りらっくママの日々

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2009年06月22日
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カテゴリ: オレとボク
今日の日記


「アイツとボク49」




「友達がいると、作ってくれるのね?」

カリナが皮肉混じりに言った。
ボクは笑って誤魔化した。
作ったのはお好み焼きだった。

「あ~、飲み過ぎで食いすぎたのかな?腹が痛ぇ~。」

「大丈夫かよ?そんなに食った?」

赤木くんは胃薬をもらって飲む。

「産まれたら、病院まで見に行くよ。
あ~でも、その前にオレが病院だ。
ケツになんかデキものができちゃったみたいでさ、
この前入院した病院じゃなくて、
もっと小さいとこに通院することにしたんだよ。」

「そうなの?大丈夫かよ?」

「あ~、何とかな。
ようやく有休消化できるようになったから、早いとこ行ってくるわ。」

そして、カリナが台所から戻ってくると、
カリナに言った。

「ねぇ、そのオナカさ、触ってみてもいい?」

「いいわよ。
オナカだけならね。」

赤木くんがクスクス笑う。
そしてボクのことを、いいのか?って感じで見る。
ボクもいいよ、と頷く。
そして、カリナのオナカに手を当てた。

「うわ~。ホント卵みたいだな。
わっ!」

慌てて手を引っ込める。

「どうした!?」

「今、グルグルって動いたぞ!
すっげぇ~!」

ボクとカリナは赤木くんのその様子を
顔を見合わせて笑った。

「なぁ、この子女の子?
そしたら、オレの嫁さんにしていい?
お~い!オレの嫁さんになってよ!」

赤木くんが手を当てながら言う。

「え~、赤木くんがボクの息子になるの?
勘弁してよ~。
年だって違い過ぎるって!
おーい、男でいいぞ~!」

ボクが笑いながら言った。
ボクもカリナも、
子供の性別は生まれるまで聞く気はなかった。
生まれるまでのお楽しみってやつだ。

「この子が女の子で、赤木くんのことすごく好きになったらいいわよ。
でも、泣かせないって約束してね。」

カリナが笑いながら言った。

「約束しますよ。お母さん。」

赤木くんは真面目な顔で言うと、堪えられないように笑った。

「やっぱりヤダなぁ。同じ歳の息子なんて。
でも、まあいいか。
そうなったら長生きしてよ。」

モチロンでしょ~と赤木くんは嬉しそうだった。

「体鍛えて、ちゃんと惚れさせないとな!」

赤木くんの中では、女の子だと決まったらしい。

そうして赤木くんは帰って行った。


倒れたと聞いたのは、

その3日後だ。





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最終更新日  2010年03月27日 17時35分12秒
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