りらっくママの日々

りらっくママの日々

2010年04月14日
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カテゴリ: ある女の話:サキ
今日の日記







土曜日、

カズユキは案の定二日酔いで、なんだか会っても、かったるそうだった。

「ねえ、やっぱり今日会うのやめた方が良かったんじゃない?
私、帰ろうか?」

食後にコーヒーを飲みながら、ぼんやりしてるカズユキに言った。

「え?なんで?」

「だって、ダルそうだし。」

「いや、ちょっと、まったりしてただけだよ。


「ふーん。」

でも別にカズユキから会話をふってくるワケでも無く、
私達はぼんやりと店から見える外の風景を見ていた。

何だかつまらない。

私も、昨日はどうだった?とか聞けばいいんだけど。

カズユキもそのことに触れようとしないし。

やっぱり、なりゆきみたいに付き合い始めたのが良くなかったのかなぁ。。

そんなこと、ポツリと思う。


   オレたち付き合おうか?

カズユキがそう言った時は本当に嬉しかったのに。

嬉しかったはずなのに。


何だかマニュアルみたいに感じる。

普段に聞いたことが無い。

何となく隣にいたから、何となく付き合ってるって気がする。

何となく私が彼を好きそうだったから、何となく付き合ってる気がする。

私が好きじゃなければ終わる気がする。



もうずっとこのままなのかもしれない。


「やっぱ、オレのとこ来てもらってもいい?」

「え?ああ、うん。」

ホントは気が進まなかった。

一人暮らしをしているカズユキの部屋。

カズユキとゴロゴロしながらテレビを観てると虚しくなる。

私は今日カズユキと会うためにバイトが終わってから、
締め切りのレポートを慌てて仕上げていた。

こんなことなら今日のデートに持って来ちゃえば良かった。
あれじゃあ中途半端だし。

ミサコちゃんからショッピングに誘われてた。
でも、彼とデートだよね。って消えた。

寮の先輩から合コンの話も来てた。
でも、彼氏いるから悪いよね。って声をかけられなくなった。

クラスの子からサークルの勧誘もされてた。
でも、入ると自由にカズユキと会えなくなるかもしれない。

気付くと、私にはカズユキしか、いないみたいになってる。
カズユキには私だけじゃ無いのに。

私ばかりが好きなの?

つい、そう思ってしまう。

会わないと膨らんで行く。

そんな自分の思いが重たい。


もう私のためにデートのプランなんて考える気も無いのかもしれない。

ずっとこんななのかな?私達。

面白いテレビなんて、やってない。

カズユキは、いつの間にか眠ってしまった。

私はここで何をしているんだろう。


帰りたいと思った。

でも、どこに?

帰ったら泣き出しそうな気がする。


テレビの中で笑う人々を見て、
私は溜息をついた。



(続く)

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最終更新日  2010年04月14日 19時56分49秒
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