゴリ: オレとボク
今日の日記


「アイツとオレ36」



本当は最後とは言っても、自分の中で葛藤があった。

オレは、淋しい時は結構何も考えずに、女と付き合える人間なんだな…
って、自分のことを思ったけど、
今回は、ちょっとそれとは違う。

タカダさんが喜ぶ顔が見たいと思って、どこに行くか考えたり、
いっしょに過ごせるんだと思うと、ちょっとワクワクしたけど、
彼女は奥さんなんだし、
もう会えなくなるんだと思うと、
そんな思い出は作らない方がいいんじゃないか?

と、思ったりした。

やっぱり意外とオレは真面目なのか?
先輩では人妻なんかと平気で付き合ってたりする人もいるのに。

相手が本気になったから、
怖くなって逃げたよ。
なんて、笑いながら言ってた。

でも、オレの場合はどうだろう?
一応、そういうのは避けてたし、
恋愛対象外だった。

でも、割り切って付き合えていいとかって言う人もいる。
それは恋愛とは違うんじゃないだろうか?
よくわからない。

って言うか、人妻と恋愛?
マズイだろう、それは。

アオヤンはどうだったんだろう?
アイツは苦しかったって言ってた。
そしてちゃんと自分だけで終わらせていた。

でも、ただの食事だよ。
深い意味なんか無いはずだ。
そう自分に言い聞かせて、

で、やっぱり言い出したものの、
やめようかなって思ったりするのに、
翌日は、やっぱり最後くらい、
楽しい思い出が欲しいと思ったりした。

タカダさんから今日もメールが来ている。
オレは誘ったものの、特にいつにするか連絡をしていない。


  今日は、係長が「タカダさん仕事できたから、後任が心配だよ」
  って言ってくれました。
  そんなこと、あの係長が言うとは思ってなかったから、
  ちょっとウルウルきそうになりました…。

  いろんな思い出ができて、
  本当にこの会社で働けて良かったな~って。
  今更ながら思ってます。
  ツライ時も、我慢して良かったって…。 


こんなメールをもらえるオレだって嬉しいですよ。
少しずつ、お互いの本音を出せるようになっていったメール…。
コレも、もう終わり。


  オレも、そう思ってますよ。
  タカダさんは、すごく頑張っていたし、抜けたらその穴は大きいです。
  それにしても、あの係長が…。
  タカダさんスゴイじゃないですか!

  ところで、以前言っていた話ですが、
  いつなら大丈夫ですか?


結局迷ったものの、オレはいつもの世間話の最後にこうメールに書いた。

タカダさんから返事はなかなか来なかった。
もしかしたら、オレと同じように迷ってるのかもしれない。

でも、それならそれでいいかもしれない。
無理に作るような思い出なんて、
作っちゃいけない気がした。

なのに、どこかガックリ来てたりして、
オレは一体何なんだろう…。

さて、今日はもう帰ろう。
そう思って、帰りにメールをチェックしたら、タカダさんから返事が来ていた。
今日はもうあきらめていたのでビックリした。


  すみません!今日は引き継ぎのこと等で、忙しくて全くメールが開けなくて~。
  最後の日以外の週末ならいつでも空いてます。
  楽しみにしてますね!


読んでいて、それなら良かったと思うと同時に、
向こうは大して意識していないんだろうと思った。

そうだよな、単なる食事。
オレがおかしい。
気を持ち直して、今週の金曜で約束をする。
終わったら、携帯に連絡して下さいと。


金曜日。
その日は研修出張で一人だった。

オレは昼飯を食べ終わり、携帯を見てみると、
見慣れない電話番号が表示されていた。
自宅番号のようだった。
携帯番号なら、無視するところだったけど、
何となく気になって、折り返し電話をしてみる。

通話音の後に出たのはタカダさんだった。

「あ、ビックリした~!」
「こっちこそ、ビックリしましたよ!」

「ゴメンね、今日は有休消化しちゃったの。
派遣でも、何年も勤めるとあるんですよ。
でね、どこに行けばいいんだろう?って、
聞いておこうかと思ったけど、やっぱり夕方まで待ってようかな~って、
電話かけたものの、すぐ切っちゃったの。
履歴残っちゃったんだね。
仕事中、スミマセン。」

「いや、今は大丈夫ですよ。昼休みなんです。
じゃあ、せっかくだから、こっちの近くまで来てもらおうかな。
実は、そうしてもらおうかと思ってたんで。
早目になって良かったですよ。」

オレは待ち合わせ場所と時間を指定した。
一応、オレが遅れた時を考えて、まずは喫茶店にした。

それまでは、会う実感がなくて、
何だかソワソワしていたけど、今度はワクワクしてきた。
退屈な研修の話も、
これが終わると会えるんだと思うと、
ちょっと気合が入った。

あ~、オレは単純だな。
ただの食事だっていうのに。

終わると、とりあえず自分の気持ちを落ち着けるために、
周りに合わせて研修場所を後にしたけど、
駅が見えるとつい足が速くなった。

電車に乗る前に、
一応、予約しておいた店に電話をして、時間を早くさせてもらう。

電車の中では、とにかく落ち着きたくて、
何かをしていたくて、
タカダさんを待つ間、本でも読んでようかと持ってきた小説を開いたけど、
何だか頭に入らなかった。
まあいいや、ほんの何駅か。

待ち合わせの店に入る。
中にはタカダさんが待っていた。

見て、ちょっと驚いた。
いつもならシンプルなスーツを着ているのに、
今日は女性らしいワンピースだった。
化粧も。
キレイだった。ホントに。

心臓が高鳴る。
誘って良かったと思った。




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最終更新日  2010年03月27日 16時59分26秒
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