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少年漫画あるいは児童漫画で知られる藤子マンガですが大まかな区切りは3つあると思います。子供向け(低年齢層・園児~小学生低学年) 「モッコロくん」「Uボー」など少年向け(小学生~中学生) この層にほとんどの藤子マンガが集まります。青年向け(高校生~大人) 「SF短編」「中年スーパーマン左江内氏」など『てぶくろてっちゃん』は完全に「子供向け」に分類されるマンガですね。サンタを信じるかどうかなど子供目線のストーリーになってます。■ てぶくろてっちゃん2巻から取り上げます【送料無料】てぶくろてっちゃん 2巻(藤子・F・不二雄 大全集)■ サンタはいるのかいないのか女の子の友だち、ようちゃんといいあいになる。■ サンタを作るのが1番■ サンタの型作りを始めると・・・■ 本物のようなサンタの出来上がりこの、不思議な手袋によって何でも作れてしまいます。■ けれど これでは煙突から入れないかもしれない■ ダイエットを始めるサンタ体型を気にして、体重を落とそうとするサンタ。サンタは、存在感が重要ですから太ってようが関係ないと思いますけどね。■ さっそく どこかの家へお邪魔子供たちが、大勢やってくる。■ 大家族だった■ サンタさんもビックリ子供たちが30人もいるとは驚きです(笑)■ サンタの袋もすっからかん < 『 別荘のオバケそうどう 』 より >■ てっちゃんたちが山の別荘に着くと・・・見知らぬ男がやって来た・・・■ 男は 何だか感じが悪い大人がいないことをいいことに勝手に、上がりこんできた。■ オバケで退治させようと考える■ てっちゃんの作ったお化け参上■ でも 怖がってもらえない■ オバケの作戦は上手く行かなかったこのオバケは可愛らしいので怖がらないかもしれませんね~少しだけ2色カラーのページがあります。カラー扉絵も収録されてます。 < 『 いろんなクスリで大失敗 』より >■ たくさんのクスリを作ったてっちゃん「デブニナール」とは笑ってしまうネーミングですね~■ ようちゃんを太らせてしまった(笑)「ヤセール」を発明すれば世界的大ヒット商品になりそうですね(笑) < 『 仙人になったてっちゃん 』 より>■ お母さんに怒られて家出したてっちゃんは・・・それじゃあ、仙人になろうと仙人がいそうな高い山へ向かう。■ 人に聞いて 仙人を見つけるてっちゃんあまりスゴそうではないが弟子入りを希望してみるてっちゃん。■ 修行は厳しいらしい<■ 山登りは大変・・・先に、くたびれてしまったのは自称「仙人」のおじいさんだった・・・■ てっちゃんが思わず本音を・・・■ てっちゃん曰く 仙人とは・・・背後からの攻撃も、見事によけ相手をアッと驚かせるのが仙人だと、マンガで読んでいた。■ 背後から近づくと・・・見事に!? 命中してしまう。本当に仙人でしょうか?(笑)■ てっちゃんがマンガを見せると・・・「藤子不二雄は、ろくなマンガを描かん」と怒られてしまう(笑)どうやら、マンガの仙人のレベルが高すぎるようです。■ 結局は てっちゃんが作ってしまう空飛ぶ雲や、杖やヒゲなどを作っててっちゃんは、自分で仙人になりました。めでたしめでたし。■ 元・小学館編集者の野上暁(のがみあきら)さんの解説>「てぶくろてっちゃん」は、「ドラえもん」の原点でもあり>F先生のその後の作品にもつながる要素がたくさん入っていて>こどもマンガの隠れた名作だといってもいいでしょうこのように、とても高い評価を述べられてます。大人になると、気づきにくくなりますが子供たちの想像力をふくらませ、どこか夢があって優しく楽しいものが、たくさん詰まっている・・・それが、理想的な名作児童マンガなのかもしれません
2011.06.20
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数ある藤子マンガの中でもちょっと特別な作品である「てぶくろてっちゃん」です。実は、第8回小学館漫画賞を受賞しています。1962(昭和37)年のことです。あまり知られていない賞かもしれませんが年に1人しか選ばれないという大変名誉ある賞なのです。(現在は複数の作家が選ばれますが当時は1人)なぜか今年まで、50年もの間一度も単行本として発売されませんでした。残念ながら、児童漫画は売れないという見方もあったのかもしれませんね。大ヒットとはならないかもしれませんがそれでも、受賞作が未単行本化であることはずっと、さみしく思っていました。それがようやく藤子・F・不二雄大全集で日の目を見ることになりました。てっちゃん、おめでとう~~~■てぶくろてっちゃん藤子・F・不二雄大全集 てぶくろてっちゃん 1巻■ 第1話 『ふしぎなてぶくろ』てぶくろの説明は、この1コマのみです。不思議でもあり、魔法のようでもある手袋です。■ 紙を折ったツルが飛ぶ小さな子どもたちが、すんなり読めるように科学的な説明は一切ありません。(このページは赤の入った2色カラーです)■ 『まほうのとびら』よりドラえもんのどこでもドアを連想させるとびらです。(まだ「ドラえもん」発表前です)■ おつかいを頼まれるてっちゃん親戚のおばさんの家に行くことになります。■ とびらくぐると・・・■ まさにどこでもドア■ 今度は動物園へ他に、どこへ行こうか考えるてっちゃん。動物園に決めます。■ なんとライオンが!!間違えて、ライオンのおりの中へ入ってしまいます。■ 向かってくるライオン■ 『土かんロケット』なんと今度は、土管を使ってロケットを作ってしまったてっちゃん。■ 見つけた惑星に着陸■ 宇宙人!?タコ型宇宙人の登場です。宇宙人や火星人は当時、タコのモデルが多かったようですね(笑)■ 襲われる2人普通ですと、子供がロケットで宇宙の旅というのは、まず描けないと思います。「それは無理だ」とハッキリ分かっているからです。しかも、まだ人類が月面着陸を達成する前の時代です。児童漫画でも、殻を打ち破った設定だと思います。私は、この話が一番驚きました。(内容ではなく設定に)ロケット構造や、宇宙空間のあり方に、F先生も悩まれれたかもしれませんが「子供たちがワクワクして楽しめればいい」というこども読者へのサービスを優先されたのだと思います。■ 『おそくなった遠足』よりてっちゃんが作った木の車で、山に出かけます。女の子の名前は、ようちゃんといいます。■ やさしい ようちゃんてっちゃんは、川に落ちてしまったのでお弁当が水浸しになってしまってます。■ 帰りは迷ってしまう・・・■ やさしい てっちゃん山の中を歩き続けて、くたびれてしまい泣き続けるようちゃんを、おんぶするてっちゃん。子供たち2人の優しさもさりげなく描かれています。児童漫画には、こうした部分もあってほしいですね。子供でも大人でも、優しさは大切なことです。それでは、最後にCMを・・・「作ろう」っていうと「作ろう」っていう。「てっちゃん」というと「ようちゃん」という。「もう遊ばない」っていうと「いいようだ」っていう。そして、あとでさみしくなって「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。マンガだけでしょうか、いいえ、誰でも。『てぶくろてちゃん 大全集』より提供 by FC(藤子的コマーシャル)■ ACのCM
2011.04.05
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