全602件 (602件中 1-50件目)
「安西先生…!! 日記が書きたいです……」ということで、1年ぶりに更新してみようかと。ちょっと先日、横浜まで生観戦に行ってきたので。今年は、セ・リーグの本拠地でDH制を採用するということで、交流戦では守るところのなかったペーニャも久々の出番。初回、そのペーニャが加賀美からいきなりペニャって3点先制!4回にはTが右翼席上段まで持っていく、と。みんなで、ホームベースをちゃんと踏むか確認し……。8回にはまたまたペニャった!打球は左翼席の上を特急のように通過していき、場外へ。推定150m弾。あまりの当たりに打球を追ってしまい、まともに撮影できんかった……。実は試合前、この球場なら出るんじゃないかと息子には言っていたのだ。「多分、場外まで飛んでいくぞ」と。投げては、ディクソンが淡々と6回を投げ……。馬原、佐藤達、比嘉と繋いで完勝!まァ、セ・リーグ最下位とパ・リーグ首位だからね!……。そう「首位」なのである。「進撃」だなんて、パクリ根性丸出しのキャッチフレーズ、ベタンコートの貧打ばかりが印象に残ったオープン戦、そして、2年連続開幕戦延長12回サヨナラ負けと、ろくでもない予感しかしなかったのが、まさかの“快”進撃である。一体、その要因はどこにあるのか?1番は西の急成長だろう。開幕8戦8勝。ピンチを背負っても、ちゃかちゃか投げ急ぐことがなくなったことで、自分の間合いで勝負できているというか。とにかく崩れない。キャプテン・坂口の「きっと、大丈夫」という言葉がお気に入りらしく、帽子の裏にそれを書き込んでいる。「きっと」の部分が大事だという。好調の要因、次はペーニャかな。今季序盤、オリックスはよく左投手と対戦したのだが、左キラー属性を持つこの怪物がいたことは幸運だった。開幕前、李大浩がいなくなったと言ってみんなは騒いでいたけれど、実は結構、このトレードもどきは間違いなくこっちのwin。彼は、広い球場では成績がガクンと落ちる傾向があったし、塁上に出たら最後、各駅停車になってしまう。一塁の守備では、勝負所でのミスが目立つ場面もあった。その点、ペーニャは当たればスタンドイン。走塁も意外と積極的で、先日の横浜でもタイムリー内野安打を稼いだ。基本、DHだから守備で迷惑をかけることもない。因みに、李大浩の名物だった本塁打後のパフォーマンスも心配なし。名前の「Wily」と勝利の「win」を示す2Wサイン。駿太とのコンビは結成25年目のベテラン漫才師のようだ。そして、何よりチームの雰囲気を盛り上げてくれるのがGJ。普段の明るいキャラクター。そして、原拓が拙い走塁をした時に激怒した、あの闘志。もうペーニャに関しては、ハイタッチでもして、味方の肩をそのパワーで脱臼させないことを祈るのみだ。ノーモア門田。優勝を逃したあの悲劇。好調の要因、最後は森脇采配を挙げたい。貧打の去年から一転、何とか点を取ろうと動いている。劇的に増えた盗塁。バスターやスクイズも増えた。交流戦前、ソフトバンクとの首位攻防戦では、積極的に選手を動かしたことで、伊藤のサヨナラ犠飛を呼んだのだ。あとは投手起用でも、去年とは違う。試合が始まった直後でも、スパッと先発を降ろす。中継ぎにしても、去年より無理をさせていない印象だ。というのも、佐藤達、比嘉に馬原が1枚加わったことが大きい。去年のようにあと1イニングを任せられなくて自滅……、というパターンが減っている。まァ、勝負弱い一面もまだ残ってはいるけれど。何にしても、このチームは発展途上。秋にはもっと強くなっているように思う。そう期待して……、きっと、大丈夫。その頃には、素っ気ない森脇監督のインタビューも変わっているさ。
2014.06.01
コメント(3)
ご無沙汰である。故障者続出で最下位に終わった去年。最終戦で西がノーヒッターを達成しても、日記更新のモチベーションは上がらなかった。今季初の生観戦・ヤクルト戦も12対2と大敗。やはり、モチベーションは上がらなかった。…あまりに酷くて途中で帰ったわ。与四球数2桁って。松葉、鴨志田、松本、小松(怒)しかし、この週末の生観戦で気が変わったッ!1泊2日横浜の旅、みごと連勝である。まずは土曜日、最大のポイントは7回裏であろう。スコアは9対8とオリックスがリード。6回途中から登板していた比嘉を続投させるか、8回に登板予定の佐藤達を前倒して2イニング行かせるか、という場面だったのだが、マウンドを託されたのは…今季から古巣復帰のベテラン・平井だった。エース・金子(8失点)が作ってしまった大荒れの流れ。6回裏には対右打者用決戦兵器の比嘉も打たれた。平井もまた、大苦戦を強いられてしまう。松 本 ⇒ 安打宮 崎 ⇒ 死球石 川 ⇒ 犠打モーガン ⇒ 死球(微怒)一死満塁のピンチを背負った平井。続く打席には、3割超の打率を誇る金城が入る。金 城 ⇒ 三邪飛助かったあああああ!しかし、この後の打者が問題なのである。打率3割5分超、本塁打は既に23本。前日、報ステで特集されたばかりのブランコ。この試合でも、金子から一発を放っている。佐藤達の前倒しも頭をよぎった。でも、ベンチは動かない。平井で勝負だ。はたして、結果は…三振んんんんん! とことん落ちるボールを振らせた。この後、佐藤達と平野佳がまあ、順調に抑えて勝利。苦労人・山本カズサクが本塁打を含む4打点。7回表、起死回生の逆転2ランを放った李大浩が、今季初めてお立ち台に呼ばれた。一方、DeNAのA級戦犯は金城だろう。2回表には守備で伊藤の当たりを後逸して1点を余計に献上。更に4回裏と7回裏、2度の決定機凡退は、スタンドで一揆が起きそうな雰囲気だった。結局、4時間以上の長丁場。最後まで付き合ってくれた娘は偉い。☆☆☆そして、日曜日の試合である。西対三嶋という前回対戦と同じ組み合わせ。あの時は糸井とカズサクのソロ2発で勝てたが…5割復帰。勝負を分けたのは、2つの暴投だった。1つ目は1対0とDeNAリードの4回表。この回、李大浩&糸井が連打を浴びせ、無死二・三塁。ところが…カズサク ⇒ 三振後 藤 ⇒ 三振瞬く間に二死二・三塁となってしまう。続く打者は3割打者・伊藤…なのだが、次が西なので敬遠策は常套手段である。なんかね、それっぽい匂いはあったさ。でもさ、本当に敬遠球を暴投するとはね!これで同点。鶴岡が「オイオイ」と三嶋の首根っこを掴んでマウンドに向かって行ったのが(爆)で、2つ目の暴投というのが7回表。この時も、DeNAが1点をリードしていたが…1)二死から坂口がノリの焦りを誘って二塁打。2)深江の打席で、吉川が暴投。3)ボールを見失う捕手・鶴岡。4)坂口、一気にホームを陥れて同点。しかも、この深江が普通の遊ゴロを快足で内野安打にし、3番・リーグ打点王のバルディリス。5)2ラン♪これぞ“ベイスボール”であろう。因みに、深江の遊ゴロを内野安打にしてしまったのは、この春、試合中にちょうちょを追いかけるという伝説を作り、座禅で復活してきた梶谷である。☆☆☆これは球場が盛り上がった。中畑の猛抗議。何気にこの時のスクイズ失敗は助かったなあ。着ぐるみたちによる茶番。セカパカダンス。今季、李大浩が本塁打を打つと、何人かでカメラに向かってポーズをします。それにしても、デーやんは横浜で4戦4発。交流戦の“風物詩”坂口の固め打ち。今日は4安打。で、ヒーローはもちろんバルディリス。1つ素朴な疑問。イニングが始まる時、ボール回し後、一塁手が投手にボールを渡すわけだが、ブランコはいつも右足を前にダーツ投げをしている。あれって、何か意味があるのだろうか?
2013.06.09
コメント(1)
今日は横浜スタジアムでの生観戦。チケットが格安6割引で手に入ったため、内野指定S席なんて贅沢をしてしまった次第である。ほうら、ベルたそが手の届く距離に!しかも、試合の方も……。大勝\(^o^)/これで今季、生観戦3戦3勝。あまりに暑く、数年ぶりに球場でビールを飲んだ。マスコットの連中、大変だったろうなァ。<1点目>二死一・三塁から後藤がセンター前へ。秀逸だったのは、技術よりもむしろ談話の方で……。「久しぶり過ぎてコメントが浮かびません」試合前までの交流戦打率、たった.143。後藤に1本出たことで、いつもとは違う試合展開になったともいえよう。それにしても三浦は、勝手にバタバタしていた印象。あと、登場曲『リーゼントブルース』が頭から離れん。<2~4点目>神宮の時と同様、4回に失点を喫した西。なんとか筒香の犠飛による1点に抑えた直後、5回表のことだった。またもスケールズがシュアな打撃を見せ、野中が送るという形でチャンスメイク。そして、バルディリスの打球が三遊間を破っていく。すかさず勝ち越しッ!そして、李大浩。なんと、生観戦での本塁打率100%。試合終盤以外でも打つんじゃん!実質、試合はこの2ランで決まった。大反省中にも見える1枚(↑)。バルディリスの適時打は、私が“マニアの読み”で、李大浩の本塁打は、妻が“女の勘”で見事予言的中。<5~9点目>試合が壊れたのは、8回表のことである。四死球で一死満塁とした後、代打・日高が適時打、スケールズが犠飛、野中は下園の拙い守備もあって三塁打、更にバルディリスも適時打を放って一挙5得点。日高は広島戦でのサファテ打ちもあって、代打の切り札感が増してきた。スケールズも3安打1四球1犠飛の大活躍と、坂口の穴を埋めてくれている。野中は古巣相手にいいところを見せられた。まァ、こうなると平野・岸田も休めるわけで。最後はマクレーンが2イニング行って、試合終了。今日は、出場した選手全員が見せ場を作ってくれた。……大引を除いて。1週間以上安打が出ていないけど、大丈夫?Please crick here !!
2012.05.27
コメント(1)
余勢を駆って、今日も生観戦へ。まァ、昨日ほど興奮はしなかったけれども、接戦をモノにしたどォォォォォ!明日は早朝から金環日食らしいので、今日は手短に書くぞ~!<最初の1点、バルディリスの本塁打>相手が館山ということもあり、序盤はいつも通り点が入らないと思っていたので、「こんなにも簡単でいいの?」という感じ。追い込まれてから、エライ甘そうなボールが来た。滞空時間が長く、しばらく放物線に見惚れた。そんな本塁打だった。ってか、昨日の途中退場は結局何だったんだ?<先発・西>オーナーに一喝されてから、勝ち星はつかないものの我慢強い投球を見せている。今日も、素晴らしい出来だったのではないか。特にスライダーが冴え渡っていた。残念だったのが、4回。2死球の影響か、相川に対して押し出し。この1点がなければ、次の回も投げられただろうに。<勝負所の5回>『動くが負け』なんて著書を書いた岡田監督が、随分と早いタイミングで仕掛けたものだ。6番・バル ⇒ 死球7番・川端 ⇒ 安打8番・鈴木 ⇒ 犠打ということで、一死二・三塁。次は9番・西という場面だったのだが……。岡田監督、代打・北川を送ってきたのだ。西をこうもスパッと諦めるとは。昨日、ロマンを引っ張った小川采配とは対照的。でもさ、北川を消費しなくてもよかったのでは?一塁が空いたこの状況では、四球に落ち着く可能性が高いわけだし、出塁した場合には別途代走を立てなくてはならない。しかも、北川ではスクイズなどの奇襲も匂わせにくい。案の定、結果は四球⇒代走・中村。で、次が1番・森山なわけである。森山……。奴は俊足の自覚がないのか、昨日から簡単に内野フライばかり打ち上げやがる。当然、代打である。Tの登場に、左翼席が沸いた。一死満塁。打った。打球はショート・森岡のもとへ。併殺打……!?ところが、ヤクルトが今日もやってくれた。なんと、ファンブル。1点勝ち越しだァァアァァ!川端の強攻が成功したことも含め、連敗時にはなかった勢いを感じる。昨日の勝利には、それほどの力があった。<塚原、プロ初勝利なるか?>5回の投球は素晴らしかった。しかし、6回になって妙に崩れたね。ホームベースの随分手前で1バウンドするボールが目立ち、一死満塁のピンチを招いたところで降板。初勝利は持ち越しとなった。<今日のMVPは香月でしょう>この6回のピンチで登場したのが、昨日、延長11回を呼び込む好投を見せた香月だ。今日1安打、1押し出しの相川に対して、フルカウントまでもつれ込むも……。二飛。最後、見送られたら2つ目の押し出しという高めの直球。ヤクルトにとって、あの1球が大きな分水嶺だった。<平野、元気ですか?>明日は試合がないし、昨日はやられたし、そもそも、今季は球速があまり出ていないし、「正直どうなの?」という意味で、2イニングかな?今日は、やはり球速的には物足りなかったけれど、無難といえば無難な内容であった。<李大浩が開眼したかも>今日も最終回、2ランを放った。右中間に弾丸が突き抜けていく感じの。押本自慢の直球を打ったというのもいい。ウイニングショットを叩ける4番は頼もしいからだ。しかし、4安打4得点だものなァ。確かに、最悪の流れからは脱出できたっぽい。Please crick here !!
2012.05.20
コメント(2)
遅ればせながら、今季初の生観戦である。今年もついつい薄着で出掛けてしまい、神宮球場の左翼席で震える羽目になってしまった。9回表の時点では2時間半ほどだったのが、まさか延長11回、4時間近くの熱戦にもつれ込むとは。今日は久しぶりだし、あえて!長々と書くぞ。試合前のスタメン発表。オーダーには意外な名前が並んだ。1番・森山、2番・野中、3番・大引、4番・李大浩、5番・バルディリス、6番・安達、7番・川端、8番・鈴木、9番・木佐貫。坂口が前節の巨人戦で右肩脱臼してしまったため、森山、野中という快速コンビを1・2番に。普段2番を打つ大引は3番に置き、更に6番に新人の安達を初めてスタメンで使ってきた。……アレ!? キャプテェェェエェン!?貧打、拙守、故障者続出という三重苦にあって、現在、チームは泥沼の6連敗中。はたして、この打線で打開できるのか!?そんな中で始まった試合。先制点は2回、ヤクルトだった。二死から、まさかのロマンかよ!投手とは思えない技ありの一打orzその後も、田中に安打を許して満塁。しかし、ここで崩れ切らないのが今年の木佐貫だ。森岡をフォークで屠り、最少失点に抑えると、以後、危なげない投球を見せていく。問題は、やはり打線だった。3回、先頭の川端がチーム初安打を放つも、続く鈴木が初球をゲッツー。4回、これまた先頭の野中がファールで粘り続け、せっかく内野安打をもぎ取ったのに、3番・大引は2球目をあわやゲッツーの三ゴロ。走ることも、送ることもせず、俊足の走者を殺した上、更に次の4番・李大浩が注文通りのゲッツー。6回には、数少ないポイントゲッター・バルディリスが、何やら足を痛めたらしく、ベンチに引っ込んでしまった。あまりの酷さに苛立って、怒って、呆れ果てて……。「馬鹿か!!!!!」思わず声に出てしまったよ。ってか、左翼席で吐かれる嘆息がどれだけ多かったか。ところが、遂に流れが傾く。7回裏、木佐貫が二死満塁のピンチを凌いだ直後=8回表。岡田監督が1枚目のカードを切ったのだ。代打・後藤。5球目を引っ叩き、初めて二塁を踏んだ。普段ならここで適時打待ちの岡田監督だが、川端には犠打。一死三塁。48の自滅技“鈴木に代打を出さない病”が発病する恐れもあったが、代打・北川。低めの球を上手く掬い上げると、打球は距離十分。見事、犠飛で同点である。よぉし、これでわからなくなったァ!しかし、懸念はあった。今年、平野がよくない。去年のような絶対的な信頼感が感じられない。案の定、先頭打者に安打を許すと、畠山にフェンス直撃の二塁打を打たれ、勝ち越されてしまう。Bs 000 000 01S 010 000 01残すは9回表。ヤクルトはバーネットをマウンドへ。前列で観戦していた親子が、席を立った。その隣で観戦していた4人組も諦めた様子だった。でも、この試合はここからが長かった。先頭は代打・T。しかし、怪我で試合から長らく離れており、まともに打てるかは疑問符が付いた。投ゴロ。次は野中。実はここまで自分の持ち味を生かすべく、逆方向に転がそうという姿勢は好感度が高かった。三遊間を抜ける安打。一死一塁。相手は外国人投手だ。揺さぶれ、揺さぶれ!左翼席からは「走れ」コール。大引、あっさり見逃し三振。二死一塁。残るは、李大浩のみとなった。ポンポンとストライク2つ。野中は何故か走らない。我が家も観念した。ところが、李大浩は伊達じゃなかった。カウント3-2から、6球目を強振!打球がこっちに向かってくる、向かってくる。ほぼ真後ろ、3メートルくらいだろうか、通路に着弾!Bs 000 000 012S 010 000 01左翼席、狂喜乱舞である。敗北まであと1球という土壇場からの逆転劇。いやあ、いい試合だったなあ。誰もが、そう思った。……に違いないのだが、岸田が。勝利まであと1球と追い込みながら、藤本に同点打orzBs 000 000 012S 010 000 011今季初の生観戦は延長戦へと突入した。延長10回表、オリックスは押本を攻め立てる。まず、先頭の後藤がセンター前へ。すると、川端がまたも犠打成功。打席には、鈴木に代わって守備に入っていた斉藤。……だったのだが、初球を内野フライ。一体、鈴木といい、斉藤といい、何を考えているのか。頼むから“進塁打”って言葉を覚えてくれよ。案の定、次の中村が安打を打っても還って来られず、代打・荒金も遊ゴロに倒れて無得点。引き分け規定の3時間半まであと13分。マウンドには、香月。今、ウチの中継ぎの中では、最も安定感があるかもしれない男。三者凡退! 時間も、まだ残っている。Bs 000 000 012 0S 010 000 011 0延長11回表ッ!ヤクルトは左腕の日高を送り出してきた。野中、右飛。大引、またも右飛。あっという間に二死である。またしても、李大浩頼りの場面となった。しかし、次の打者はバルディリスの代役・山崎。臭い所ばかりを投げてくるのは容易に想像できた。はたして、結果は臭い所どころか、明らかなボール球を4つ投げて四球。んん?ここで、ヤクルトベンチは日高を降ろし、増渕を登板させてきた。んんん?一緒に観戦していた家族には、大胆にもこう宣言してみた。「チャンスが出てきた。山崎が繋いだら、勝つ」増渕は球威で勝負するタイプで、決して制球力の良い投手ではない。更に、この場面を想定して万全な準備をしてきたか?繋ぎさえすれば、今日2安打の後藤だ。初球、ファール。2球目、ボール。3球目、ボール。4球目、ストライク。追い込まれた。そして5球目。泳いだバッティング。力ない打球がショートへと転がる。ショートゴロ・オブ・ザ・ショートゴロである。しかし、山崎が全力疾走。アレ、ショート荒木の動き、緩いぞ?一塁ベースを踏んだ後にヘッドスライディング。判定は、セーフ!!!!????繋いじゃったよ。後藤だァァァァァ!とはいえ、二塁走者は鈍足の李大浩。単打では得点できるかどうか微妙である。……とか思っていたら。また捕手が敬遠気味に構えているゥゥゥゥゥ!んんんん?「今、打席にいるのは打率.240台だぞー」「正気かー」「次の打者は打率.290台だぞー」「しかも今日2安打だぞー」「流石に三塁からなら李大浩でも還って来るぞー」いろいろ野次ってみたのだが、ヤクルトバッテリーは考えを改めない。二死満塁。じゃあ、仕方がないよね。川端、やっちゃいなYO。ってことで……。右中間真っ二つ。走者一掃。Bs 000 000 012 03S 010 000 011 0普段はウチがやるような自滅でしたな、ヤクルトさん。ということで、最後はミンチェが〆て試合終了。いやァ、野球はまさに2アウトからだわ。素敵な笑顔だったね、今日のヒーロー。今日も好投が勝ち星に繋がらなかったけど、試合後に笑顔が見られてホッとした。流れを変えたのは、間違いなくキャプテン。今日はベルが来ていて、ウチの子に手も振ってくれたよ。因みに、我が家に帰って録画を見てみたら、李大浩の大ファールと本塁打のシーン、家族全員ガッツリ映っていた。バーネットは今季初失点だそうで。Please crick here !!
2012.05.19
コメント(2)
09年、札幌で初めて導入された婚活シート。2試合で62組がカップル成立し、以降、他球場でも行われるような人気企画となった。同じく09年、千葉では解説者付きシートが発売。ロッテOBの平井光親氏&武藤一邦氏が、バックネット裏で観客に解説した。05年、仙台の足湯シートも面白い企画だった。当初、外野席に設ける予定だったのが、球場外でのモニター観戦になってしまったのが残念。――近年、独自のアイデアを上乗せすることで、集客を伸ばそうという試みが増えてきている。そんな中で、おそらく歴史上初の珍事が発生した。1つの企画について、こんなにも賛否両論が巻き起こすとは。ゴールデンウィーク中、DeNAが本拠地6連戦で打ち出した集客作戦の目玉――。“全額返金!?アツいぜ!チケット”。1枚4000円。試合の満足度によって、ファンはチケット料金を返金希望できる。負けた場合は全額まで、勝った場合は半額まで。まさに「金返せ!」というヤジ通り!今季も最下位を走るチームならではのアイデア企画だ。前代未聞のチケットは、話題殺到。売れ行きは好調だった。しかし、前代未聞だけに落とし穴があった。期間中、DeNAは3勝1敗1分(中止1)と、ヤクルト&中日相手に大健闘を見せたのだが……。なんと、250枚売れたチケットのうち、213枚までもが返金を希望してきたのだ。返金希望率、実に85.2%!最終9回裏、ラミレスと中村の連続ソロで、奇跡的に追い付き、引き分けに持ち込んだ4日も、50人中48人が返金希望。12対1と圧勝した5日も、50人中28人が返金希望。そのうちの多くが上限2000円を払い戻させたという。最高の結果を見せても「金返せ!」となっては、選手のモチベーションを下げるだけということで、中畑監督は「二度とやらないで」と訴えた。こうして、各方面でこのチケットは物議を醸すように。「勝っても満足しないファンってどうなの?」「勝ったら返金不可にすればよかったのに」「ある意味、狙い通り集客と話題作りはできた」などなどなどなど。個人的には、とても有意義だったと思う。最大の根拠は、返金理由を書くためのアンケート。ファンは自分の思いを球団に直接届けることができ、球団はファンの生の声を知ることができた。因みに、ファンの意志が反映されるチケットというのは、これが初めてではない。但し、漫画の中でだが。もう7年も前のことになる。『ソムリエ』や『LIAR GAME』の作者として知られる甲斐谷忍が、『ONE OUTS』という野球漫画の中で、あるチケットを登場させた。その特徴は……。○ 価格は通常の1.5倍。○ 主人公のチームが負けた場合、全額返金。○ チケットの端に「MVPチケット」という 投票用紙を添付してある。○ 投票用紙は5枚。チームが勝利した場合、 勝利に貢献したと思う選手を観客が記名する。○ 試合終了後に集められたMVPチケットを集計し、 換金して選手にギャラとして支払われる。○ MVPチケットの価格は価格値上げ分が割り当て。 従来2000円だったチケットは、 1.5倍の1000円値上げされるため、 MVPチケットの値段は1枚につき200円となる。○ なお、年俸制は廃止。 ギャラの全てはMVPチケットで支払われる。なんと、観客が選手のギャラを決める!正直、凄いアイデアである。作者としても余程の妙案だったのか、『LIAR GAME』でも再登場させたほど。但し、今回の全額返金チケットよりも更にファンの在り方を問われるかもしれないな。最後に――。今回、DeNAは企画初日に大敗を喫したわけだが、そのアンケートの中身が妙に共感できた。「昨年から同じ打者に打たれ過ぎ」とか、「打線が繋がらない」とか「守備が拙い」とか、「見ていてつまらない」とかとか。今、オリックスファンも同じようなアンケートが書けます。Please crick here !!
2012.05.16
コメント(2)
正月番組で、2人のオリックスOBを見かけた。1人は“番長”清原和博である。『芸能人格付けチェック』に出演。出番は100万円のワインを飲み当てるのと、100g1万円の牛肉を食べ当てるのと。いやァ、流石は「持っている」男だったね。まず、ワイン。どちらも不味くて答えは微妙と言いながら、正解。次に、牛肉。「牛の味がした」という根拠で選んだ答えは、またしても正解。……食べたのは、どちらも牛肉だったのだが。GACKTとの2ショットも実現させた。2人とも歯が白くて、眩しかった。さて、もう1人のOBというのが、“パンチ”でお馴染み佐藤和弘である。『とんねるずのスポーツ王は俺だ』に出演。石川遼や池田勇太らが打ったショットをグローブでキャッチするのだが、池の上に設えられた浮島で捕るため、時にはドボン!なんてこともあるわけで……。47歳、どんだけ体を張っているんだと。「この頑張っている男は、元オリックスなんだ」そう息子に伝えた。ブーマーの映像に食いつく規格外の6歳。パンチにも興味を示すかと思いきや……。無反応、だと?待て、倅よ。オリックスファンとして、パンチを知らんとは何事ぞ?ドラフトは“大豊作”と言われる1989年組。野茂英雄、佐々木主浩、与田剛、佐々岡真司、潮崎哲也、西村龍次、葛西稔……。そんな錚々たる面子と並び、1位指名だった。野球の成績は同期の1位には及ばなかったが、プロ在籍も5年と短い方ではあったが、彼には他の誰にも負けない特長があった。指名挨拶の電話を受け取り……。「上田監督だよォ、佐藤です、はじめまして。 会社の方と相談して決めることですけれども、 自分の心はひとつです!」更に、初めてのキャンプを終えると……。「マラソンで例えれば、ヨーイドンでスタートした 直後にコケちゃったというところですね」パンチ節はなおも続く。「あっちこっち擦りむいて、やっとのことで 起き上がって国立競技場を一周して外へ出たら、 もうロサ・モタ(ソウル五輪金メダル)の姿が見えない」演歌好きなパンチパーマの兄ちゃんが、1文節ごと噛みしめるように、マラソンの例え話をするのだ。そのキャラクターは瞬く間に全国区となり、オープン戦で安打を打った際には、「ところで、ロサ・モタは今どこ走ってんだよ」と、一塁塁上で落合博満にツッコまれるほどであった。余談だが、パンチのマラソン例え話は、亜細亜大時代の恩師・矢野祐弘総監督が、よく野球をマラソンに置き換えて説教していたことに影響されたのだという。1年目、1990年。42試合。2年目、1991年。46試合。3年目、1992年。35試合。4年目、1993年。3試合。5年目、1994年。23試合。一軍と二軍を行き来するような代打要員。特に、真ん中の3年間、土井正三政権下では干された。それでも、この間、知名度はチームで一番だったと思う。 “さとうかずひろ”というどこにでもいそうな名前の男が、だ。転機は5年目の1994年だった。キャンプ中の出来事……。パンチ「岡田(彰布)さん、一緒にカメラの前で、 今年復活にかける、と言いましょう!」岡田「復活って、俺はそうやが、お前、ええ時あったんか」結局、パンチは「ええ時」がないまま引退した。パンチはこの年から就任した仰木彬監督にタレント転向を勧められたのだ。因みに、登録名を「パンチ」にしたのもこの年だ。そして、チームの主役の座を明け渡したのも。“すずきいちろう”という、スタンダードすぎて逆に珍しい名前の男に。そう、イチローのことだ。最後に、パンチの影響力を示した事例をもう1つ。それは1990年、西武の契約更改でのことだった。球団代表に「いくら欲しい」と訊かれ、「心はひとつです!」とパンチ語録を使った奴がいるらしい。その名は、清原和博。この一言により、清原はプロ5年目で年俸1億円の大台を突破したのだった。☆☆☆今年の年賀状でござる。Please crick here !!
2012.01.12
コメント(2)
前々回の続編である。野球選手の名前に意味をつけよう!今日は“野手編”ということで。まずは捕手陣。ヒダカ【hidaka】=意外性があること。語源:「エイッと振ったらピョーンと入った」 サヨナラ本塁打。あとリード。ツジ【tsuji】=指名されること。語源:千葉では渡辺俊介、大阪ではマクレーン。用例:かつては前田が金子にツジっていた。フミヒロ【fumihiro】=ケガをしても出場すること。用例:“スペランカー”多村がフミヒロ。 明日はおそらく槍が降るでしょう。サイトウ【saitoh】=ポロリのこと。語源:やたらと投球をこぼすことから。 極稀に女性の水着が不意に外れることも指す。イトウ【itoh】=大病やケガを乗り越えること。備考:背番号は61⇒54⇒22と早くも3つ目。 そのうち『出世魚』を意味するようになるかも。ヨコヤマ【yokoyama】=ブログ要員のこと。注意:自分でブログを開設してはならない。 あくまで他人のブログにのみ出演すること。次は内野手。ミツタカ【mitsutaka】=スロースターターのこと。語源:春先はいつも2割そこそこ。秋は4割。 転じて『帳尻合わせ』を意味することも。ヤマサキ【yamasaki】=気配を消せること。注意:「地味」とはニュアンスが違う。 地味ならば誰でも隠し球が出来るわけではない。オオビキ【ohbiki】=神通力を持っていること。語源:神社に生まれたおかげか、試合中、 円陣で声出しを担当すると、何故か勝つ。キタガワ【kitagawa】=笑顔のこと。語源:応援歌の一節「えーがーおーできーめろ」♪ 笑顔で「僕の顔を食べなよ」と言える男だ。バルディリス【baldiris】=見た目とは裏腹なこと。語源:俊敏な守備からは想像できないほど鈍足。用例:雨の中、不良が捨て猫を拾う行為がバルディリス。カジモト【kajimoto】=ユーティリティのこと。語源:内外野を守れる上、スイッチヒッター。 転じて『使いやすい人材』の意味も持つ。最後に外野手。モリヤマ【moriyama】=モミアゲが長い人のこと。注意:カツキとの誤用に注意。 モミアゲと髭を繋げた場合がカツキ。アカダ【akada】=『ワンピース』大好き人間のこと。用例:実話だが、妻はアカダである。 特にチョッパーグッズには目がない。シュンタ【shunta】=三乗のこと。語源:史上初の外れ外れ外れ1位から。用例:立方メートル=シュンタメートル。サカグチ【sakaguchi】=全力疾走すること。用例:“番長”清原がサカグチ。 明日は槍が降るでしょう。ティー【T】=肉をたくさん食べること。語源:2月9日“ニクの日”生まれから。 ティーパーティーはお茶会ではなく、焼き肉会。ヨシダ【yoshida】=同期と比較されること。語源:鳥谷、青木という左打ちの同期がいることから。 あまり気分のいいことではない。フカエ【fukae】=足が速いこと。用例:ナムコスターズのぴのは、とてもフカエ。 同義語にノナカがある。タケハラ【takehara】=珍しいこと。語源:左投右打の野手ということから。用例:今時、キン消しなんてタケハラ~。☆☆☆シリーズ・我が家の一角。我が家の“神棚”である。Please crick here !!
2011.12.09
コメント(0)
最近、仕事に飽きてくると、動画サイトで昔の珍プレーを見て気分転換をする。その中で、やはり鉄板として出てくるのが……。“川崎球場ネタ”である。グラウンドは仄暗く、スタンドは閑散としている。そこでは、カップルがダラッとイチャイチャ。目の前で行われている野球なんて、見ちゃいねえ。そんな姿が映像でお茶の間に流れると、キャッチボールをする奴、バドミントンをする奴、柔道の乱捕り稽古をする奴、麻雀卓を囲む奴、鍋をつつく奴、流しそうめんを楽しむ奴まで現れた。そう、当時のロッテはというと、どこまでも弱く、人気のない球団だった。「テレビじゃ見れない川崎劇場」なんて、自虐的なCMを流したが、観客は来なかった。球場をオシャレスポットにしようと、『URe-P』なんてフリーペーパーを発行し、「ハマスタ」に対抗して「サキスタ」と言う呼び名を定着させようとしたが、観客は来なかった。チケットが大量に盗まれたが、棚卸をするまで1週間、その事実に気付かないなんて笑えない事件もあった。川崎球場は、いつも閑古鳥が鳴いていた。この球場が開場したのは1951年。“工場の町”川崎の社会人野球チームのために建てられたのが、歴史のはじまりである。初のプロ野球公式戦は52年、東急フライヤーズvs.大映スターズ。そして54年、ここを本拠地とする球団が現れる。高橋ユニオンズ。しかし、ここもまた弱くて人気のない球団だった。長谷川晶一氏の著書『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』(白夜書房)によると、チームは3年で消滅。その間、貯金を作ったのは、たった1日だけ。1試合の観客数が29人ということもあったという。55年には、リーグが定めた最低勝率.350を下回り、罰金を徴収されるという体たらく。その翌年も罰金の危機に立たされると、最終戦に八百長まがいの試合を仕組んで、何とか2年連続の屈辱を免れたという、まさに“最弱”。川崎球場には照明灯が増設され、後楽園球場よりも高い照度を誇ったが、そこではいつも閑古鳥が鳴いていた。この球場を次に本拠地としたのは、大洋ホエールズ。57年のことである。しかし、ここも60年に日本一に輝いたものの、やはりトータルでは弱く、人気のない球団だった。78年にやって来たロッテオリオンズも先述の通り。88年10月19日、近鉄とのダブルヘッダーは歴史的名勝負となったが、観客が急に押し寄せたため、球場側が慌てて入場制限をしてしまい、空席を埋めきることはできなかった。そして91年、この球場を本拠地にする球団はいなくなった。その後、老朽化の進んだ川崎球場は取り壊しが決まる。プロ野球最後の試合は、99年3月26日。この場所から巣立っていった千葉ロッテマリーンズと、横浜ベイスターズとの対戦だった。スコアはなんと、22対6……(汗)大味な試合だったにもかかわらず、球場には、まさしく溢れかえるほどの人々が集まった。現在は軟式野球やアメフトを行う施設として生まれ変わった川崎球場。あの仄暗いグラウンドと閑古鳥が鳴くスタンドは、もうない。☆☆☆余談だが、川崎球場の初代代表取締役社長は、久米正雄という人物である。あの夏目漱石の門人となり、後にその一家と愛憎劇を繰り広げた文豪。どこかで聞いた名だと思っていたら、我が母校の大先輩であった。Please crick here !!
2011.12.06
コメント(2)
もう4~5年くらい前になるだろうか。野球選手の名前に意味を持たせようと、いろいろ書いたことがあった。例えば……。イチロー【ichiro】=安打を放つこと。トマソン【Thomasson】=無用の長物。キヨハラ【kiyohara】=肉体改造をすること。今回は、オリックスの選手で考えてみよう。マニアックなファンなら、全部わかってくれるはずだ。では、投手陣から。コンドウ【kondo】=オール平仮名で話すこと。用例:ことしは むすめが ばるでぃりすを おぼえました じつわですキサヌキ【kisanuki】=街を1人で歩くこと。注意:街を歩く際、存在感を出してはいけない。 あくまでもノーオーラで。フルカワ【furukawa】=ドラフトで競合を避けること。語源:09年ドラフト、岡田監督のコメント。 「菊池とは一言もいうてへん」から。ヒラノ【hirano】=素敵な外角低め快速球のこと。用例:実況「ヒラノ決まった! 見逃し三振んんん!」カツキ【katsuki】=モミアゲと髭を繋げること。注意:口髭はなしで。キシダ【kishida】=雨男のこと。語源:NTT西日本時代、ドーム球場の試合が 台風で中止になったことから。チヒロ【chihiro】=カルピスで美白になること。用例:A「奥さん、本当に肌がキレイですね」 B「チヒロの賜物ですわ」テラハラ【terahara】=思わず打球に足が出ること。用例:野球だけでなく、バレーボールでも使える。 実況「強烈なスパイク~! 拾った、テラハラ~!」イハラ【ihara】=勝利投手一歩前で逆転されること。注意:本来の意味は以上のものなのだが、 最近は早々にKOされる時も用いられる。コマツ【komatsu】=長すぎるWBC後遺症のこと。備考:15勝を挙げ、新人王を獲った08年から3年。 今では、二軍のローテーション投手。ヒガ【higa】=牽制が巧すぎてボークを取られること。語源:今年8月に起きた事件から。 岡田監督曰く「比嘉の牽制は給料が取れる」カモシダ【kamoshida】=ユニフォームを貸すこと。語源:今年9月に起きた事件から。 借りたスンヨプはこの日V打を放つ。フィガロ【figaro】=アクロバティックな投ゴロのこと。用例:実況「高く弾んだ打球、見事にフィガロりました」ヨシノ【yoshino】=30代半ばで球速が上がること。語源:10年の契約更改、本人のコメントから。 昨年から今年で、防御率は27.00から1.19に!ノブエ【nobue】=四球と怪我を繰り返すこと。備考:1年以上戦線離脱中。ナカヤマ【nakayama】=高速で瞬きをすること。注意:テンパっているのかと思いきや、 大胆な投球を見せることもある。マクレーン【maclane】=チェンジアップ頼みのこと。注意:チェンジアップが通用しない、 或いはストライクゾーンが狭いと炎上。ニシ【nishi】=ニコニコすること。用例:A「あの人、ニシってていい人そうよね」 B「でも友達止まりって感じじゃない?」ザッと思いついた分。記事によると、現在行われている秋季キャンプ、“内海2世”山田が岡島の投法に挑戦中だという。もしかすると、来年にはヤマダ【yamada】なんて単語も追加できるかもしれない。あと、コバヤシ【kobayashi】ネタもあるっちゃ、ある。ドラフト本を見ながら指名すること。または「チェリーはもういい」と言うこと。野手編は、また次の機会に。☆☆☆シリーズ・我が家の一角。各種オリックス関連のキャップ(一部)。実使用、ラロッカの折れたバット。Please crick here !!
2011.11.11
コメント(2)
馬券をよく買っていた頃、強烈に刻まれたイメージがある。それは……。“本命馬受難のレース”。天皇賞(秋)のことである。このレース、何故か1番人気の馬が勝てない。最も強烈な記憶は、98年のサイレンススズカ。快調に逃げを打つも、左前脚を骨折し、安楽死処分となってしまった。94年のビワハヤヒデは5着と、生涯で唯一連対を逃した。しかも、レース後に故障が発覚して引退。91年のメジロマックイーンなんて、1着でゴールしながら“降着”で18着に。88~90年のオグリキャップはと、3年連続1番人気となりながら、遂にこのタイトルを獲得することはなかった。JRA公式HPのデータを遡ると、1954~2011年の58年間で、本命馬が1着となったのは、僅か12回。有馬記念(56~10年)の18回、日本ダービー(55~11年)の25回、天皇賞(春)(55~11年)の27回と比べると、その少なさがわかるだろう。65年にシンザンが勝って以来、84年にミスターシービーが勝つまで、本命馬はなんと、18連敗。で、87年にニッポーテイオーが勝った後、00年のテイエムオペラオーまで12連敗。21世紀に入って5勝と、流れは変わったかに思えたが、イヤイヤ。今年、連覇を狙ったブエナビスタ。草野仁が一口馬主のブエナビスタ。それまでの芝2000mの日本レコード、1分56秒4と並ぶ好タイムを出しながら、なんと4着に敗れたのだった。実はレース前、私はある馬を思い出していた。史上初の無敗の三冠馬で、史上最強の七冠馬。“皇帝”シンボリルドルフ。きっと、先月4日の訃報から、オルフェーヴルによる三冠達成と、数週間のうちにその名を見かけていたからだろう。彼もまた、本命馬として臨んだ天皇賞(秋)で、勝つことはできなかった。85年のことだった。敗れた相手は、13番人気のギャロップダイナ。このレースまで、芝での勝利は僅か1つだけで、2000m以上のレースでは2戦していずれも着外という戦歴の持ち主である。6月には、騎手を振り落とし、カラ馬のまま1着でゴールという珍プレー。“皇帝”の格には到底及ばない馬だった。ただ、シンボリルドルフも万全ではなかった。6月の宝塚記念を前に発症した故障。それまで蓄積していた疲労も酷く、7月には、引退が発表されるほどだった。しかし、あることが転機となる。笹針治療。これは海外にはない、日本特有の治療法で、笹の葉のような形をした針を使い、ぷちぷちと馬の体を刺しまくるというもの。馬は血まみれになるのだが……。(1)筋肉を修復しようと大量のヒスタミン物質が 分泌され、よりよい回復効果を得られる。(2)血中に溜まった老廃物を速やかに除去する。といった効果があると言われている。この効果が劇的に出て、シンボリルドルフ陣営は一転、引退を撤回する。そして、長期休養明け一発目が天皇賞(秋)だった。“皇帝”といえども重圧があったのか、スタートは出遅れ、後方に取り残されてしまう。この遅れを取り戻そうと、鞍上の岡部幸雄は、早めの進出を決意。向こう上面からポジションを上げ、最後の直線入り口では先頭に立った。故障前ならば、その末脚は更に伸びただろう。しかし、ゴール直前……。“皇帝”は“伏兵”にかわされた。このレース後、1枚の写真が伝説となった。写真家・今井寿恵氏(故人)が撮影したその瞬間、シンボリルドルフは、なんと涙を流していたのだ。あれから26年が経った。今なお、彼を史上最強と考えるファンは多い。Please crick here !!
2011.11.09
コメント(0)
中日がセ・リーグ連覇を果たした今月18日。パ・リーグのCS進出をかけた争いは、オリックスファンにとって悲劇的な幕切れを迎えた。最終戦、ほぼ確定だと思っていた3位の座を西武に明け渡してしまったのだ。西武は、68勝67敗9分。オリックスは、69勝68敗7分。勝率にして、僅か1毛差だった。おかげで私は、実に様々な人から同情され、挙句「4位くん」なる仇名まで頂戴してしまった。後藤と金子が神がかり的な活躍を見せた9月。こんな結末は、全く予想していなかった。大一番と言われていた今月4~6日、最後の直接対決も、1勝2敗と負け越したが、3ゲーム差も離れていたため、余裕綽々だった。では、4位転落を覚悟した日はいつか。それは、最終戦の前日・17日である。この日、オリックスは試合なし。1.5差で追う西武は、最下位・ロッテと戦った。ここでロッテが勝てば、オリックスのCSは決定。ところが、試合はというと……。延長11回、2対2の引き分けorzこれで3位と4位は1差となり、オリックスは1位・ソフトバンクと、西武は2位・日本ハムと最終戦を戦うことに。オリックスがCSを逃す条件は、「オリックス負け+西武勝ち」の場合だけ。しかし、10月に入った途端、オリックスは投手陣の疲労が色濃く、坂口、T、バルディリスのバットも湿りがち。内野手の梶本が外野手としてスタメン出場し、勝負所でも代打を出せないという苦境が続いていた。逆に、西武はというと、なかなか負けない。更に、とんでもないニュースも舞い込んでいた。最終戦、オリックスと戦うソフトバンクは、最多勝を狙ってホールトンを先発させると明言。対して、西武と戦う日本ハムは、同じく最多勝を狙うダルビッシュの先発を予定していたが、本人が登板を辞退。勝負は、最終戦前に半ば決まっていたのだ。迎えた10月18日。ダルビッシュの代わりに先発したのは、今季未勝利の吉川だった。西武のベテラン・西口の粘投。オリックスのエース・金子の乱調。ソフトバンクの勝ち頭・ホールトンの快投。こうして唯一恐れていたパターン、「オリックス負け+西武勝ち」は実現した。それにしても、ロッテさんよィ。あくまでも私見だが、去年、4位と0.5差という僅差でCSに進出できたのは、オリックスのおかげじゃないか。最終戦で、オリックスが何故かスタメン起用した“バイナム”というシーズン僅か4安打の外国人。守っては致命的な失策、打っては好機での凡退と、どれだけロッテ側を喜ばせたか。Googleで「バイナム」と打ってみるがいい。検索候補には「バイナムのおかげ」とか、「バイナム ロッテ」とか出てくるから。だからね、あの17日の試合はね、「去年の感謝を忘れるな!」とロッテを応援したよ。去年と同じく舞台は千葉、先発・成瀬……。ああ、もう! 最後に。最終戦にエース・金子を立てるのをわかっていて、なぜ前日に「勝負あり」と書くのか、不思議に思った方もいるかもしれない。それは、去年のCS争いも金子で力尽きたこと、10月に入り、勝ち運に見放されていたこと、この2つのイメージがあったからだ。だからこその他力本願、そして八つ当たりなのだ。Please crick here !!
2011.10.27
コメント(6)
確かに、昔から突拍子もない言動をする奴だった。でも、まさか2年連絡を取っていなかった間に、そんな人生の選択をするなんてね……。夢の中で大いなる意志っぽい声を聴いたり、オーラ的な何かを視たり、いろいろ占ったり……。まァ、高校時代の同級生が、ある日、スピリチュアルな職業を始めていたという仰天話。ってことで、今回は突拍子のない男を紹介しようかと。その男の名は、ロン・アーテストという。NBA屈指のディフェンダーとして知られている。201cm、119kgの巨躯で……、コワモテ。彼は、よく“問題児”と言われる。アーテストは1999年、ブルズにドラフトされるのだが、シカゴに引っ越した際、新居の電化製品を安く買い揃えたいと考えたようなのだ。そこで取った行動は、全米中から批判された。なんと「そうだ、店員割引を受ければいい!」と、サーキット・シティーという大型電気店の求人募集に申し込んだのだ。また、ペイサーズ時代のことだ。NBAでは、よく黒人選手がR&BのCDをリリースするのだが、その製作が忙しいと言って、アーテストはコーチに1カ月の休養を要求した。もちろん「どあほう!」と一蹴され、2試合の出場停止処分を喰らった。でも、最も有名なのは2004年、試合中に観客席へと乱入してファンを殴った事件だ。結果、このシーズンは残り73試合全て出場停止。それは、薬物や賭博以外では史上最も重い処分だった。更にこの時、所属チームのペイサーズはこの不祥事を庇ってくれたのだが、アーテストは突然トレード要求。全米中からは「恩知らず」と批判された。とにかく、入団直後から問題発言、問題行動が目立つ。あまりに突拍子もないことをするため、トレードの合意が報じられる時でも……。「明日、突然アーテストが宇宙飛行士になりたいと 言い出したりしなければ成立するだろう」とはいえ、何も根っから悪い奴ではないらしい。若かりし頃、アーテストは練習試合中、持ち前の激しいディフェンスで、あのマイケル・ジョーダンの肋骨を折った。しかし、ジョーダンは「すぐに謝ってくれたよ」と言い、「むしろ好きな選手だ」と公言している。去年はなんと、苦節10年、ようやく手にしたチャンピオンリングを宝くじの賞品として提供すると言い出した。実はアーテスト、くじの売り上げは、カウンセリングが必要な子供たちのための基金として寄付しようとしていた。13歳の時、両親が離婚して以来、ずっとカウンセリングに支えられてきた彼は、メンタルヘルスの重要性をよくわかっていて、現在も様々な活動を続けているのだ。そして、今年6月。アーテストはまたも妙な話題を提供してくれた。なんと、改名したいと裁判所に申し立て。理由はよくわからんが、新しい名前は……。『メッタ・ワールド・ピース』にしたいという。『メッタ』とは、仏教で“友愛”や“慈愛”を意味し、『ワールド・ピース』とは、英語で“世界平和”。どんだけ地球に優しいのか、と。ってか、日本語にすると、世界平和友愛さん?当初、交通違反の罰金を支払っていなかったため、裁判所は改名にOKを出さなかったのだが、とうとう先月、申し立ては受理された。でも、来年の今頃も『世界平和さん』でいるのかどうか、それは誰もわからない。だって、彼は突拍子もないから。Please crick here !!
2011.10.06
コメント(0)
我々夫婦は何かと“桜”に縁がある。そのため、結婚指輪も子供の名前を刻んだ指輪も、桜のモチーフを用いたデザインを採用し、娘の名前にも「桜」の文字を入れた。咲き誇る姿も、散りゆく姿もいとをかし。我々夫婦は、団子よりも花である。で、今回紹介する人物も“桜”が好きらしい。台風の季節にする話題ではないかもしれないが。その人物は、かつて人気監督だった。その人物は、かつて数々の打撃タイトルを獲得した。その人物は、かつて数々の名言を残した。……野村克也?そう感じた人は残念。答えは、長嶋茂雄である。長嶋の桜に対する愛情、愛着は、彼のもう1つの名前が証明している。その名も、桜井。これは、隠れ家などで使う“偽名”である。更に、長嶋は初めに構えた上北沢の家にも、その次の田園調布の家にも桜の木を植えている。日刊スポーツで長く巨人担当を務め、編集局長、社長なども歴任した三浦巳一郎氏は、『ONにも青春時代があった』(日本経済新聞出版社)という著書の中で、長嶋の意外な一面に驚されている。「敷島の大和ごころを人問わば 朝日に匂ふ山桜花」なんと、若かりし頃の長嶋が、こんな和歌を諳んじていたのだという。因みに詠み人は、江戸時代の国学者・本居宣長。第二次世界大戦では神風特攻隊が、「敷島隊」「大和隊」「朝日隊」「山桜隊」と、部隊名に使ったことでも知られている。まァ、有名っちゃあ有名な歌ではあるが……。あのミスターが!「雨降ってグラウンド固まる」とか、「失敗は成功のマザー」とか、「鯖という漢字は魚扁にブルー」とか、「メークドラマ」とか、「レフティーズ」とか、妙に英単語を使いたがる、あのミスターが!そして、幼かった一茂を球場に置き去りにしたり、本塁打を打ってもベースを踏まなかったりと、妙に忘れっぽい、あのミスターが!和歌を諳んじるとは!!!!!長嶋は「オーラ」が「オーロラ」になったり、「蛍の光」が「君が代」になったり、「広沢」が「広岡」になったりと、かなり言い間違いの多い男だが、この歌に関しては、それさえもナッシング!それもこれも、桜への愛着があってこそ。言われてみれば、日本の国花たる桜と、日本プロ野球の象徴たる長嶋茂雄と、何となくわかる気もする。昔、野村克也は長嶋を“向日葵”に喩えたが、実のところ、本人としてみたら……。「イヤイヤ、僕ァ、向日葵より桜が嬉しいなァ」なんて思っていた可能性もあるわけで。余談だが、その野村、ヤクルトの監督を務める前、長嶋から説教をされたことがあるらしい。とある小料理屋に呼び出された野村。お叱りを受けた中身は……。「名球会の集まりに出ろ!」とのこと。同学年2人、妙な関係である。☆☆☆オリックスは4連勝で4位と4ゲーム差に。赤田が今季楽天戦3度目のサヨナラ打を放ったり、スンヨプが古巣にまたも恩返ししたり、バルディリスのスーパー化が止まらなかったり、駿太が再び一軍に上がってきたり、三塁コーチが松山さんから高代さんに替わったり、乱打戦の中でフィガロが勝ち星を拾ったり……。後藤の連続安打が26で止まったり。故障者続出、再建モードのロッテに勝つのは当然。問題は、マジックが点灯したソフトバンクとどこまで渡り合えるか。このところ、神戸の花火デーは勝率が良くないし、接戦ばかりで平野・岸田の負担が大きいが、今日の金子はどうだろうか?Please crick here !!
2011.09.19
コメント(5)
延々と“0”が続く展開。解説を福本豊がやっていたら、再びあのフレーズを聞けたかもしれない。「たこ焼きみたいやね」そして、延長10回にやっと入った1点に……。「たこ焼きに爪楊枝がついたな」やはり、金子と岩隈の投げ合いは楽しい。「最後に金子が勝つからだ。勝つから楽しーんだ」とは『スラムダンク』の仙道彰が使った言い回し。まァ、この試合に限っては、両者勝敗付かずだったが。9回無失点、9奪三振という快投を見せた金子。最大の危機は6回表、一死一・三塁という場面だった。打者・山崎は、こういう場面に強い。配球を絞り込んで振ってくるからだ。しかし、金子・鈴木のバッテリーは、その4番を翻弄。的を絞らせず、空振り三振!圧巻だったね。ただ昨日、ヒーローに選ばれたのは金子ではない。たこ焼きに爪楊枝をつけた男。アーロム・バルディリス。カウント0-2と追い込まれ、続く3球目だった。4番手・青山の落ちないフォークは、ほっともっと神戸のガランガランな左翼席へと弾け飛んだ。打った瞬間、それとわかる当たりだった。ホームインする直前、ヘルメットをポンと後ろに放り捨て、ナインからはサヨナラ劇恒例のウォーターシャワー。しかし、どこか憂いの表情。そんなバルディリスに坂口は歩み寄り、両手の人差し指を天に向ける。そして、バルディリスも右手の人差し指を天に……。なんか様子がいつもと違うな、と。いつもだったら、ジャンピングハイタッチでしょう、と。その理由はヒーローインタビューで明らかになる。実は前夜遅く、バルディリスの祖父が癌で他界したそうだ。急遽、帰国することになった母を空港に送り届けるなど、一睡もできずに臨んだ一戦だったという。「でも、こういう大事な試合でチームのためにも しっかりしようという気持ちだったから、 勝利に貢献できて嬉しい」声を震わせ、熱くなった目頭を押さえる姿。彼にとっても、我々にとっても忘れられない本塁打となった。それにしても、試合後の星野監督。「フフフ、……ふぅー」って。☆☆☆因みに今、オリックスは乱打戦の末、敗戦間近。伊藤が西武戦で骨折させられちゃって、昨日は鈴木が走られまくっちゃったので、今日のスタメンマスクは辻だったのだが……。先週、ノーヒッターを阻んだ牧田が、今日も“中山キラー”ぶりを発揮して大爆発。一方、バルディリスも昨日の勢いそのままに大爆発。でも、負けそう。あ、負けた。Please crick here !!
2011.09.14
コメント(0)
マウンド上で目をパチパチ。木曜日“瞬き投法”の中山が8回1アウトまで、ノーヒッターという快投を見せ、9連勝。金曜日“ニコニコ投法”の西が4失点するも、伊藤の同点打、岸田の無死満塁劇場があって、ドロー。そして、昨日。1997年以来の10連勝を狙うオリックスは……。帆足に完封を喫して連勝ストップ。寺原の“初回失点プログラム”、西武の“中軸全員オリックスキラー”、その全てが噛み合う試合展開になったので……。途中でチャンネルを変えた。で、何となく辿り着いたのは、日テレの『高校生クイズ』だった。何年かぶりに見たのだが……。昔と違い、難問すぎて答えがわからねえ。人生で聞いたこともない単語が続々。本当に高校生か?という知識量と推測力。『人間データベース』とか『記憶の天才』とか『愛読書は広辞苑』とか、なんて異名だよ。「宇宙の広さを計算せよ」と問われれば、全くのノーヒントで答えを導き出し……。「紀元前に起きた戦いを挙げよ」と問われれば、教科書に載っていない単語を10も20も並べ、大学の教授に「修士レベル」と驚かれる。スタジオゲストとして招かれた高田延彦は、早押しでの戦いを目の前にして……。「全盛期のミルコのハイキックより速い」とコメントするのが精一杯だった。そんなこんなで進んでいったガチクイズバトルは、開成、灘という東西の名門同士の決勝となった。開成は前回大会の覇者で、一方、灘は3人の平均偏差値80以上。東大生に出題して正答率1%未満だった問題を筆記で、先に10問正解したチームが優勝。もう滅茶苦茶である。東大生の1%未満しか答えられない問題を、高校生が緊張感の中、答えるというのか。そして、どこまで視聴者を置き去りにするつもりか。過剰過多な煽りとCMを何度も繰り返し、勝負は開成9、灘8となった。そこで出た問題は……。「明治時代、ベースボールを野球と訳した人物は?」はーい、わかる人ー?因みに、私は正解を知っていた。まずは、灘の解答。正岡子規。次に、開成の解答。中馬庚。ちゅうまんかのえ。正解は……。後者、中馬庚である。開成、連覇達成。そして、私は……。平均偏差値80の連中に勝ったよォォォォォ!実は高校生クイズには、思い出がある。その年の東北予選は、宮城県仙台市。先輩、同級生と3人で乗り込んだ。学力は学校でも下から数えた方が早いという3人。しかし、YES・NOクイズで3問だったかな、連続正解!そして次の問題。「時速150キロの速球を投げる投手、 投げた瞬間、その手元も時速150キロで動いている」YESか、NOか。はーい、わかる人―?我々が選んだのはNO。不正解だった。ところが、そこで奇跡が起きた。会場であまりに多くのチームが不正解だったため、敗者復活の機会が与えられたのだ。そして、運命の問題が出される。「ハチドリという鳥は蜂のように花の蜜を吸う」YESか、NOか。はーい、わかる人―?私は、YESを主張した。残り2人は、NOを主張した。肩をポンと叩かれ「多数決だから」と言われた。不正解だった。後日、この予選の模様が放送されたのだが、先輩が「NOだ、NO。NO、NO、NO!」と、力一杯断言しながらNOゾーンに移動する場面が映っていた。ったく、どあほう共め。後日談はもう1つあって、部活動の合同合宿。他校とのレクリエーションでクイズ大会が開かれたのだ。そこで出た問題。「時速150キロの速球を投げる投手、 投げた瞬間、その手元も時速150キロで動いている」さては、お前らも出ていたな?今度はYESと答えた我々であった。Please crick here !!
2011.09.10
コメント(2)
岡田政権になって最長。このブログを始めてから最長。なんてったって、2001年5月以来10年ぶり。8連勝!である。昨日はもう、金子の投球に尽きる。スピード良し、キレ良し、コントロール良し、緩急良し。この日の解説者、元楽天打撃コーチの駒田氏は、試合中盤、金子の完璧ぶりについてこう評した。「楽天打線は、全ての球種が打てていない」最終的には、楽天を「頑張れ!」って応援していたぞ。では、その一方的な試合を振り返る。まずは1回。岩隈、金子の両エース、無難な立ち上がり。駒田氏は金子のストレートがキていると見るや、「楽天はもうこのストレートの対策を考えている」と、2番・内村の打席で宣言。しかし、結末はというと、ストレートどころか全球種を打てなかったんだけどね。2回。先頭のTが一二塁間を抜く球足の速い安打。バルディリスの打席では岡田監督が動き、エンドラン。そのおかげで併殺は免れ、一死二塁。スンヨプの当たりは、二遊間へのゴロ。二塁手・内村が弾く。松山コーチの手はぐーるぐる。でもね、全く間に合わないんだ。T、本塁で憤死。次の赤田に任せとけよ!とも思ったのだが、相手が岩隈だからこその賭けだったのだろう。結局、この回は無得点。しかし、3回。オリックスはまたもチャンスを作る。伊藤 ⇒ 三振由田 ⇒ 四球坂口 ⇒ 二塁打と、一死二・三塁の状況。迎えた大引は早々に2ストライクを取られたが、3球目のフォークを見極め、4球目……。激甘のスライダーをセンター前へ運んで2点先制!駒田氏は試合後、ターニングポイントしてこのタイムリーを挙げていた。個人的には、もう1つ。由田への四球を挙げたい。実はこの日、岩隈が与えた四球はこの1つ。一方、金子は無四球。拮抗した実力を持つエース同士の投げ合い。9番打者に与えたたった1つの四球が、勝負を分けたのではないか。オリックスはこれで3試合連続無四球。連敗中、岡田監督が何度も嘆いていた「無駄な四球」がなくなっている。因みに、この由田の打席、駒田氏は「セ・リーグの話をしていいですか」と、自身が横浜時代に体験したエピソードを語っており、ターニングポイントとしての印象は薄かったと思われる。4回。金子の快投は続く。4番・山崎に投じたカーブは、完全にタイミングを狂わせた捕邪飛。素人目には見事な配球、見事な緩急と映ったが、解説の駒田氏は山崎の方を絶賛。「あの球をフルスイングできるとは。 どうして仕留められなかったのかと思っているはず」5回。オリックスが追加点。赤田 ⇒ 内野安打伊藤 ⇒ 犠打由田 ⇒ 内野安打これで、一死一・三塁。1番・坂口はポップフライを打ち上げることなく、ニゴロ。この間に1点が入って楽天を突き放す。次の大引もセンター前に安打を放つも、今度は松山コーチの手がピタリ。突っ込んでいても面白いタイミングだったがなァ。6回。オリックスが更に追加点。T ⇒ 中安打バル ⇒ 中飛スン ⇒ 右安打実はこの回、駒田氏はスンヨプの打撃に苦言を呈していた。「低めの球になぜ手が出るのか不思議」野球を何年もやっていたら、目線の何センチ下までがストライクゾーンと、体が覚えているはずだというのだ。つまるところ、打つ際の姿勢が良くないのではないか、と。なるほど、現役時代は背筋をピンと伸ばしたフォームが印象的だった駒田氏ならではの指摘。でもさ。あなたも高めのクソボールをよく振っていたじゃない。なぜ手が出るのか、こっちも不思議に思っていたよ。しかもこの打席、スンヨプは低めのフォークに何度も食らいつき、最終的には巧く拾い上げてみせた。まさに、裏目解説……。これで、またも一死一・三塁。で、赤田がニゴロを打ってその間に4点目と。実に嫌らしい点の取り方。先発が6回を3失点以内で投球を終えると、QS(クオリティスタート)と記録されるが、岩隈はこの試合の前までQS率が9割超!そんな安定感MAXの投手をKOしてしまった。やるじゃない。byロッキー羽田。9回。金子は6イニングぶりに出塁を許す。一死から、オリックスではやたら打つ松井稼。「反撃の狼煙を上げる2ベース!」と、楽天贔屓の実況は大興奮していた。しかし、次の高須。チェンジアップを叩きつけた。高く弾んだ打球。決して鈍い当たりではない。しかし、後藤はジャンプしてそれを素手で掴み、一塁へ!間一髪アウト!打球に追いつきはするものの、結果は安打という内村の守備とは違うのだよ。因みに、この好守について駒田氏は……。「今年のファインプレーの中で一番のプレーかも」嬉しいけど、褒め過ぎだろ。まァ、これで走者は三塁に進んだが、岩村が一ゴロとなり、金子の完封が成立。お疲れ様でした、と。これで3位に浮上したオリックス。今日の先発は、中山と井坂。まさか中山、エース級と投げ合うと好投するけど、それ以外の投手だと途端にダメになるとか、そんな桜木花道属性は持っていないよな?Please crick here !!
2011.09.07
コメント(2)
おおぅ、もう2カ月か……。オリックスの話題から長らく遠ざかっている事実に気が付いた今日この頃である。ってことで、今回は空白の月日を埋める企画。名付けて「この夏のBsメモリーTOP5」!5位。オリックスの夏、人事の夏。去年に引き続き、コーチの入れ替わりが。福間投手コーチ、更迭。正田打撃コーチ、引責辞任。で、代わりに昇格したのが、小林宏と小川博文。タイガースの縁で入って来た2人が消え、ブルーウェーブOBの2人が一軍へ来た形だ。注目は、小林さん。2年連続の緊急昇格だが、流石は現役時代、先発、中継ぎ、抑えをこなした男。早速、1つ大きな仕事をやってのけた。中山の再生である。この2試合は粘り強い投球を見せ、涌井、和田に投げ勝っている。その裏には、小林さんのこんな助言があったという。「力任せの“エイヤ”はやめろ」去年後半、ダルビッシュに投げ勝つなど、3連勝。「8割の力で投げるコツを覚えた」と言っていた中山。実はあの時も、小林さんの存在があったからかもね。……でも、私は知っている。1995年の日本シリーズ、伝説のオマリーへの14球。最後に空振りを奪った球は「エイヤ」と投げたでしょ。因みに、人事関連ではラロッカが駐米スカウト就任。……あれ、ドネルスはどうなった?育成契約だったバイエスタスが、支配下選手登録され、背番号が117から65に「昇格」された。あと、べロスとか、マトスとかいう謎の外国人を、ファームの試合で見かけるようになった。4位。オリックスの夏、降格の夏。発動条件は、岡田監督の“温怒計”が沸点に達すること。その呪文の名は「十日間強制隔離」という。で、今回それを喰らったのが、T。確かに、バットの湿り様といったら酷かったのだが、いないならいないで、試合前の期待感も激薄。打率0割台の日高が、3番DH?守備の人・山崎浩が、3番ファースト?内野手の梶本が、外野でスタメン起用?ある日なんか、4番・竹原、6番・スンヨプ、8番・辻って……、いつの時代のロッテよ?一軍から姿を消したTはというと、二軍でステップ打法を試していたという。“打撃ソムリエ”新井さんがどう修正したのか。3位。オリックスの夏、帳尻の夏。先月半ば、上位2チームに6連敗を喫した。疑惑の判定によるサヨナラ押し出し、疑惑の判定によるタッチアップの離塁ミスなど、何が何でも勝てない雰囲気がそこにはあった。しかし、今度は同じ相手に6連勝。相手が守備や走塁でミスをしてくれたり、アウトっぽいのがセーフになったり、たとえ先制点を奪われようとも、今度は不思議と勝てる雰囲気がぷんぷん。降格していたTも戻って来て2本塁打。会見拒否を続けていた岡田監督も13日ぶりに喋った。現在、7連勝中。どうにも今年は“トントン”になる流れらしい。それを体現しているのが、キャプテン・後藤だ。前半戦はあんなに低調だった打率が、いつの間にか、例年通りの数字になっている。盗塁と本塁打も徐々に増えてきた。そうそう、Tの代役として4番も務め、史上9人目の全打順本塁打も達成したっけ。古屋英夫、松永浩美、田中幸雄、堀幸一、小川博文、井口資仁、五十嵐章人、吉村裕基といった面々が成し遂げたこの記録、9分の4がオリックス絡みとなった。どうでもいいが、後藤のお立ち台。そのシュールな第一声がクセになりそうである。2位。オリックスの夏、復刻の夏。近鉄バファローズデー、あれは複雑であった。阪急ファンにとっては、敵のユニフォーム。応援しようとしても、違和感は拭えない。正直、去年のブルーウェーブデーに比べると、感動具合には天地ほどの違いがあった。しかし、この2カードを勝ち越せたことは評価したい。<8月12日 Bs8-6L>終盤に追い上げられ、なおも二死満塁。打席には勝負強い平尾を迎えるが、岸田が何とか三振を奪ってゲームセット。ふい~。この試合、バント嫌いで知られる岡田監督が、監督生活953日目にして初めてスクイズを成功させた。<8月14日 Bs4-2L>9回裏、二死満塁のチャンスを原の好守に阻まれ、10回裏も、早々に二死を献上した。マウンドには、守護神・牧田。バルディリスが安打を放ち、二死一塁とするも、「焼け石に水」と引き分けを覚悟していたのだ。ところが。スンヨプが!サヨナラ本塁打だと!?シンジラレナーイ(ヒルマン)!<8月26日 Bs3-1M>実はマクレーンが“かもめキラー”だったということが発覚。それと、7回に勝ち越し打を放った代打・荒金がGJ。拙攻が続き、とことん重苦しくなっていた雰囲気の中、しかも、しこたま右足首を痛めた状態で決めてくれた。直前、ファールフライを落球したカスティーヨにも、「GJ」という言葉を贈りたい。<8月28日 Bs6-4M>サンデー晋吾を相手に、3本塁打をかまし打ち勝った。また打った選手というのが、竹原、スンヨプ、バルディリス。……3分の2が元ロッテかーい。特に竹原は、正田コーチの教えで打撃改造。ミートポイントをかなり前に変えたと聞いている。それって、金森コーチと真逆の教えでそ(・∀・∩)ということで、近鉄では4勝2敗。因みに、ユニフォームを替えても西口、俊介は打てなかった。1位。オリックスの夏、マスコットの夏。今年1月、新たなマスコットが発表された時、正直、妻の反応は今ひとつだった。「ネッピーとリプシーの方がカワイイ」と言っていたし、今もブル&ベルのぬいぐるみを買いはしない。しかし今、その新マスコットにオファー殺到だとか。しかも、何故かベルの方だけ。記事によると「ベルだけでお願いしたい」という申し込みも多く、ブルがしょげているらしい。先月4日には『報道ステーション』までもがベルを取り上げた。当日の朝日新聞、番組内容の紹介欄には……。「プロ野球は6試合が予定されている。 今季からオリックスにマスコットが仲間入り。 名前はバファローベルで、 ベルは勝利の鐘を鳴らすという意味がある。 果たしてパ・リーグ首位のソフトバンク相手に、 勝利の鐘は鳴らされるのか。プロ野球を熱く伝える」こんな文章が掲載された。番組を見てみると、子供たちは軒並みベルばかりを絶賛。ブルはというと『マルモリダンス』を一緒に踊っていても、カメラには映してもらえないという悲惨な役回り。泣けた(TωT)因みにGoogleで検索をしようとする時、入力の途中で検索候補がズラーッと並ぶじゃない。試しに「ばふ」と打ってみるがいい。一番上には、半分は優しさで出来ているあの頭痛薬。そして、その次には、なんとバファローベルがランクイン!世の中の「ばふ」の中で、2番目かよ!バファローズ、つまりチーム名でさえ7番目。バファローブルはというと……、候補にすら入ってねえ。泣けた(TωT)ベルが注目されるようになったキッカケは交流戦の時、つば九郎にセクハラをされたことだとか。以降“萌えキャラ”として人気が出てきたという。確かに、リプシーよりもぶりっ娘アクションが目立つが……。でもさ、みんな覚えているか?あいつ……。ウシ型ロボットなんだぜ?Please crick here !!
2011.09.05
コメント(2)
毎朝、ソファを暖める日光が憎い。ヒットアンドアウェイを繰り返してくる蚊が憎い。オリックスの勝てない夏が憎い。……皆さん、イライラしていませんか?まァ、こんな時は気分を爽やかにするため、涼しげな水泳の話題でも如何だろうか。2週間ほど前まで行われていた世界水泳。今回は、そこで驚かされた話を紹介しよう。まずは、シンクロナイズドスイミング。この競技、解説を聞いていると、よく「足がキレイ」という表現を使う。でも、キレイな足って一体……?ソウル五輪銅メダリスト・小谷実可子さんに訊いてみた。あくまで井村雅代コーチの教えでは、とのことだが、1つは筋肉の付き方。ふくらはぎに“ししゃも”が出来るのはNG。陸上選手などに見られる、アレである。足を伸ばした時に、ボコッとではなくてスラッと。驚かされたのは、今回デュエットを務めた小林千紗だ。彼女はシンクロ的脚線美を追求するため、一旦足の筋肉を落とし切り、正しい筋肉を付け直した。筋肉を落とし切る?どうやってやるのかというと、走らない。アスリートなのに、走ってはダメなのである。うへえ。キレイな足の条件はまだある。骨格だ。足を閉じた時、隙間ができない。つまり、X脚とかO脚は不利となる。でも、骨格なんてどうしようもなかろう。……イヤイヤ、甘い。小谷さんは言ったよ。「人間、足の形は変えられる」と。現役時代は、両脚を縛ったまま寝て、足の矯正をしていたという小谷さん。実際、徐々に足はキレイになっていったという。大変だったのは北京五輪銅メダリスト・原田早穂さん。彼女はなんと、XO脚という調味料を連想させる足で、それはそれは矯正に苦労したという。また、相方の鈴木絵美子さんが美脚の持ち主だっただけに、苦労の度合いは倍率ドン、更に倍。うへえ。続いては、競泳の驚かされた話。こちらは、北京五輪メドレーリレーで銅メダリストを獲得した宮下純一さんに教えてもらった。日本は世界大会で度々メダルを獲るくらい、リレーが強い。それは陸上のバトンパスと一緒で、引継ぎの技術が長けているからである。それこそ、日本の競泳陣は本番前のサブプールで、他の国が練習しているところを中断させてまで、引継ぎの精度を高めるという。タイミングの理想は、前の泳者が壁にタッチした瞬間、0秒で飛び込む……、のではない。理想は、前の泳者が壁にタッチする0.03秒前。何でも、壁に埋め込まれたセンサーは、フライングかどうかを判定するまで、0.03秒の遅れが発生するというのだ。だから0.03秒前に飛び込んでもフライングにならない。でも、そんな刹那のタイミング、どう見極めるというのだ。選手たちは、前の泳者のストロークを見ているらしい。それでテンポを計り、飛び込むのだと。しかし、この引継ぎについて、宮下さんは北島康介によく怒られていたという。一体、何があったというのか?リレーの際、背泳ぎの宮下さんは第一泳者、平泳ぎの北島は第二泳者だったのだが、練習をしても、どうにも合わない。宮下さんはかつて鈴木大地さんがそうしていたように、最後のひと掻きだけ、腕を弧を描くように掻かず、少しでも素早くゴールするために、腕を直線的に伸ばすのがクセになっていたのだ。い~ち、に~い、さ~んと数えていた北島は、い~ち、に~い、さ……、えええええ?となり、最後まで一定に掻いてくれと怒ったというわけだ。では、北京で銅メダルを獲った時はどうだったのか。……北島が合わせたのだそうだ。流石だね。ということで、今回は水泳のネタを紹介したわけだが、いやはや奥深い。どうでもいいが、男子水球の日本代表には、“ポセイドンジャパン”なる愛称があるそうで、そんなところにも奥深さを感じた夏なのである。Please crick here !!
2011.08.18
コメント(0)
この2日間、周囲からよく言われたこと。Aパターン「日焼けスゴイですね」そう、実は日曜日にゴルフデビューをした。もう何年も前、イチローが言っていたけれど、30を過ぎれば、ゴルフが似合う年齢らしい。遂に自分にもその時が到来したのか。最近は、職場で同年代の奴らが、やたらゴルフの話題で盛り上がっていて、ゴルフクラブ一式を揃えたのである。中古なら妻も許してくれるだろうと、諸々で4万円。ユーティリティなんかは、たったの1980円。ってことで、日曜日にコースデビューをして、4番Hで初ボギーを出して、前半を73で回って、でも、後半は崩れてトータル157になって。日焼けがヒリヒリ痛んでいるというワケ。で、もう1つ話しかけられたというのが……。Bパターン「オリックス、強いですね」そう、実は強いのである。だって、3試合連続サヨナラ勝ちですよ?特にここ2戦は1回表に先制を許すも、9回裏に2点を取って逆転という……。100 000 000 1000 000 002x 2こんな形だった。まずは、日曜日。後藤 ⇒ 二塁打(ヘッドスライディング!)T ⇒ 三振(見逃しは喝!)兵州男 ⇒ 左安打(バット折れるもポトリ)荒金 ⇒ 左安打(初球を思い切りよく!)サヨナラの瞬間はゴルフの帰り道。我がウィルコムは、圏外と電波1本を往来して、1対1のまましばらく速報が更新できず、妙にドギマギさせられたという。攝津には、お気の毒。森福、1球でご苦労さん。それにしても、ヘスオは漢字表記にした途端、やたら活躍しているんだけど。もしかして、画数的にそのままの方がよくね?そして、今日である。後藤 ⇒ 左安打+失策(10球粘った!)T ⇒ 二塁打(レフト越え!)スン ⇒ 敬遠(ヘスオの代打)赤田 ⇒ 左安打(球団史上初の3試合連続!)サヨナラの瞬間はパチンコ屋。最近は連戦連勝中だったが、お気に入りの機種が減らされていて、しかも、回らなくなっていたという。塩見には、お気の毒。スパイアー、一死も取れずご苦労さん。それにしても、口火を切ったのはまたも後藤。そして、決めたのはまたも伏兵。またも移籍組。Tが打った瞬間、やたら喜んでいたのは、あれァ、入ったと思ったんだろうな。中村勝広の奥義“ぬか喜び”って奴だ。因みに、3戦連続でサヨナラのホームを踏んだ森山。プロ野球史上初の記録だそうで。おめでとう。Please crick here !!
2011.07.05
コメント(2)
GW(激怒ウィーク)に並ぶ2大憂鬱、“大坂夏の陣”の季節がやって来た。赤いユニフォームに身を包み、外国人でさえも漢字表記の選手名にするなど、凝った演出をする反面、如何せん勝てないという。3年前から始まり、過去2年は1勝5敗。「西軍敗北」という歴史通りの結果に終わっている。今年の相手は、リーグ首位を走るソフトバンク。実は去年、3タテを喫しただけでなく、亜力士(カブレラ)を引き抜かれた相手だ。オリックスは前カードの西武戦で、借金生活に戻ったばかり。更に失望を味わうのか。そんな心配をしていたのだが、杞憂だったらしい。昨日は兵州男(ヘスマン)が2本の3ランなど、9得点を挙げて山田を成敗!そして今日も……。H 100 000 200 3Bs 000 030 001x 4あのソフトバンクの空色ユニフォーム、「チャンピオンブルー」と名付けられながらも、実はインケツカラーなのか。それとも、オリックスのより深みを増した赤、「リベンジレッド」が実は強者のカラーなのか。なんか、勝ち越してしまいました。杉内の通算100勝を阻み、“守護神”ファルケンボーグを成敗!近藤はフルカウントになるケースが多かったものの、四球ではなく三振を量産。鷹殺しの本領発揮か、それとも斉藤の好リードか。5回の攻撃も見事だったなァ。松中に先制本塁打を喫し、1点を追う展開。先頭・李承●は1-2と追い込まれた後、詰まりながらショート横を抜けていく安打。続く英火(バルディリス)も、外角のボール球をバットの先で拾い上げ、ショート後方へ落とす技ありの一打を放つ。これで、無死一・三塁。斉藤は伊藤や鈴木と比べ、そこまで打撃は酷くない。三振以外なら同点の好機だ。と思っていたら、オヤオヤ0-2じゃないですか。それでも……。吊り球に理想的な軌道でバットが振り出される。打球はセカンドへと飛んでいく。OK、役目は果たした!と思った刹那、セカンド・本多がバウンドに合わない。打球はライトへ。無死一・二塁。大引は当然バント。しっかり1球で仕留める辺りは流石だった。早くもチャンステーマが鳴り響く。打席には“マルチ安打は当たり前”坂口。その打撃は、超絶技巧だった。坂口から見てストライクゾーンの一番遠い角、外角低めから更にボール1個分遠い速球。サウスポーが投げるなら、尚遠く感じるであろう球を、なんと、レフト線へキレイに弾き返した!一気呵成の3得点。しかし、7回である。球数の多かった近藤を下げ、平野を投入したが、まさか長打力のない長谷川に同点2ランかよ、と。確かに、いつもよりは物足りなく見えた。解説の中沢さんも一発の匂いを感じ取ったか、出会い頭の可能性を仄めかしていた。しかし、この回からマスクを被っていた鈴木よ。君はここ数試合で何本被弾されたのよ。これは、またも勝負所で鈴木に打席が回って来て、そして代打を出さずに負ける例のパターンかと、そう思っていたのだ。ところが、9回裏一死走者なし。英火が、快音を響かせる。グングン伸びる打球はセンターの頭上へ。実況が思わず「入りました!」と誤るほどの大きな当たりだった。長身・ファルケンボーグの角度ある速球をよくぞ!瞬間、我が家は騒然となる。「まずは、代走だ」送り出したのは、英火と同じ内野手の山崎ではなく、(内野も守れるが)外野手の森山だ。9回表、既に岸田を投入したことといい、ここで決める!という意思が見えた。「よし、じゃあ次は代打だ」ベンチには坪井、赤田、荒金スカイウォーカー。でも、やっぱり出さないィィィィィ。打席には、そのまま鈴木。下の名前はイチローではなく、フミヒロだ。そのことを岡田監督はわかっているのかと疑った。しかし!2球目、奇跡が起きる。当たった!良い角度で飛んでいった!!レフト前に落ちた!!!駿足・森山は余裕で生還し、サヨナラァァァァァ!!!!まさか、今季初の劇打が鈴木とは……。本当、酷いこと思ったり書いたりしてスイマセンでした。お立ち台で、はにかむ男前。インタビューが終わった後、記念撮影を忘れ、そそくさと帰ろうとして広報やブルに止められる、そんな初々しさも見せて。明日は、今季初の同一カード3連勝を狙う。攝津も成敗したれ!☆☆☆因みに、一昨日『報ステ』で取り上げられ、「若い者に追いやられるなら本望だが、まだまだ負けない」と素敵な笑顔を見せた田口。今日が42歳の誕生日だった。おめでとう。Please crick here !!
2011.07.02
コメント(0)
金曜日は息子の誕生日だった。つーことで、チョコレートで恒例のお絵描きを。因みに先月、娘の誕生日にはミニーマウス。今回は本人の希望もあって、コチラ(↓)Tシャツのイラストと、娘の手元に注目。そうですね、T-岡田ですね。因みにこの日、オリックスは天敵・成瀬を遂に攻略し、息子にナイスな誕生日プレゼントを贈ってくれた。土曜日も、近藤が今季初先発を初勝利で飾る。開幕2試合目以来の貯金1である。但し、息子が珍しく「行かない」と言い、生観戦はなし。で、今日である。早起きして行きましたわ、遥々千葉へ。Tが一発かます気がする。夫婦でそんな予感がしていた。まずは結果から。口惜しい負け方。その一言である。ロッテは懐かしのピンクユニに身を包み、あの懐かしき弱小オーラを纏っていた。ところが。フィガロの様子がおかしい。試合前の投球練習からして暴投している。霧雨が辺りを漂っていて、その影響なのか。試合が始まった後も、何か苦労している。早く点を取ってやって欲しい。しかし、俊介の前に凡打の山山山山。試合は両チーム無得点のまま7回を迎えた。場内には『SKY』が響き渡る。先頭の北川が打った。一塁を回った。……コケたァァァァァ。立てない。歩けない。今季はまさか絶望……?この霧雨だ。人工芝で滑ったのか。福浦も守備の時に滑ってコケていた。代走・森山。で、盗塁して刺される、と。こうなると、試合は動くわけで。その裏、あっぷあっぷのフィガロが、とうとう先制点を献上した。南が折角バントを失敗してくれたのに、代打・里崎に与えた四球でチャラ。これで満塁となり、代打・金澤に犠飛を許したと。但し、前日、前々日と勝ちパターンの中継ぎを惜しみなく投入したので、続投は仕方なかった。問題は8回である。小刻み過ぎる継投の結果、2失点。吉野は休ませたかったのではないのか。それでなくとも、最近は球速が落ちていたのに。しかも、最近の福浦ったら、威力のあるストレートを投げる投手に対しては、力ないフライを上げる傾向があったのに。嗚呼、もったいない。そして、9回の攻撃である。予感通り、Tが本塁打を打って。森山が四球を選んで。……スンヨプは三振だったけれども。バルディリスが安打で続いて。代走・山崎にして。……。何故に鈴木を打席に立たせるかァァァァァ!?結局、ボール球を振りまくって三振なわけで。何度、同じ失敗を見せつけられたか。代打・田口じゃないの?或いは、代打・荒金でも良かったし、代走に梶本を出して、代打・山崎という手もあった。向こうは、里崎と金澤を迷わず投入したでしょうよ。こっちには、まだ伊藤が残っていたでしょうよ。結局、大引に適時打は出たものの、坂口に1本出ず、ジ・エンド。はァあ。アウトレットで買い物して気晴らしをして、その後、京葉線を途中下車して仕事に向かった。そしたら。会社に到着後、すぐに妻からメール。東京駅でTと伊藤に遭遇し、一緒に写真を撮ったとか。なんだとォ!Tに始まり、Tに終わる。そんな週末だった。☆☆☆球場で少し面白かったこと。的場の登場曲はAKB48の『ヘビーローテーション』。まず、風体も年齢もAKBじゃないだろう、的場よ。で、出場試合数的にもさ、決して『ヘビーローテーション』じゃないだろう、的場よ。Please crick here !!
2011.06.26
コメント(4)
思えば今年、1つだけ見ていない球団があった。中日ドラゴンズである。オリックスが彼らと対戦した2試合は、家族で長瀞に出掛けており、しかも連敗したため、録画しておいたビデオもチェックしないままだった。ってことで、1年ぶりにマジマジと見たんだけどさ。一際、異彩を放つ打撃フォームの男が1人。“悠然としていない神主打法”というか、“忙しない中村紀洋”というか……。プロ6年目、平田良介。実は、彼はオリックスファンにとって、結構“気になる”存在である。平田といえば、2005年の高校生ドラフト1位。そう、我らがT-岡田と同期なのだ。しかも、同じ大阪出身。中学時代は「箕面の岡田、都島の平田」と並び称され、高校時代は「浪速の四天王」に数えられていた2人。(注1)箕面=箕面スカイラーク 都島=都島ボーイズ(注2)浪速の四天王 =辻内崇伸(大阪桐蔭⇒巨人) =平田良介(大阪桐蔭⇒中日) =岡田貴弘(履生社⇒オリックス) =鶴直人(近大附⇒阪神)さァ「四天王」ですよ、皆さん。トリコ、ココ、サニー、ゼブラ(グルメ四天王)とか、お登勢、西郷、華陀、次郎長(かぶき町四天王)とか、カル、アビゲイル、ネイ、ガラ(DSの四天王)とか、前田太尊、薬師寺、鬼塚、葛西(東京四天王)とか、影慶、羅刹、卍丸、センクウ(男塾死天王)とか。もう“この類”だったんですよ!(どの類だ)更に、あのドラフトの時、中日はもともと岡田指名の予定だったと。それが、落合監督の“鶴の一声”で平田に変わったと。もしも、その決断がなかったなら、辻内の抽選で巨人に負けたオリックスは、外れ1位で岡田を選ぶことができず、或いは、平田を指名したかもしれなかったと。当然、ファンとしてはどちらが先に活躍するか、どちらがより活躍するかを意識するわけで。高校時代の実績は、平田の方が上。カブレラのように背中をぐ~っと反らせる構えから、高校通算70本塁打(岡田は55)をかっ飛ばし、甲子園では、1試合3本塁打。これは、清原和博以来の大記録だった。プロに入っても、先に一軍で活躍したのは平田。高卒1年目で早くも昇格を果たすと、2年目にはプロ初スタメン&プロ初打点。日本シリーズの大舞台でも躍動した。そして、3年目にはプロ初本塁打!これがサヨナラ弾とあって、お立ち台も経験した。対する岡田は、1年目に初安打を記録するも、それ以降は二軍で燻り、低打率の日々。巻き返したのは、4年目からだった。藤井康雄コーチとの二人三脚で、ウエスタン・リーグで本塁打王・打点王を獲得。一軍にも抜擢され、プロ初本塁打も飛び出した。更に5年目は“T-岡田”に改名し、大ブレイク。33本塁打を放ち、初タイトルに輝いたのだ。一方、一軍と二軍を往復していた平田は、この年のオフに背番号8から40に降格。2人の位置は、完全に入れ替わったのであった。迎えた今年、Tはチームの4番に定着。しかし、今はまだ去年ほどのインパクトを残せていない。すると、平田がまた浮上してきた。2週間ほど前、2試合連続サヨナラ弾という、史上8人目の記録を作ったのだ。8人って、実は完全試合達成者(15人)より少ないのよ。しかも、過去の面子を見てみると……。1961 桑田武(長嶋茂雄の三冠王を阻止した男)1968 豊田泰光(西鉄黄金時代の遊撃手)1977 若松勉(ヤクルトの“小さな大打者”)1984 長嶋清幸(球界初の背番号0)1988 デシンセイ(日本のドーム球場で第1号)1990 門田博光(史上最年長40歳でMVP)2002 松井稼頭央(日本人内野手初の大リーガー)なんだか、強烈な人ばかり。更に、平田と時同じくしてMLBでは、アルバート・プホルスも2試合連続サヨナラ弾。平田の前途も明るいような気がする。この先、一体どちらがファンに「得をした」と思わせるか。いつの間にか、カブレラ反りをしなくなっていた平田。足を上げないノーステップ打法のT-岡田。2人の変化を見て、時の流れを感じた。☆☆☆因みに、試合の方は4対0の完勝!吉見と並ぶチームの勝ち頭・ネルソンを攻略した。坂口は“打ち出の小槌モード”で猛打賞。ホント、このモードに入ると、簡単に安打を打つなァ。田口は苦もなく犠打を決めること、3度。そして、驚くべきはスンヨプだ。なんと、本塁打含む4安打2打点!横浜ではノリが一発を放ったというから、「こっちも出るのでは?」なんて思っていたら、案の定。しかし、2打席目の本塁打も良かったのだが、3打席目の流し打ち。あれだよ、あれ。あれが出来るなら、あと1分は打率が上がるよ。一方、投げる方では、中山が三塁を踏ませず、7回無失点。捕手・斉藤とのコンビがハマったのか、それとも、やたら左右にストライクゾーンの広かった主審・木内の判定に助けられたのか。それにしても、いくらチーム事情とはいえ、86球での降板は可哀想だったな。プロ初完封を狙えそうな雰囲気だったのだが。ともあれ、これでチームは最大10あった借金を完済。明日は開幕2戦目以来となる貯金を、エース・金子で狙いに行く。Please crick here !!
2011.06.18
コメント(2)
昨日は、家族で横浜へ生観戦に出掛けた。息子の幼稚園は開園記念日だかで休み、今やすっかりオリックス贔屓の義母もいて、先発が安定感抜群のフィガロで、何より相手が負ける気のしない横浜。旧ノリユーザーからしてみると、ちゃんちゃらおかしい補強をしている横浜。試合の後、仕事が入っていようとも、待ち時間の長い湘南新宿ラインに乗ることになっても、「まァ“鉄板”だし」という思いが背中を押したのだ。結果はというと……。想定外。“鉄板”じゃなかったのかよ。まァ、岡田監督は納得の引き分けらしいけど。■スタメン発表にどよめく坂口、森山、後藤、T、赤田、バルディリス、大引、伊藤、フィガロ。森山、赤田ってことは、田口は?昨日、Tを休養させたことといい、どうもベンチも横浜を“鉄板”だと思っていた節が。因みにこの日、田口を見るためだけに来た同僚は、「田口を見に来たのに」というタイトルの、悲しいメールを送って来ていた。■一発攻勢に沸く相手先発はサイドスローの加賀。不思議な出来で、四球が絡んだわけでもなく、連打が出たわけでもないのに、点が入った。まずは2回、バルディリスがドンと。3回には、フィガロが!相変わらず打撃センスの欠片も感じさせないスイングながら、驚きの125m弾。6年前、JPが東京ドームで打ったっけ。あの、山口が清原に危険球投げた試合。あの時も、4対4の引き分けであった……。■連打に凹むまさか、その裏に4失点も喫するとはね。初登板以外はずっとQS(6回3失点以内)と、抜群の安定感がウリだったのに。最初は、この外野陣は本当に間が抜けないなァ、などと余裕をかましていたのだが、最後、内藤に打たれた頃には……。「我々が見に来た途端、連勝が止まるわけ?」とヤキモキドギマギしていたという。■反撃に心を持ち直すそれでも、相手はやはり“鉄板”横浜。4回にはTの130m弾がバックスクリーンへと飛び込み、5回には坂口・二塁打の後、森山がセンターへ。あっという間の同点。伊藤を即座に鈴木へと替え、フィガロも4回降板。総力戦の覚悟が伝わってきた。さァ、ここからだ。■停滞に落胆するしかし、ここからなかなか点が入らない。6回には大引・四球、鈴木・安打で、二死一・二塁のチャンスを作るも、代打・荒金スカイウォーカーが江尻から三振。7回には後藤・安打、T・四球で、同じく二死一・二塁とするも、今季初スタメンの赤田が牛田から三振。対する横浜も6回、鴨志田相手に四死球2つ、加えて暴投もあって一死一・三塁となったが、代打・ノリは三振。続く石川も古川から三振。勿論「ここでノリなのか」と喜んだ次第である。しかし、向こうも7回の代打・スンヨプには、同じ気持ちだったかもね。それにしても、何故“スンヨプ”の部分だけ小さい?■最終回の攻防にどよめく9回表の時点で、21時10分くらいだったか。可能なら、この回で勝ち越したいところ。しかし、山口俊を前に“救世主”田口は右飛に倒れ、昨日5安打・今日2安打の坂口もニゴロ、巨人戦で沢村から殊勲弾を放った北川もニゴロ。Tまで回したかった……。この時点で試合時間は3時間半まであと10分ほど。岸田がスパッと抑えれば、或いは……。渡辺直 ⇒ 三振(よしよし)石川 ⇒ 三邪直(バルディリス!)しかし、ここから金城、村田が人工芝ならではの内野安打2つ。嫌~な雰囲気が漂う。外野席からはわからなかったが、どうも岡田監督が直接マウンドへ行ったらしい。スレッジ勝負。1球目 ⇒ 147km/h・見逃しストライク2球目 ⇒ 148km/h・ボール3球目 ⇒ 149km/h・ボール4球目 ⇒ 147km/h・空振りストライク5球目 ⇒ ???km/h・ボール6球目 ⇒ 148km/h・ファール7球目 ⇒ 148km/h・ファール1球ごとにどよめく両翼スタンド。そして、8球目だった。149km/hのストレートが唸る。空振り三振。魂の全球ストレート勝負。その瞬間、飛び出したガッツポーズがこれだ。結局、試合は時間切れのため、延長戦には入らず。くそ……、勝ちたかったな。■余談だが因みに、TBSラジオのマスコットの方が、ホッシーより子供たちにはインパクト大だった模様。Please crick here !!
2011.06.16
コメント(2)
今日の阪神戦、壮一朗がTVの前で叫んでいた。「けーろー、けーろー、たいがーす!」本当は「KO、KO」が正解なのだが、ふと「ん、ちょっと待てよ」と。阪神は平均年齢が高いから、ある意味、その掛け声も正しいのかもしれない。「敬老、敬老、タイガース!」なんか、相手に同情したくなる試合だった。Bs 522 100 220 14T 200 010 000 3オリックスは今季最多安打&最多得点で、今季初の5連勝。4位に浮上した。逆に、阪神は遂に2桁借金で最下位転落。得点経過を見ると、その悲惨さがわかる。<1回>坂口 ⇒ 中安打田口 ⇒ 右安打(犠打一転強攻)後藤 ⇒ 左飛(三進)T ⇒ 本塁打(3点)バル ⇒ 死球スン ⇒ 中安打大引 ⇒ 四球鈴木 ⇒ 左安打(1点)金子 ⇒ 投失(1点)先発は去年のチーム勝ち頭・久保。もう、本当に「どうなってんの?」って出来で。しかしね、後藤の決して深くない左飛で、坂口が三塁にタッチアップしたのを見て、金本の肩は致命的だと悟ったわけで。敬老、敬老、タイガース\(Tロ\)(/ロT)/<2回>後藤 ⇒ 右安打T ⇒ 二塁打(1点)バル ⇒ 四球スン ⇒ 三振大引 ⇒ 右安打(ポテンで1点)途中から小嶋が出たが、状況は変わらず。<3回>坂口 ⇒ 四球田口 ⇒ 遊ゴロ(全セーフ)後藤 ⇒ 三振T ⇒ 遊ゴロバル ⇒ 四球スン ⇒ 右安打(2点)<4回>鈴木 ⇒ 二塁打金子 ⇒ 犠打坂口 ⇒ 三振田口 ⇒ 二塁打(1点)金本をいたぶらないよう、外野への打球は全て右方向。敬老、敬老、タイガース\(Tロ\)(/ロT)/金子は初回こそ無死満塁のピンチを招き、2失点を喫したが、いずれも内野ゴロの間の失点。5回の1失点も、Tの拙守がなければ、防げたかもしれないものだった。回を追う毎にストレートで空振りを奪えるようになり、何球かは150km/hに迫る球速が出ていた。<7回>坂口 ⇒ 左安打田口 ⇒ 中飛後藤 ⇒ 左安打T ⇒ 投ゴロバル ⇒ 右安打(ポテンで2点)<8回>大引 ⇒ 四球鈴木 ⇒ 右飛森山 ⇒ 三安打坂口 ⇒ 三塁打(2点)7~8回の4点は、若竹から奪った。因みに7~8回、こちらは近藤が登板。球速は心配なく、2四球もいつも通り。結果、無失点ということを考えれば順調だろう。まァ、それでも今日は緊張感のない展開。金子も、近藤も、真価を見極めるには、もう1試合見たいところではある。一方、打線はこれで4試合連続5得点以上。完全に貧打からは卒業した!……と思う。さて、明日の予想先発はメッセンジャー、或いは、下柳なのだそうだ。敬老、敬老、タイガース\(Tロ\)(/ロT)/Please crick here !!
2011.06.05
コメント(0)
オリックスの面々は、心優しい男たちばかりだ。連敗に苦しむ相手には勝ちを与え、記録を達成しそうな相手には脇役に徹する。だからね、ファンは嫌な予感がするわけよ。……今回の広島みたいな相手は。6連敗中? 44回連続無得点中?そろそろ、ウチが止めちゃうんじゃないの?……みたいな。でも、広島は予想を上回る泥沼だった。<昨日>Bs 130 200 000 6C 000 000 201 3なんと、全米ドラフト1位のバリントン陥落!後藤が2安打3打点、坂口が4安打と、スロースターター2人が大活躍し、2番に入った救世主・田口も、2打数2安打で打線の潤滑油となった。投げては中山が6回無失点で、今季初勝利。長いトンネルを抜けた。結局、広島の連続無得点記録は50回まで伸び、セ記録を更新。日本記録は59回だったが、そこは持ち前の優しさで止めてあげた。……ケガ明けの近藤が。試合後、実況のコメントが引っかかった。「記録は止めたので、次は連敗を止めたい」……まさか、ね。でも、広島は予想を上回る泥沼だった。<今日>Bs 004 000 100 5C 020 000 000 2なんと、去年の沢村賞投手・マエケン陥落!3回も7回も、大引の長打がキッカケとなった。よくよく考えてみると、入団以来、広島戦でやたらと打っている印象が……。ロッテ以外にも得意チームがあったのか。伊藤、西への連続四球が分水嶺だったね、マエケン。西は5勝目を挙げ、久しぶりの勝ち星。実況には散々「崖っぷち」と連呼されていたが、「カープの方が崖っぷちでしょ」ってね。それにしても、この試合は実況以上に解説が面白かった。達川光男。現役時代は広島一筋。引退後は監督まで務めた。守っては捕手として“ささやき戦術”を駆使し、打っては当たってもいないのに死球を主張する。指揮を執っていた時は“晃豊”と、改名までした男。つまり、広島が勝つためには全力を傾けてきた人生だ。試合開始すぐ、彼は広島優勢になると、いきなり「よし!」と力強い一言。「解説者は応援団になってはいかん」そう自分を戒めながらも、広島LOVEは隠せない。3回、オリックスに逆転を許すと……。「あの三ゴロがね」と、前の回で打席に立った際、アクシデントがあったかもしれない説を披露し、マエケンをフォロー。更に。「デーゲームの広島、これから暑くなりますからね。 これは打撃戦になりますよ」多分、不甲斐ない広島打線への檄だったのだろう。……結果論で言うと、打撃戦の兆しすらなかったが。5回には立ち直ったマエケンに対し……。「4失点しても4回、5回をしっかり抑える。 これがマエケンのマエケンたる所以ですね」打撃戦って言った舌の根も乾か……、ウホン。次の名言はその裏、広島が円陣を組む映像が流れた時。達川氏の見立てはというと……。「内はコントロールできていないので、狙い目は外」しかし、ヒントも虚しく3者凡退の広島貧打線。そして6回裏、オリックスはスンヨプ、ヘスマンの両外国人が凡退したのを受け、森山とバルディリスをレフトとサードに入れた場面では……。「オリックスは守りに入りましたよ」「ちゃああああんす!」と言わんばかりの口調。おそらく、この交代の正解は、守備固め以上に“打てないから”だと思うのだ。そして多分、達川氏もそれはわかっていたはず。コメントの真意は、おそらく広島打線に奮起を促すため……。まァ、それでも点が入らない広島貧打線。最終回、岸田が登板すると、決め球のチェンジアップに対し、達川氏は……。「フォークですね」あれもきっと、フォークくらいの落差だと思え!というアドバイスだったに違いない。やはり、広島貧打線は無得点だったけどね。広島LOVEの達川氏には辛い試合展開。しかし、一貫して広島の選手を褒め続けるその姿勢は、清々しささえ感じさせた。……。まァ、でも……。……いい加減にしとけョ(-。-;)Please crick here !!
2011.06.04
コメント(0)
ただでさえ腕立て伏せは苦手なのに、背中に何故か松岡修造が乗っかって、意味不明な発言を繰り返す。具体的に何を言っていたのかは覚えていないが、とにかくツッコミ魂を刺激されまくる言葉の数々。そんな責め苦を受け続ける、夢を見た。☆☆☆さて、土日は家族で長瀞方面に行って来た。川下りをしたり、蕎麦を食べたり、わらじカツを食べたり、いちご狩りをしたり、和同開珎発掘に因んだ神社に行ったり、陶芸教室でオリジナルBs湯呑を作ったり……。深夜の秩父温泉、大浴場を1人占めしたり。ホテルの本棚から『ゴリラーマン』を拝借し、実に1時間、ダラダラホクホクと。これは極楽というヤツですよ、皆さん!中日相手に連敗しようと、気分は上々。温泉とは、かくも癒される場所なのである。この2連戦ではTが1試合2発を放ち、チャンホが二軍行きを命じられたらしい。今年の目玉・韓流コンビが全滅した、と。代わりに合流して来たのは、なんと金子だ。木佐貫も落ちた今、嬉しい誤算ともいえる早期復帰。しかし、一体どこまで戻って来ているのか……。☆☆☆で、火水は仕事で釜石方面へ。遊びに行ったわけではないので、隙を見てはケータイで速報をチェック。「そうかそうか、横浜め」とほくそ笑む2日間であった。火曜日。投げては寺原が古巣に恩返し。カブレラの応援歌に変更された途端、当たりが止まっていたヘスマンに待望の一発が出て……。ビッキーが攻守で貴重な働き。更に、一軍復帰の後藤も2安打をマークした。結果は、2対1の勝利。因みにこの日は、夕食時に震度4が襲来した。店全体に「ドン!」という衝撃が来て、暫くの間、近くを電車が走っているかのように「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!」という音と揺れ。東京では味わうことのなかった数秒間だった。水曜日。相手は、寺原のトレード相手・山本省だったわけだが……。決していい当たりではないのに安打が続き、5回もたずに降板するという去年もよく見たパターン。1点目⇒後藤の当たりは、投ゴロかと思いきやセンターへ。2点目⇒Tの併殺打崩れ。3点目⇒Tの打球は遊撃手後方へフラフラポトリ。この日から一軍復帰したバルディリスは好守と、4点目となる押し出し死球をゲット。坂口には今季1号が飛び出した。内角低めのボールを掬い上がる技ありの一打だった。なんか、打線が形になって来たんじゃないの?坂口、田口、後藤、T、北川、ヘスマン、バルディリス、伊藤、大引。5~6番にもう少し怖さが欲しいのと、代打で使える人材が足りないが、以前よりは得点の匂いが漂ってきた気がする。投げては、フィガロはいつもの出来で2失点。前日も一発を浴びるなど、疲労の見える岸田はベンチを外れたが、吉野⇒香月⇒平野と繋いで5対2の勝利。横浜には2008年以来12連勝中だとか。……君たちね、ノリを獲るくらいなら筒香を使いなさい。そうそう、近藤も一軍に合流したってね。金子と同様、一体どこまで戻って来ているの?Please crick here !!
2011.06.01
コメント(0)
5連敗中のヤクルトがそろそろ勝つ確率と、3連勝中のオリックスがそろそろ負ける確率と、どっちが高いと思う?そりゃあ、今日の降水確率(50%)より、負ける確率の方が高いということは承知していたさ。それでも、わざわざ仕事をズラし、雨具の用意をして、懐を寂しくしてまで、リーグ最下位のチームを応援してしまう。今季4度目の生観戦。結果は、やはり予想通りだった。あっちは由規でしょ。こっちは木佐貫でしょ。どちらがより安定しているか。で、あっちはストライク先行の投球で、8回13奪三振1失点の好投をして。で、こっちはボール先行の投球で、塁を埋めて、打たれて、2回で降板して。勝敗の差は明々白々である。打線も、互いに5安打4四死球ながら、チャンスでの振る舞いに差が出てしまった。特に5回は「ウチの方が拙攻だぞ!」と、ヤクルトにアピールしているかのようだった。中山 ⇒ 3-1から四球坂口 ⇒ 3-1から四球投手が四球を選ぶのは、あの寺原以来。左翼席も一際沸いた。2点ビハインドで無死一・二塁、打者は梶本。当然、犠打で一死二・三塁の形を想像するわけだ。しかし、初球は見逃して1ストライク。2球目は、強振して一塁側へファール。3球目は、ド真ん中を空振り三振。へなへなへなへな。続く田口も、あろうことか3球三振。この日は、由規に全く合っていなかったなァ。へなへなへなへなへなへな。スンヨプも、3-2からスライダーが来て、何を思ったか見逃して三振。へなへなへなへなへなへなへなへな。ついでに、1試合を通してヨレにヨレまくっていた応援団の鳴り物にも……。へなへなへなへなへなへなへなへなへなへな。何だか、今日は梶本が三振を喫した時点で、その先の流れが決まってしまったような、そんな気がしてならない。☆☆☆今日は5回にマスコット同士の対決があった。バットを額に当てて、5回ぐるぐる回って、数メートル先のゴールを目指す。さァ、勝負の行方は……?ってか、燕太郎を見るに、本当は誰も三半規管狂ってないだろ!ヤクルトのマスコットがゴールしそうになると、つば九郎が妨害をして、結局はベルが1着となった。茶番か!☆☆☆今日のヒーローインタビューは3人。由規と、2安打の福地と森岡。福地が「5月も終わろうかというのに、遅くなりましてすみませんでしたーーー!」と、語気を強めれば……。森岡は「9年目の森岡ですけど、お立ち台初体験でーーーす!」と、絶叫。由規も「毎回勝って、このお立ち台に上がれるように、僕も頑張りまーーーす!」と、2人に合わせた。何だか、青臭くて良かった。☆☆☆試合前、ブルがスタンドにプレゼントを投げ入れてくれたのだが、壮一朗がそれをゲット。何を貰ったかというと……。スワローズのオリジナルTシャツだった。もらった本人は、通っている野球教室で、1人巨人のではなくオリックスの帽子を着用し続けている男。複雑な気分らしい。Please crick here !!
2011.05.26
コメント(2)
近頃、3歳になったばかりの娘が、田口の画像を見て「たぐちちょー」と言い始めた。そして、来月6歳になる息子はその上を行く。中継を見ていて覚えたのだろう。なんと、選手の名前を漢字で読めるらしい!田口とか、大引とか、北川とか、作りの簡単な漢字だけかと思いきや、後藤とか、駿太とか、複雑なものも読めた。さァ、そんな2人と妻を連れて今日は神宮へ。今季“3”度目の生観戦は、“3”戦連続で4対1というスコアとなり……。チームは初の“3”連勝。フィガロも自身“3”連勝。決勝打を放ったのは“3”番・田口だった。まさに“3”尽くしのヤクルト戦。今日は、選手毎に振り返ろう。坂口:ミート力が素晴らしく、4安打。 5回の三塁打は見応え十分だったし、 8回の安打は勝ち越し点に繋がった。梶本:8回、三塁手・宮本の猛チャージにもめげず、 見事に犠打を決めてみせた。 先日、広島戦のミスを引っ張らなかった。 残念だったのは、初回の盗塁死。 カウント2ー1、球種はスライダーで、 捕手・川本の送球は1バウンドしたのに、 余裕のアウトとは是如何に。 ベンチもベンチである。 先発・山本斉は制球がバラバラで、 走らせなくても四球を取れそうだったのに。田口:8回、橋本からライト前へ決勝打。 打ちそうな雰囲気プンプンであった。 田口は今日を終えて出塁率5割、 得点圏打率4割と、絶対の信頼感。スン:初回、四球を選んで1日1出塁の役目を 終えたかと思ったら、8回に打点1。 しかも、変則左腕・久古から打つとはね。 早々に追い込まれたが、 暴投で田口が三進したことで息を吹き返したか。ヘス:4回打席に立って2度出塁したが、 トドメを刺したかった8回に三振したのが残念。T:2試合連続でスライディングキャッチを披露した。 打つ方は“上向き”と伝えられているが、本当か? 初回、初球を振りに行ったが、仕留め損なったな。 あの打席は、山本斉が暴投してくれて先制。 正直「助かった」というのが本心ではないか。 ソフトバンクに行ってしまった康雄さんに、 頼りたい。頼っちゃダメなの? 8回、右翼線への打球は安打ではなく失策だったか。 森山も憤死して打点1も付かなかったしなァ。大引:3三振と酷い出来。特に初回、 4四球と乱れた相手先発に引導を渡せなかった。 何だか、いつも外に泣かされている印象だ。 イメージでは外を見逃してカウントを稼がれ、 外に勝負球を投げられ、空振るシーンが目立つ。伊藤:前田から伊藤に正捕手が戻って、 チーム防御率がググッと上がったと思う。 守ってはフィガロ、平野、岸田を好リード。 打ってはプロ入り初本塁打を放った。フィギー:6回一死までノーヒットノーランに抑えた。 最近、貧打に喘いでいるというヤクルトでは、 攻略は難しかろう。 代打・ホワイトセルに打たれた本塁打は、 左翼ポール際で、神宮ならではのものだった。 結局、8回途中で降板して1失点。 これで5試合連続自責点1以下。 但し、打つ方はセンスの欠片も感じられなかった。森山:8回、スンヨプの代走として登場した。 Tの当たりで一塁から一挙本塁を狙うも、憤死。 再三再四の牽制でスタートが遅れたか? それとも、森山の足だからこそのクロスプレー? セーフにも見えたがなァ。平野:8回二死から登板。いきなり青木に安打を許すも、 田中浩がフルカウントからボール球を打ってくれて、 事なきを得る。 神宮のスピードガンはやはり速く、 球速は152km/hも出ていた。岸田:クリーンアップを2K含む三者凡退。 連続失点を止めた。つーことで、何だか余裕漂う勝利だった。一方で「これは負けたなァ」と思った瞬間も。燕太郎がブレイクダンスをした直後、「君も何かやれるのか?」と振られたブル君。「よおし」と見せた精一杯のアクロバティックだった。……運動能力はネッピー級らしい。☆☆☆ここからは、その他の雑談。ラッキー7の時、左翼席で大ブーイングが起きた。だって『SKY』を歌っていて、これから一番盛り上がるよ~って所で、ぶちっ。そりゃあ、みんな怒るよ。☆☆☆相手の主砲・バレンティンがとんでもない。打率は3割4~5分で、本塁打は13本。オリックスファンたちの間では、こんな声が上がった。「来年からはジャイアンツだな」☆☆☆試合時間は2時間44分。1回表終了時は22分も経過していたのに。Tシャツ1枚ではとっても寒かったので、ペースアップは大歓迎であった。☆☆☆神宮球場は試合後、選手がグラウンドを歩いて退場していく。その際、岡田監督にファンの声が飛んだ。「後藤を上げて!」☆☆☆昨日、新ユニフォームが到着した。Please crick here !!
2011.05.25
コメント(0)
今季2度目の生観戦、東京ドームへ。先発は巨人=スーパールーキー澤村に対し、オリックス=巨人相手に11度先発して、未だ勝ち星のないという寺原。その内容を一言で表すなら“ザッツ・セ・リーグ”!勝負を分けたのは、打者・寺原だった。ということで、時系列で振り返ろう。<試合前>上野動物園に来たパンダに1日先駆けて、名前が決定した我が球団の新マスコット。バファローブルとバファローベル。彼らを初めて生で見ることが出来た。左翼席前に来たベルの方を撮影。家に帰って確認したところ、この時、我々一家はまたTV中継に抜かれていた。<序盤1~3回>12球団随一の貧打を誇るオリックス打線は、予想通り、澤村の前に沈黙しまくった。速いわ、コーナー突かれるわ、もうお手上げ。そして、寺原はというと、初回にいきなり失点。○2番・藤村が三塁手・ヘスマンを狙って セーフティバント。バルディリスだったら……。○その藤村が、伊藤の強肩をかいくぐって盗塁成功。○坂本四球、ラミレスニゴロ。○二死から阿部慎に巧くライト前へ。しかし、この日の寺原は、ストレートに威力がある“当たり日”。勝ち運に恵まれていない澤村相手なら……。<中盤4~6回>4回表、オリックスに初安打が生まれる。突破口を開いたのは、信頼感抜群の3番・田口。その後、スンヨプも続いて無死一・二塁。1日0~1出塁のスンヨプについて、我々の隣に座っていた夫婦が……、「今日の役目は終わったから、代走で」どこも同じような会話をしているんだなァ、と。しかァ~し、ヘスマン&Tが、連続見逃し三振。またいつもの拙攻かよ(ノ´Д`)ノガッカリ感が漂いまくった、その時だった。大引がしぶとく三遊間を抜いた。1対1の同点だ。そして、昨日2安打の伊藤。こういう場面でいつも思うこと……。もう1点が欲しい!でも、空振り三振(ノ´Д`)ノ因みにこの頃、妻と子供たちはスタンド裏へ。バファローブルを追いかけ、写真撮影をしていた。“あと1本が出ない病”は5回表も発症した。二死一・二塁でスンヨプ。例の如く空振り三振を喫するのだが、カウント3-1でストライクを振らない4番に、どんな価値を見出せばいいのだろう。隣の夫婦曰く「スンちゃんの打席はリプレイ」要は、いつも同じ内容ということだ。<7回>この回、オリックスは寺原の打席を迎えるが、代打はなし。まァ、二死で走者もいないし、平野&岸田を出したら6連投になるし、岸田は2試合連続失点中だし……。寺原、続投。一方、巨人は一死から二塁打が出てチャンス。田中め、この日は随分と寺原に合っていた。で、迎えたのがここまで11Kの澤村。原監督は、高橋信を代打に送り出す。しかし、結果は右飛。緩い球でタイミングを外したバッテリーの勝ちだ。そして、うるさい紺田も遊ゴロに打ち取り、7回も無失点で切り抜けた。<8回>澤村に替わり、マウンドには久保。一死から、田口が牙を剥く。二塁打!更に、役目を終えたと思われていたスンヨプがなんと、振り逃げによる奇跡の2出塁目。一死一・三塁。しかァ~し、ヘスマン&Tが、連続空振り三振。またいつもの拙攻かよ(ノ´Д`)ノ流石に負けを覚悟した。案の定、寺原は先頭の藤村に安打を許す。「をいをい、また走って来るんだろうな」とか思っていたら、原監督は坂本に犠打の指示。テンションが思わず上がる。ありがたい。ラミレスは……、三振!阿部慎には敬遠気味の四球でOK。で、長野を……、三振!ここに来て、ストレート勝負ではなく、落ちるボールで料理したバッテリーに拍手である。<9回>何だか得をした気分で迎えた9回だが、打順は下位。3時間半までには30分ほど時間があり、決着は延長戦と想定していた。しかし、試合は二死から劇的に動き出す。この時、驚かされたのは寺原が打席に立ったこと。ここまで120球。まだ引っ張るのかと。せめて、振らずに体力を温存してくれと祈ったが……。粘る。寺原が粘るのだ。ストレートに何とか喰らい付き、フォークを見極め、なんと9球目には四球をもぎ取ってみせた。ヘスマン君、T君、ついでにスンヨプ君。見たか?続く坂口も奮い立たずにはいられまい。追い込まれながらもバットを振り抜く。打球は越智の右踵を直撃し、内野安打。岡田監督は何故か、8回の守備から2安打の梶本に代えて、山崎を2番に入れていた。昨日、奇しくも決勝打(本来は遊ゴロ)を放ち、延長戦に終止符を打った男。原監督は越智を替えない。予感が漂う。1球目、ボール。越智の荒れ様、山崎の傾向から、早打ちはないと思っていた。ところが。2球目、ボールは阿部慎の構えた位置とは逆へ。振った。当たった。飛んで来た。「マジで?」を3回くらい叫ぶ。入っちゃったYOOOOOOOOOO!辺りは、この日初めて会った人同士がハイタッチ。こういう展開で、よくあるのは一発での決着だ。その場合、主力に怪我人続出とはいえ、有利なのは巨人のはずだった。しかし……。まさかの山崎。それはまさに、寺原が自ら引き寄せた得点。投手も打席に立つ、セ・リーグならではの展開だった。その裏、最後の力を振り絞った寺原は、見事な投球を披露してくれた。146km/hストレート。御見逸れしました。今季“2”度目の生観戦は、“2”戦連続で4対1というスコアとなり、シーズン“2”度目の“2”連勝。“2”番に入っていた背番号“2”の山崎が、“2”戦連続でのヒーローインタビュー。まさに“2”尽くしの巨人戦だった。Please crick here !!
2011.05.23
コメント(2)
チーム初の連勝がシーズン31試合目。開幕投手に初白星がついたのが5月半ば。未だに爆発しない貧打線。何もかもが遅いと思っていたら、最速で20敗だとさ。今年のオリックスは、暗い話題ばっかりだ。そんな中、あるニュースが飛び込んできた。西武の平尾博嗣が、結婚!実はコレ、なかなかに微笑ましい話題なのである。今回はその理由を書くとしよう。平尾は今年36歳。大宮東高時代は高校通算68本塁打を記録し、長距離打者として知られた選手だった。93年、阪神からドラフト2位指名を受けて入団し、西武には2001年のシーズン途中に移籍した。内野の全ポジションをこなすユーティリティ性、打撃ではしぶとく右打ちをするような勝負強さ。高校時代とは一味違うスタイルを手に入れ、2008年の日本シリーズでは、打率.571、2本塁打を放つ活躍を見せた。キャラクターも個性的だ。ベテランらしい気遣いを覗かせる一方、言動は時にチャラく、その風貌も正直チャラい。週に1回の日焼けサロン通い! 茶髪でロン毛!後輩やファンは平尾をこう呼ぶ。……“チャラ尾”と。今回、結婚を報じたスポニチの見出しには、『チャラ尾卒業だ!』との文字が躍った。しかし、彼にはもう1つ、知られざる個性がある。そのヒントは、各年度の選手名鑑を見るとわかる。見るべきは“好みのタイプ”の欄。94~01年=「特になし」それが、西武へのトレードで心機一転したのか、ヘルニアの手術で人生観が変わったのか、30歳に近付いて理想の女性像が見えてきたのか、2人の女性を挙げるようになったのだ。02~04年、平尾27~29歳⇒ 「三浦りさ子」(34~36歳)05~11年、平尾30歳~36歳⇒ 「長谷川理恵」(32~38歳)三十路を過ぎて大人の魅力を備えた年上の女性。球界の多くが若いモデルや女優の名前を挙げる中、平尾は異彩を放つ少数派だった。ところが。今回、発表されたお相手は……。スリムな体型の一般人女性! そして!年齢が27歳!オイィィィイィィィイィィ!年上が好きだったんじゃないのか?30代が好きだったんじゃないのか?プロ野球選手の奥さんは姉さん女房じゃないのか?貫いた好みは、体型だけか!よく考えてみたら、今年のキャンプ、「チャラ尾がスキンヘッドになった」と、一部で騒がれていたが、あれは異変の前触れ?それとも、理想のタイプと結婚相手は必ずしも一致しないという、よくあるパターン?……とりあえず。爽やかなツッコミどころをありがとう。そして、心からおめでとう。Please crick here !!
2011.05.22
コメント(0)
顔面神経麻痺を乗り越え、初勝利。金曜日、報ステで西が取り上げられ、各所で絶賛された。ファン冥利に尽きますな。今日はその西が先発の日だったが、天気も良かったので、1年ぶりに東京競馬場へ。到着は12時半。6Rからの参戦である。キッズエリアのある馬場内で予想を始める。子守りは妻に任せ、じっくり新聞と相談。10Rまで馬券を買いだめた。しかし、当たらない。カスりもしない。絶不調。ケータイでプロ野球速報を見た。なんと、オリックスまで負けている。西が福浦に2ランを打たれた模様。やめよう。どうも競馬新聞というのは、情報が多過ぎる。左回りで化けるとか、前回は展開が悪かったとか、東京は得意とか、実績十分とか、どれも捨てられん。しかも、馬柱を右端から読んで行くと、外枠の方はお腹一杯でチェックが甘くなる。なので、パッと見てパッと決めよう、と。じっくり新聞と相談するのはやめよう、と。新潟10Rと京都10Rを買い足した。特に新潟は男気たっぷりの1点買い。タマモブラウンとエーシンバリントンの馬連。即決20秒。何故選んだのか?前者は馬券的に相性の良い佐藤哲の馬だから。後者は広島のバリントンが凄そうだから。そしたら……、来たよ。1000円が、1万1700円に。しかも、ケータイを見ると、オリックスがTの本塁打で逆転している。更に、ヘスマンまでタイムリーを打って4対1。そして、いよいよ東京のメインを迎える。今日はG1、NHKマイルカップの開催日である。オッズも寸評も見ず、テキトーで。○○ボスシリーズは相性がいいので、グランプリボス。ディープインパクト産駒だったので、リアルインパクト。すると……。1着3着のワイドが来た。520円だったけど。更に、新潟12R。3番、6番、9番のワイドを500円ずつボックス買いしたら……。全部来た。1500円が3万1350円に。馬連にしていたら、8万円以上になっていたが、まァ、贅沢は言うまい。言うもんか。トータルで1万9550円勝ち。オリックスも4対3で逃げ勝っていた。をを、なんと気分の良い日だろう。帰りはまたしても徒歩という我が一家。府中街道沿いを東村山まで歩き、10km以上。現在、腰痛持ちなので、子供たちは抱っこなし。よくぞ頑張って歩き切ったものだ。西武新宿線に乗った途端、2人共ぐっすり。それにしても、西は止まらないね。捕手が前田になっても勝つとは。因みに、西は高校に入るまでサイドスローだったとか。小学校でやっていたドッジボールの影響で。それが、菰野高でオーバースローになって、後はフォームを直されたことがないらしい。☆☆☆この2連戦は阪急デーだった。正直、生まれた頃のユニフォームで、ブルーウェーブの時と比べるとあまり感慨は湧かなかったが、連敗しなくてホッ。やはり、黄金時代の強いイメージが壊れるからね。昨日、観戦するOBたちの目がもう冷ややかで……。どうでもいいけど、近鉄デーは応援しにくいなァ。Please crick here !!
2011.05.08
コメント(0)
毎週、火曜日が辛い。月曜終わりは仕事の関係上、朝帰りが多いこと。1週間で最も早い時間帯に会議があること。しかも、火曜の仕事はその会議だけであること。そして、木佐貫に勝ち星が付かないこと。昨日などは、まさに“泣きっ面に蜂”だった。実は今、腰痛が酷い。コルセットが手放せない。それでも、会議に行った。しかし……。誰もいない。急遽、中止になったという。無駄足! サボるのが正解だったか。それでは、野球中継でも見ようと、社内に残り、TVの前に陣取る。木佐貫好投! オリックス先制!ダルビッシュ相手に投げ勝っちゃうのか?しかし7回、稲葉に被弾……。平野が前倒し登板するも、逆転……。もう見ていられなくなり、席を立つ。どうせ、どんな体勢でも腰は痛いと考え、パチンコ店に向かった。結果は、1万4千円負け。蒼天が余計だった。後ほど、9回に追い付いたこと、岸田が打たれて負けたこと、際どいコースを突き過ぎたこと、疑惑の内野安打があったことを知った。1点を惜しんで前進守備をして、それを破られて傷口を広げるパターン。捕手はもう1人残っているのに、何故か貧打の鈴木に代打を出さず、チャンスを潰してしまうパターン。共に炸裂したらしい。更に、一塁を森山が守る緊急事態も……。帰り道は、雨の中。まさに、裏目恨めしTuesday。そして今日、水曜日。幾らか気分は晴れた。F 000 000 000 0Bs 000 010 00× 1寺原、今季2度目の完封!とにかく、ストレートの威力が抜群だった。どんなに粘られようとも、どんなにピンチを迎えようとも、ぐいぐいと。122球、捩じ伏せ勝ち。1~2回は危なそうな雰囲気だったが、解説の野田さんによると、相手投手(武田勝)が良かったため、テンポが良くなり、流れに便乗できたとのこと。坂口の守備も大きかった。初回、二死一・二塁で小谷野の打球。一直線に背走し、掴んでみせたわスパイダー。最終回も、二死走者なしで稲葉の打球。これも一直線に背走し、飛んでみせたわスパイダー。伊藤の強肩も炸裂した。8回、田中賢を迎えて、代走・村田を一刺し。やはり、捕球から送球までが速い。腰痛の身になって、改めて君のパフォーマンスに脱帽だよ。打っては、少ないチャンスをよくモノにした。Tの粘り勝ち安打、竹原の移籍後初安打、バルディリスの読み勝ち安打。この後、伊藤が淡白に打ってしまったこと、最終回、下山が二塁打を打って、坂口が還せなかったことが残念といえば残念。まァ、でも勝ったからいいよね。明日はフィガロではなく、チャンホの予告先発。なお、木佐貫が気分転換に一時降格した模様。Please crick here !!
2011.05.04
コメント(2)
GW(激怒ウィーク)以前からダメだったので、GW(激怒ウィーク)に入ったことに気付かなかった。「貧打」「淡白」「見殺し」「拙攻」書き飽きた。あの駄試合後、緊急野手ミーティングが行われ、スンヨプやバルまで出席したらしいが、翌日の試合、つまり一昨日も酷いものであった。出塁しても送れない、還せない。俊介は誰が見ても調子が悪いのに、無得点。俊介はよく凌いだ? 違うな、打てないだけだ。中継ぎから何とか2点を奪い、逆転勝ちしたが、13安打13残塁の事実は爽快には程遠く、坂口のバックホームが逸れていれば負けていた。で、昨日は仙台凱旋の楽天に1点止まり。空気を読んだ? 違うな、打てないだけだ。試合後、岡田監督は激怒してTを槍玉に。ベンチの責任もあるとは思うが。そして、今日である。スタメン発表の際……。1番・森山?坂口は? 3番?じゃあ、後藤は? 4番?……アレ、Tは?って感じなわけよ。昨日はホームランを100本打ったら許すって岡田監督は言っていたのに、スタメン落ち。そんなの、空気が更に重くなるだけではないか。6回に代打で出たが、やっぱり三振。見逃して、見逃して、ボール球を空振って。昨日までと同じ中身かよ、と。9回に二塁打を放ったのが明日に繋がるか。それと、伊藤を起用しなかったのは何故か。前田を使ったとて、2回にはバント失敗。それどころか、聖澤には余裕で盗塁を許し、中山とのコンビは5回途中までしか続かなかった。大引も、ベンチに座っているだけで飼い殺し。山崎が3割近い打率を残しているため、使いにくい状況なのはわかるのだが、これではキッカケを掴めまい。それに、山崎には決定機で勝負弱い印象があるし。う~ん、頑張っている選手もいるよ?北川は連日マルチ安打と固め打ちを始めたし、バルも安定して打っているし、坂口もようやく調子を上げてきた。但し、北川は骨折の影響もあって走れないし、バルも一撃で試合を決めるまでの力はない。更に、坂口は時々凡ミスがあって、今日も好走塁で二塁を陥れておきながら、直後、牽制に誘いだされてチャンスを潰した。では、二軍で他に使える奴はいないのかと、ファームを覗いてみると、あちらも貧打。唯一、ヘスマンならと思っていたが、ここ2日は代打として登場するも快音響かず。因みに昨日、ロッテから竹原を金銭で獲得したが、三振の多い打線に粘りを与える存在には思えない。何だか、金田や具が防御率1・2位になりながらも、大きく負け越していた時代を思い出す。中継だと、5回途中にハイライトが入るじゃない?普通は得点経過を繋ぐのだが、オリックスの打線が脆く、先発が頑張るため、今ひとつ見せ場のないものになるわけだ。序盤大量失点⇒チーム防御率5点台の時代よりはマシなのかもしれないが、ツマラナイ。明日は笑顔の新星・西が登板する。Please crick here !!
2011.04.30
コメント(0)
息子の幼稚園があったが、遅刻してでも「行きたい!」と言うので、QVCマリンフィールドまで足を伸ばした。今季初の生観戦。予想では、30分の遅刻。しかし、新木場駅で最後の乗り換え。快速のタイミングには合わず、仕方なく各駅停車に乗ろうと思ったが、時間を過ぎても電車が到着しない。強風のため、スピードが出せないとのこと。ケータイで速報のページを開く。1回の攻防、0対0。2回の攻防、0対0。よし、そろそろ海浜幕張駅だ!と思ったら……。車内アナウンス。海浜幕張まで行けない?1つ手前、新習志野駅で降りろという。仕方なくタクシーに乗り込み、球場へ。ケータイの速報を見ると、ロッテに次々と点数が入っていく。4対0。段々テンションが下がっていく。更に。球場に到着した途端、駐車場の前で門前払い。後で知ったが、液状化現象の影響か、タクシー乗り場を閉鎖中していたようだ。結局、少し離れた場所に止めてもらって、徒歩で球場入り。1メーター分の損。「もう帰ろうか」「ここまで来て?」そんな葛藤が襲う。それでも、チケットを買った。こんな展開だし、一番安い外野自由席にしよう。外野が遠い。しかも、強風で歩きにくい。ここまでのアクシデント連発も含め、超次元的な存在に「来るな」と言われているかのようだ。速報ではオリックスが1点返した模様。よし、まだわからないかも……。球場内入った! その時、チラリと見えたモニター画面。Tがうなだれている。反撃は、終わっていた。そして、席に着いた直後の場面が、コレだ。ダイヤモンドを廻るサブロー。それを見つめるT。その後も、酷いものだった。昨日と同じく四球から大量失点。里崎の一体何が怖いのか、寺原! バックも、強風のせいか、ポロポロとフライを落としまくり、3失策。わざわざTのTシャツを着ていった息子は、Tに振り返ってもらおうと必死に叫んだが、風にかき消され……。崩れる小林雅と高宮の移籍組。打線は、目の前で1本の安打も打たなかった。あまりにも攻撃が淡白で、応援歌を最後まで演奏できないこともしばしば。そして終盤、応援団が送ったヤケクソなエール。「な~んで~もい~いか~ら塁に出ろ!」しかし、あっさりと3者凡退。「何でもありませんでした」とオチて、スタンドに少々の笑いが生まれた。最後の最後、北川の代打で駿太が登場するも……。力ないサードフライ。見る価値の一切ない駄試合を見てしまった。おそらく、道中に何度も警告をしてくれていたのだろう、超次元的存在の親切心に気付くべきだった……。Please crick here !!
2011.04.27
コメント(2)
金曜日、歓迎会の2次会でカラオケに行った。歌ったのは2曲、飲んだのは林檎ジュース1杯、食べたのはポテト1本に唐揚げ1個。それなのに、払ったのは1万円。更に外は雨。中山を見殺しにした昨日が、丁度こんな良くない感じの試合だった。球団公式HPの“PLAY OF THE DAY”は、二死満塁で銀仁朗から奪三振というシーン。つまり、危機を脱したことを褒めていると。でも、ここは凌げたけど、負けたからね。5安打以上打てない打線に、何か気の利いた名前を付けてやって、“激怒ウィーク”以来となる自虐造語で、ファンの失笑でも買ってやろうと思っていた。その矢先だった。L 000 000 021 3Bs 000 004 10× 5またしても西が、素晴らしい笑顔で、素晴らしい投球で、得点を呼び込んだ。7回96球無失点。被安打1で三塁を踏ませず。おかわりに死球を与えても、爽やかに頭を下げるだけで微塵も臆せず、気持ち良く腕を振って後続を断つ、その度胸。更に、解説の山崎慎太郎によると、スライダーでストライクを稼げる点がイイと。その秘密はマウンドの立ち位置にあって、プレートの左端、一塁側を踏んでいることで、右打者の外角に対して“点”ではなく“線”でゾーンを捉えられるらしい。かつての西武投手陣に多かったスタイルとのこと。あとは単純に低めへの制球力に二重マル。そして、そんな西に触発されたのが野手陣。特に今日のヒーロー・後藤への効きは凄かった。5回、浅村へのライナーに対してジャンプ一番!6回には執念の内野安打をもぎ取り、北川の犠打で二塁から一気に生還!捕手・上本が本塁を空けた一瞬の隙を見逃さず、大胆にも突っ込んできた。中継では満面笑みの岡田監督。相手先発・平野は不振のTにストレートの四球を与えたところで、既に歯車が狂い始めていたが、この走塁で完全に切れてしまった印象。その次はTに輪をかけて不振のスンヨプに、完璧な当たりを右中間に運ばれる始末。西武ベンチ、堪らず藤田をマウンドに上げるも……。こいつはバルディリスの“お客さん”である。ガツンと2ラン。先程の岡田監督とは、実に対照的な表情の久信。7回には、Tに二死からタイムリーが出るオマケも付いた。楽勝ムード。これぞ、西の“WKFK効果”。WKFK=笑う門には福来る。いやあ、久々に見る価値のある試合であった。……どうでもいいが。西にはもう1つ、特殊能力があるのだろうか。今日もあった“ベンチでの祈り”。=終盤は必ず競る。平野は栗山に2点タイムリー。岸田に至っては、おかわりに被弾し、なおも走者2人を出し、天敵のブラウンという場面までもつれ込んでしまった。球数的にも完封を狙えたはずだし、さっさと経験させておくべきだと思ったが、実はこの2人、今週は1度しか登板していない。ということでの調整登板。そういえば、前回も久しぶりの登板でキレを欠いた。そんなところにも貧打の影響が!と感じさせられた。☆☆☆最後に1つ、仮説というか妄想。笑顔がとても素敵な西だが、実は裏の顔があったりして。おかわりに当てて、申し訳なさそうに謝りながら、実は「ふっふっふ、これで踏み込めまい」平野と岸田がピンチで、祈るような表情を見せながら、実は「ふっふっふ、これで僕の好投が際立つぞ」なんて、笑顔の腹黒キャラ。多分違うけど、そっちの方が楽しく観戦できそう。Please crick here !!
2011.04.24
コメント(0)
著書にセンスを感じる。今年2月に44歳となった三浦知良。多くの人々が気になる疑問について、なんと、タイトルのみで一発回答しているのだ。『やめないよ』去年11月、長嶋一茂が出した本も興味深い。自身の経験を踏まえて著したそのタイトルは……。『乗るのが怖い 私のパニック障害克服法』やめないよ。乗るのが怖い。ダイレクトで伝わって来るメッセージ。正直、巧いタイトルだと思う。こういうのが最近のトレンドなのかと思い、ちょっと昔のことを調べてみた。80年代のプロ野球選手。結論から書くと、それはそれでダイレクトだった。まずは、元阪神・江本孟紀。『プロ野球を10倍楽しく見る方法』で、ベストセラーを叩き出した“異端児”は、こんな著書も出版している。『よってたかって、みんな悪かった エモやんのザンゲ録 ごめんなさい阪神さん』何故に投げやりか。「空白の1日」事件でダーティなイメージが付いてしまった元巨人・江川卓はというと……。『たかが江川されど江川』何事も、独自の理屈を持っている江川らしい。で、その事件に巻き込まれた元阪神・小林繁は……。『男はいつも淋しいヒーロー』哀愁を漂わせた。この時代、江川にライバル心を剥き出しにした元大洋・遠藤一彦は、こんな本を出している。『江川は小次郎、俺が武蔵だ!』長嶋茂雄を“向日葵”、自身を“月見草”に例えた野村克也の系譜と思うなかれ。遠藤は、自分を派手な方に位置付けている。世紀に残る珍プレーでお馴染み、元中日・宇野勝の本は……。『ヘディング男のハチャメチャ人生』自身のキャラクターを売る、巧いやり方だ。元広島・衣笠祥雄のタイトル、『限りなき挑戦 鉄人と呼ばれるオレの野球人生』と比べると、コミカルなのが絶妙に“っぽい”。同じ系統では、元巨人・堀内恒夫。但し、ツッコミ性は宇野をも上回る。『オレは悪太郎 わが投手人生のMemoir』欧米か!悪太郎はいいが、メモワールって。何故に悪太郎の後にフランス語を付ける?因みに3年前、長嶋はというと……。『ネバーギブアップ キューバの太陽カリブの海に誓う』南国か!はたして、何を誓ったのか。読むまではわからない流石のタイトルを付けた。気が合うなァ、と思わせたのはこの2人、野村克也と江夏豊である。『野球は頭でするもんだ!』(野村)『野球はアタマや』(江夏)奇しくも、元バッテリーが同じ85年に出版。因みに、この年にはかの大沢啓二親分が……。『男くせえ話になるが やられたら、やり返す反骨野球の心髄』何やら“男くせえ話”を著した模様。あと、個人的にヒットしたのは元西武・田淵幸一である。『中年・田淵くんの逆襲』という本が83年に出て、その2年後のことである。『がんばります!!タブチです!!』!を無駄に重ね、ざっくりとしながらも、ド直球なメッセージを発信。タイトル的には、明らかに若返った!……。アレ、これはどこまで行けば締まるのか。わからなくなってきたので、ここらで強制終了。Please crick here !!
2011.04.23
コメント(2)
早くもGW(激怒ウィーク)の装いである。打線が打てない、還せない。そして、先発が力尽きる、中継ぎが傷口を広げる。今季から球団公式ホームページでは、本拠地開催の際、その日一番のプレーを動画でアップしてくれるようになったのだが、見せ場が少な過ぎて、正直苦しそうなチョイス。以前にも書いたが、GW中は余暇を楽しむべきだ。そこで、相手が分の悪そうな日本ハムだったし、この3日間はパチンコを打つことにした。……あの競馬のヤツ、楽しいねえ。駿太のプロ入り初安打と初打点を見逃したのは残念だったが、下した決断は正しかった。それで、今日。大阪ドームはコリアンデー?正直、あまり期待はしていなかったのだ。チャンホ、2回連続で試合を作れるのか、と。スンヨプ、スタメン復帰確実じゃん、と。まァ、どっちみち仕事だし……。そしたら。L 000 000 000 0Bs 011 000 00× 2チャンホ、立ち上がりこそ四球が目立ったが、7回まで何だかんだと無失点。途中、捕手・鈴木がブラウンにぶちかまされ、負傷退場してしまうアクシデントも、むしろ冴え渡る投球術で淡々と投げ続け、終わってみれば108球と経済的。とりあえず、評価を「走者が出たらおしまい」から「そこそこ安定感のある先発」に修正しよう。スンヨプも安打を放ち、浅い中飛ながらも激走。山崎に打点1をプレゼントした。ということで、相変わらずの貧打を披露しながら、調子の悪い西武打線にも助けられ、何とか連敗ストップ。実は隠れたMVPは伊藤かな?いわゆる“他人の旦那”を引き継いでナイスリード。平野・岸田とも今季初めてバッテリーを組んで、少し心配したが、何とか無失点で凌いだ。……。あァ、他に書くことがない。安打4本、チャンスにもう1本は出ず……。なので、ちょっと小噺を。先日、同僚の女性(30)が興奮気味に話しかけてきた。彼女は、熱烈な嵐ファンで、中でも二宮くん派。そこが頂点にいて、2番手にシャルケの内田篤人。「長らく空いていた3番手をようやく見つけたんです」誰かと尋ねたら、なんと駿太だという。嵐、内田、駿太。どんな並びだ、君のクリーンアップは。実は駿太のルックスについては、数日前に夫婦で意見が真っ二つに分かれたばかり。夫はアリに1票、妻はナシに1票。因みに妻は、オリックス内だと平野が好み。駿太よりは伊藤の方がいいと語っていた。その意見を嵐、内田、駿太の女性にぶつけてみると……。「うそ、私、伊藤はないですわ」同じ女性という生き物なのに、ここまで分かれるかね。Please crick here !!
2011.04.22
コメント(0)
配牌の時、邪魔な字牌が幾つかあったなら、そして、その中に『西』があったなら、集めよう。そんなことを思わせてくれた試合だった。西勇輝、弱冠ハタチ。プロ初勝利おめでとう!Bs 000 000 040 4E 100 000 000 1君は何だ、何であんなに楽しそうに投げるんだ?有り得ないくらいの拙攻を繰り返し、昨日は中山を見殺しにした味方打線。今日だって、たった1点も返せそうにない。見ているこっちは、イライライライラ。それでも、西は笑って投げていた。エース・金子ばりのボールを投げ続け、楽天打線をキリキリ舞いさせた。相手先発の戸村とは、表情が対照的。神様がいるとしたら、どちらを勝たせたいか。そりゃあ、断然西でしょう、と。8回のあの4点は、あの笑顔が生んだものだ。先頭坂口、7球目をレフト前へ。TVの前にいる我々家族には、まだ得点のニオイはない。セオリーなら、続く森山はバント。しかし、今季はいくら送ろうが得点に結び付かず、アウトの無駄遣いになることが多過ぎる。岡田監督も何か思うところがあったのか、この試合途中から盗塁、強打と打つ手を変えていた。ならば、ここはエンドランか、と。我々の予想も、采配もズバリ!稼頭央の逆を突く内野安打で無死一・二塁。ここで3番・後藤。春先に弱いとか、ここ3試合は1割以下とか、そんなことは言っていられない。2球目、振った。当たった。打球は、大広のミットをすり抜けていく。坂口が生還した。同点。楽天は、8回も美馬に任せたのが裏目。片山を登板させるも……。Tが外のスライダーに喰らい付く。胡散臭くも、芸術的に大広を越えるループ。二塁から激走、森山。速い速い速い。逆転した!貧打線の中、孤軍奮闘を続ける主砲。たった2球で追い込まれながらも、しぶとく勝利打点を叩き出した。仮に、同点止まりなら、勝ちはなかった。北川のタイムリー、スンヨプの犠飛も、生まれることはなかった、と思う。平野、岸田と先輩たちにバトンを渡し、祈るようにその投球を見つめていた西。岸田が勝利を確定させた瞬間、愛妻・伊藤と熱い抱擁を交わしていた西。「これが若さか」と。攻略できそうだった相手投手に「東北の皆さん、やりました」って連日言われて、「もういいでしょ」って、あの笑顔で、あの投球で、言ってくれたように思えた。☆☆☆▽伊藤は、またも省エネ投球を実現。 打撃も一昨日の代打の経験を活かすような中身。 昨日も今日も四球の選び方が良くなったと思う。 昨日といえば、聖澤の盗塁を阻止したのも二重マル。▽スンヨプは酷いな。常に最悪の結果で打線を切る。 とりあえず、縦の変化球を投げておけば振る。 バットは止まらない。同じ打てないでも、 駿太を出してくれた方が生産性があるように思う。▽一昨日の夜、夢にルパンの仮装をした森山が出て、 そしたら試合でスタメンになっていた。 駿太はどうする? 今は精神的にも一息必要なのか。▽併せてスタメン落ちしていたのが、大引。 3球三振が目立つなど、迷っている感じがあった。 今年は積極的に早いカウントから手を出すのを 新たな取り組みとして意識しているというが、 逆にそれが枷になっているようにも見える。 まァ、金子の打撃もどっこいどっこいで、 ならば、守備的にも将来的にも大引を使って欲しい。 少なくとも、昨日、息の合った大引・後藤コンビなら、 あのショートライナーはゲッツーになっていて、 直後、稼頭央に走者を還らせることもなかったような。▽昨日の悔しさをついでに書くなら、 8回一死一・三塁で森山という場面。 我々家族はスクイズを願っていた。 強攻して、最悪なことに森山でゲッツーになるとはね。 そもそも、立ち上がりは良くなかった永井を さっさと打っておけよ!という話だが。 ▽今日も森山、伊藤、坂口と3盗塁。 野中の本塁突入もアウトになったが、いい判断だった。 走塁革命は着々と進んでいる。Please crick here !!
2011.04.17
コメント(4)
“カノジョじゃなくなってもトモダチ”って女性、時々聞くじゃない?長らく理解できない感覚だったのだが、ここ数年「もしかして」と思う。あくまで個人的印象であるが、田中将大という投手が近いのではないか……。2006年高校生ドラフト。オリックスにとって、マーは意中の人だった。甲子園のスターで、関西出身。球団再建を担う逸材として期待していた。しかし、抽選で当てたのはライバル・楽天。こんな時は「逃した魚は……」となりたくないので、抑えられたくない、負けたくないと思うもの。それなのに、マーに対しては、負けても湧き立つような悔しさを覚えない。今日もそうだった。3対2と負けたが、「こんちくしょう!」とはならなかった。一体、どうしてなのか?考えてみると、この投手はいつも完璧ではない。ほどほどに見せ場をくれる。特に、Tと坂口には甘い。なんか、試合に負けても勝負で勝った気になれる。今日も、Tは3安打2打点。安打が止まっていた坂口にも1本出た。そして、マーは相手先発の力を引き上げてくれる。ここまで課題だらけのパクが7回途中3失点。それは、その不思議な力があってのことだと思うのだ。あと、負けてもあまり悔しくない理由は、彼の人柄もあるのかもしれない。ピンチを切り抜けての雄叫び。今日は3回あった。ウチの貧打線を相手にも「抑えて当然!」って顔をしない。WBCでチームのマスコット的存在となったのも、何となくわかる。人柄自体に愛嬌があるのだな。ってことで、明日明日。以下、今日の試合で思ったこと。▽パクの7回途中3失点は数字上合格。 しかし、失点の中身はあまりよろしくない。 稼頭央の本塁打は球威不足で、 あとの2点は逆転直後の先頭打者に ストレートの四球を与えてからのもの。 そこから山崎に三塁打を打たれたのだが、 あれって長打を警戒して外一辺倒だったわけで、 何故にあんな激甘スライダーか。 そもそも、1打席目に外のカットボールを 巧くライト前に運ばれているのだから、 細心の注意を払って然るべきだった。▽相変わらず、坂口の守備範囲に惚れ惚れ。 だが、決勝点となった岩村の犠飛は悔やまれる。 岩村の打球は、走者・山崎ということを考慮すると、 返球次第では刺せるくらいの深さだった。 それを見越して、わざわざTは坂口に捕球を譲った。 しかし、返球は大きく一塁側に逸れ、ジ・エンド。▽8回、先頭の森山が内野安打で出塁し、 代打・金子で送った後、一死二塁。 大引を下げるのはまァ、いいのだけれど、 送った代打が伊藤って悲しいよね。 2ボール1ストライクのカウントから、 完全なストレート待ち。若いね。 このクラスは、ここでも変化球なんだよ、伊藤くん。 本来なら、あそこは日高。 昨日の敗戦がなければ、采配も違っていたのか。 もう代打の切り札キャラで定着した方が、 いろいろな方面で幸せなのではないかと思った。▽中継ぎは今日もいい仕事をしてくれた。 特に去年、密かに球速が上がったという吉野。 左殺しの一番手となっている。▽今日も後藤がバッテリーの間隙を突いて盗塁し、 得点に直結させた。ビバ、走塁改革。Please crick here !!
2011.04.15
コメント(0)
遂に息子のジャイアンツアカデミーが始まった。先月の入校式は、節電中の東京ドームで行われ、ジャビットと記念撮影。集合写真を見ると、巨人の中に、ブルーウェーブの帽子が約1名。親子で“したり顔”である。この分だと、練習初日も同じ状況だと思ったのだが、妻の報告によると、もう1人異分子がいたようだ。どこの球団かを尋ねたら、なんと!オリックスだったという。巨人の中にオリックスが2人。あとはゼロ。東京で見られた珍百景。さて、今日の試合である。5対3で負けはしたものの、今後の糧としたい。先発のフィガロは2回の5失点だけが残念。ストレートに威力があることはわかった。あと一息で化けそうな雰囲気はある。但し、まだ弱点も多い。引き出しが少なく、狙い球を絞られやすい。結果、今日は早いカウントで叩かれる場面が目立った。カウントを稼げる変化球が欲しいところだ。スライダー、チェンジアップは投げていたが、精度は低く、抜けることもしばしばだった。フィールディングもよろしくない。バントされた際の連携にかなりのぎこちなさあり。このフィガロ、ソフトバンクのような大味打線ではなく、日本ハムやロッテといった嫌らしい打線を迎えた時、或いは、伊藤や鈴木と組んだ時はどうなるのか。あと福間コーチ、ベンチに帰る度に話しかけていたが、一体、どんなアドバイスをしていたのだろう?因みに女房役は伊藤ではなく、日高だったわけだが、どんな意図があってのことだろう?かつての中嶋みたいに、外国人専用とか?いつもリードに苦言を呈される日高だが、あの2回は責められまい。とにかく逆球、抜け球、ボール球。一応、変化球も要求したが、首を振られていた。今日の試合でボロボロになったのは、駿太。二死一・三塁の場面、二死満塁の場面で、いずれも三振に終わってしまった。プロの変化球に戸惑いがありそうなのと、ストレートに力負けしているのと。まァ、我々ファンも我慢して育てていくことに同意したわけだから、打てなくとも文句は言うまい。とにかく今は経験値を増やしていくのみだ。あと残念だったのは、スンヨプだ。1打席目のアレが二塁打になったことも残念だが、2打席目以降、再び三振製造機になってしまった。彼を筆頭に、今日もチームで8三振。どうだか。一方、よかったことを探してみると……。まずはTの本塁打。山田にやられたまま終わるのも今後に響くし、何より最初の1本が早いに越したことはない。あとは守備陣で幾つか。かなり浅めの守備位置から縦横無尽に駆け巡り、打球を掴み取った坂口の守備範囲。後藤は、何やら不思議なプレーを披露していた。城所に盗塁された場面、余裕セーフと見て、捕球した直後に素知らぬフリ……。走者が「もしかして、逸らしたの?」と思い、離塁した瞬間をタッチしてアウトにしたのだ。あれが狙ってのプレーなら、新境地。真相は如何に?後藤は更に横っ飛びのファインプレー、バルも流石の守備力を見せてくれた。さァ、明日は“がんばろうムード”一色の楽天が相手。先発は、マーとパク……。片や佐藤義則が手塩にかけて育てた怪腕、片や走者が出た瞬間に得点を与えそうなベテラン。トランプの「大富豪」なら、2に3を当てるみたいな。取れたら、限りなくデカイが……。Please crick here !!
2011.04.14
コメント(2)
日曜日、家族で散歩に出掛けた。上野御徒町下車で有名などら焼きを買い、これまた有名な羽根付きたい焼きを買い、神田明神から湯島聖堂へ。そして、東京ドームでジャンプショップに寄り、神楽坂から新大久保を抜けて東中野まで。距離にして、実に10km。5歳と2歳がこれを歩き切ったと言ったら、おそらく“散歩人”地井武男も驚くだろう。楽しかった休日。しかし、暫くはこんなことも出来なくなるかも。だって、オリックスを見たいもの。H 000 000 000 0Bs 001 000 04× 5今季初勝利は、新戦力・寺原の完封劇。何だかスルスルと、これでいいの?という感じで。もしや、伊藤のリードってイケてる?この日も106球。2試合連続で節約配球だ。前半は敢えてカーブを隠す工夫もしていたようだ。得点圏に走者を進められたのは、3度あった。初回、本多に二塁打を打たれ、打者・内川。ぽーんと、右翼へフライが上がる。駿足・本多は、もちろんタッチアップである。「見せ場だ!」……そう思ったね。駿太から絶妙のワンバウンド返球が三塁へ。かなり余裕ありきのタッチアウト。本多の「うそーん」という表情が、凄さを物語る。『遊戯王』風に書くなら……。「リバースカード、オープン!」『レーザービーム!』次の危機は3回、二死二・三塁で本多という場面。バッテリーは強気の内角勝負。バットが折れ、微妙な打球が二塁手と右翼手の間に飛ぶ。そこにビュンと走り込んできたのは、またも駿太。『遊戯王』風に書くなら……。「リバースカード、オープン!」『ランニングキャッチ!』今日、本多は駿太をとことん引き立ててくれた。最後の危機は5回、一死二・三塁で川崎という場面。バッテリーはここも内角を上手く使った配球で、一ゴロに仕留める。ここで、信じ難い事態が!打者走者にタッチしたスンヨプがなんと三塁に送球。タッチは……、アウト。まさかの無失点。スンヨプの判断も良かったが、何故にオーティズは飛び出していたのか?なんか、いろいろと申し訳なく思ってしまった。もともとオーティズはオリックス暗黒時代の外国人で、しかも、昨日の試合で小久保に死球を当てていなかったら、スタメン起用ではなかったのだ。一方で「ざまあみやがれ」とも思ったが。何が「まだオーティズもいますからね」だ、秋山監督よう。YOYOYO。とにかく、守備の充実が目立つ完封だった、と。攻撃の方は、随分と重苦しかった。伊藤⇒安打、駿太⇒犠打、坂口⇒安打と、先制点は意外とあっさり奪えたが、追加点が遠い。ホールトンは左打者の内角に力のある速球とスライダーを自在に組み合わせ、オリックス打線に気持ち良く振らせてくれなかった。3回は結局3・4番が連続三振で1点止まり。5~7回も得点圏に走者を出すも、無得点。そんな嫌な雰囲気が吹き飛んだのが、8回だった。ソフトバンクは1点ビハインド、一死一・二塁という緊迫した状況で、何故か金沢ではなく、吉川を先に投入。ここで北川というのは、オイシイ展開なわけで。予想通り左翼前に運び、これで勝負あり。更には、スンヨプも特大の3ラン!打席で何の意図も感じられず、反応も出来ず、ストライクと凡打ばかりを献上していた新戦力に、吹っ切れるキッカケを与えてくれるとは。この雰囲気、去年の開幕ダッシュを思い出す。☆☆☆その他、ちょっと思ったこと。▽伊藤くん、昨日は打てる気がしないなどと書いて、 大変失礼した。今日は2安打を放った。▽Tがプロ入り初盗塁。 無警戒だったバッテリーの隙を突いた。 今日は代走・野中も盗塁を決めており、 機動力野球を印象付けた。 高代&佐竹両コーチの功績だろうか。 本屋敷コーチのブログにも、 走塁について何度か書いてあったし、 意識は上向いていることは確か。▽伊藤と駿太で3犠打。どれも巧いバントだった。▽今日も9回で三振9個。 四球が多いわけでもないしなァ。▽カブレラは本当に体が重そうだ。 2ストライク後もらしくない淡白さ。▽明日の先発も、新戦力が登場する。 チャンホでの1敗が確実視されるだけに、 フィガロには頑張ってもらわないと。 何となく好投しそうな予感はあるが。 立ち上がりがポイントになるかと。Please crick here !!
2011.04.13
コメント(0)
我が家では、室内でよく“やきゅう”をする。3mくらい離れた場所からボールを投げてやって、5歳の息子が玩具のバットで打つ。狭いリビングに結構な勢いの打球が飛び交う。時には、2歳の娘に直撃する。すぱーん。「ごめんごめん」と軽く謝るだけの兄、何事もなかったかのように1人遊びを続ける妹。傍から見ると、異様な光景に違いない。今日も、そんな光景が自然と繰り広げられた。そう、2011年のプロ野球が遂に開幕。居ても立ってもいられまい――。さて、我らがオリックスはというと、地元・大阪で昨季のリーグ1位を迎え撃った。H 100 000 100 000 2Bs 000 000 011 000 2イヤ、開幕前まではね、故障者祭りだわ、話題の韓国人たちは低調だわ、明るい話題はもう駿太くらいだわで、もう筆を執る気力も起きなかったわけである。ところが、今日の試合は……。満足だァァァァァァァァァァ!以下、思ったことを徒然と。▽開幕投手・木佐貫と和田について。2人とも松坂世代で、2003年の新人王。しかし、今やその差はかなり開いてしまっており、勝ち星で2倍、推定年俸は5.5倍……。更には味方打線も、和田が圧倒的有利とあって、誰もがソフトバンク勝利を疑わなかっただろう。しかし、である。木佐貫が素晴らしい投球を見せてくれた。和田と互角の投げ合いを演じ、9回2失点。球数を要するタイプだが、115球は見事だ。4回の無死満塁は多村⇒左飛、松中⇒二併で無失点、5回の一死三塁は川崎⇒三振、本多⇒遊飛で無失点。ソフトバンクが、よくフォークに手を出してくれた。イヤ、それも木佐貫のストレートがキレていたからか。今日は随分と見逃しを奪っていた。内川、細川と新戦力に打点を献上したわけだが、カブレラは抑えてやったぜ。他球場ではダルやマエケンや成瀬や岩隈ら、錚々たるメンバーが崩れたというのに、この九州男児は静かに仕事を果たしてくれた。まさにエース・金子の穴をしっかりと埋める活躍。個人的にはマン・オブ・ザ・デイ。▽捕手・伊藤の抜擢について。高卒1年目から将来を嘱望されていた正捕手候補。今年、首脳陣はどこまで我慢できるか。プロのスカウト曰く、多くの場合、捕手を獲得する際に最大の指標となるのは「肩」なのだそうだ。伊藤は、その武器を持っている。8回、本多をストライク送球で刺したのは、チームにとって非常に大きな収穫だった。近年、オリックスは走られ放題だからね……。今日は、リードも頑張ったのではないか。木佐貫のストレートがキレていたおかげでもあるが。今日の打撃を見る限り、まるで打てる気がしないが、暫くは我慢だ。今は守備だけで一杯一杯だろう。因みに、伊藤はプロ4年目とまだ若いが、かなりの苦労人だ。去年までは椎間板ヘルニアにより、選手生命の危機に立たされていた。今日、檜舞台に立てたのは驚異というか奇跡。実はその裏には、あるトレーニングジムの存在がある。車椅子テニスプレーヤー・国枝慎吾も通うJ-Workout。なんと、ここの特殊なメソッドは、下半身不随だった国枝を歩けるまでに回復させた。去年、辛いリハビリを経て二軍戦で復活を遂げた時、伊藤は大粒の涙を流したという。プレーできる喜びを知る者は、強くなる。と思う。▽2本の本塁打について。前々から知っていたことだが、このチームは得点の取り方があまり上手くない。加えて、和田の出来が完璧で連打は期待できない状況。序盤はマジでノーヒッターを喰らうかと思っていた。それだけに、よくぞ。しかも、飛ばないボールで。1本目、8回のバルディリス。おそらく、去年ほどの打力は戻ってきていない。全く期待していなかっただけに、嬉しい一発。そして、値千金の2本目、9回の後藤。残留してくれてありがとう。昨季の開幕2戦目も9回一死からの同点弾だった。キャプテンをベンチで迎える仲間たち。坂口が熱い抱擁をした直後だった。「僕とも抱き合っておきますか」と言わんばかりの木佐貫。少し遠慮しがちな2人。その姿を見た妻が、ハマっていた。重量打線のソフトバンクは0本で、貧打を心配されたオリックスが2本。野球は難しい。▽12回裏の攻撃について。ファルケンボーグ攻略未遂である。しかし、多くは望むまい。今日は下馬評も、試合展開も負け試合。この結果に持ちこんだ執念を褒めてあげたい。Tの二塁打、去年までのボールなら、或いはスタンドに入っていたかも……、とか。無死二塁、野中バントではなく、代打・日高だったらどうなっただろう、とか。一死三塁、バルがバットに当てていたら、とか。ジェダイの教えに背くであろう悪しき感情だ。みんな、執着はよくないぞ。▽勝利の方程式について。今日は10~11回を平野が、12回を岸田が無安打で乗り切った。更に、鈴木が抑え捕手として起用されていた。それにしても、平野は大丈夫かね。2イニング目も行くとわかって、やや嫌な感じがしたのだが。ストレートの球速は140キロ台半ばと今ひとつで、空振りも奪えなかった。そして、あの“ふっくら”とした外観は、体重が戻ったと考えるべきか、それとも……。▽困り果てた打線について。昨日『報道ステーション』でスタメンが発表された時、なんか切なくなったんだけど。秋山監督に「まだオーティズもいますからね」と自慢された時、強がれなかったんだけど。「ウチにだって、まだヘスマンがいるわ!」って。まァ、繋がりそうもない打線である。左右のバランス的に仕方なく起用された2番・大引。本来は下位でこそ数字を残す傾向にある。改造中の打撃でどこまで飛躍できるか。5番・北川は流石の打撃を見せるが、如何せん骨折の影響で走塁ができない。今日も二塁到達もやっとで、すぐに代走を送られた。6番・スンヨプはバットをボールに当てられない。12回に敬遠された時は、心底「ラッキー」と思った。森山をスタメンで使い、スンヨプを代打に使う方が、もしかして効果的ではないのか。7番・バルはまだ本調子ではなく、8番・伊藤は捕手業で手一杯。9番・駿太は張本以来52年ぶりに高卒外野手として開幕スタメンを飾ったものの、和田には軽く捻られた。次を打つ坂口との差が、どうしても目につく。但し、対応力はありそうなので、使い続けて欲しい。3打席目で代打を送られたのは残念だった。をいをい、計算できるのは1、3、4番くらい?因みに、今日は12回で15三振。無死または一死で、得点圏に走者がいる場合でも、これだけ三振が多いと、見ている方は辛い。相手投手も、慌てることなく投げられるだろう。飛ばないボール、弾まない人工芝。そのために、このオフは駿足を集めたのだ。大物打ちは代打でいい。試してみてはどうか。Please crick here !!
2011.04.12
コメント(0)
11年前、とても苦い記憶がある。オリックス史上最高の生え抜きスターであり、被災地・神戸において“復興のシンボル”として、優勝にまで導いた男が、メジャー移籍を表明したのだ。その意向は、随分と前から明らかになっていたが、決定となると、かなり動揺した。だって……、イチローだぞ?あの時は本当に未練タラタラだったなァ。神戸でのラストゲームは辛くて直視できず、試合後、退団の挨拶をする段階でさえ、ファンの大歓声で翻意しないかと願っていた。いやあ、恋愛では一番カッコ悪いパターンね。最終的に、何とか気持ちを立て直したわけだが、それを可能にしたのは“時間”と、「移籍先が海外」という“言い訳”だった。要は、オリックスに害を加える存在ではないと。もしも国内にFA移籍していたら……、可愛さ余って憎さ百倍となっていただろう。そんな葛藤をこの半年、存分に味わった市民がいる。米国のクリーブランド。NBA・キャバリアーズのホームタウンだ。昨夏、この街はイチロー級……、或いはそれ以上のスターをFA移籍で失った。レブロン・ジェームズ、今年12月で27歳。高校時代から全米の注目を集め、当時既にナイキとは7年100億円以上の超大型契約。2003年、全米ドラフト1位で指名されると、高卒1年目で異例の新人王獲得、その後もシーズンMVP2度、オールスターMVP2度、得点王1度、五輪金メダルなど、歴史に残る選手となった。万年下位だったキャブズを、レブロンは変えた。チームの成績を急激に上昇させ、07年には遂にファイナルにまで導いた。そんな絶対的存在“キング・ジェームズ”が、全盛期の真っ只中に街を去るというのだ。しかも、それまでは残留も仄めかしていたのに、去就を発表するために組まれたテレビ特番で、散々焦らされた挙句……、グッバイ。移籍先はマイアミ・ヒートだった。チームの看板はレブロンに匹敵する実力者、ドウェイン・ウェイド。更にこのオフ、ヒートはトロントの看板であるクリス・ボッシュの獲得までも成功させていた。レブロンも含めると、大豊作と言われる03年ドラフトで上位指名選手が3人!澤村、大石、佑ちゃんが1チームに揃うより凄いことである。ヒートはこれで、年間72勝という最多記録の更新を期待されるほどの強豪になった。一方、レブロンの抜けたキャブズというと、これといった大型補強はないまま……。優勝に手が届く位置から一転、再び弱小に。市民はもちろんだが、オーナーも怒った。例えば、それまで99.99$で販売していたレブロンのジャージーを17.41$に大幅値下げ。これは1741年に由来した価格設定で、この年は、米国で“裏切者”の象徴とされる独立戦争時代の軍人、ベネディクト・アーノルドが生まれた年だそうだ。そして10月、シーズン開幕。キャブズは、かつてない苦難の道を歩む。弱い。弱い。弱い。弱い。弱い。12月半ばからは、とんと勝ちから見放され、その状態が2ヶ月もの間続いた。なんと、悪夢の26連敗。これは、NBAでワースト記録、北米四大リーグでワーストタイ記録だった。30チーム中16チームが出場できるプレーオフも、勿論、早々に進出が絶望的となった。嗚呼、不憫すぎるクリーブランド市民。しかし。先月30日(日本時間)、@クリーブランド。キャブズvs.ヒートの今季4度目の直接対決。ここまでキャブズは3戦勝ちなし。下馬評はやはりヒートの圧倒的有利だった。第1Q、24対24の同点。第2Q、29対18とキャブズ11点リード。第3Q、22対28とヒートが追撃開始。ここまでの得点、75対70。しかし、ヒートにはレブロン、ウェイドという第4Qに滅法強いエース級が2人。シュート2本分のリードなど、ないに等しい。はたして……?第4Q、27対20。レブロンには大ブーイングの中、27得点、12アシスト、10リバウンドとトリプルダブルをマークされたが……。キャブズが奇跡の勝利を挙げたのである。試合後、バイロン・スコットヘッドコーチは、ロッカールームに引き揚げる際、笑顔で警備員1人1人と拳を合わせ、喜びを噛み締めたという。ファンも大いに溜飲を下げた。今季、泥沼だったクリーブランドは、ほんのちょっとだけ救われたのである。☆☆☆因みに、NBAでは近年、生え抜きの大物=フランチャイズ・プレイヤーが、他球団に移籍するケースが相次いでいる。やはり、大都会のチームが人気で、戦力が偏らないように、一部のオーナーからはある制度の要望が挙がっているそうだ。フランチャイズ・プレイヤー・タグ。これは新労使協定で導入が検討されているもので、チーム側が毎年1人のFAを指定して、プロテクトすることで流出を防ぐというもの。NFLでは既にお馴染みの制度となっている。但し、選手側は移籍の権利を奪われるわけで、制度を成立させるには、プロテクトできる年数を制限するなど、クリアするべき問題も多い。結末は、はたして?Please crick here !!
2011.04.10
コメント(0)
漫画『スラムダンク』より、桜木花道の台詞を拝借。桜木「オヤジの栄光時代はいつだよ。全日本のときか?」カズ「オレは……、オレは今なんだよ!!」瞬間、そんなやりとりが頭の中で繰り広げられた。先日の震災復興支援チャリティマッチ、22.5%という高視聴率(関東地方)を叩き出した、日本代表vs.Jリーグ選抜。後半37分、カズのゴールが決まった瞬間のことだ。カズといえば、W杯アメリカ大会のアジア最終予選、韓国戦でのゴールがベストとの意見が多いと思うが……。なんの、今回はそれに勝るとも劣らないのでは?だって、あらゆる立場の人間が望んでいたでしょ?それこそ、対戦相手でさえも。相手方・日本代表のザッケローニ監督の言葉が、それを物語っている。「私はゴールを決められるのは嫌いです。 しかし、ゴールを決められて嬉しかったのは、 私のキャリアの中で初めてです」キングよ、あなたは素晴らしい。44歳でなお、あれだけの期待に応えるとは!更に、あのカズダンス。フィニッシュのなんと力強かったことか!勇気、希望、感動、元気、エトセトラ。たくさんのものを与えてくれた。でも、一方でこう感じた人もいるかもしれない。「……出来過ぎじゃね?」試合前にカズダンスの解禁をほのめかし、実際にゴールを決めて、有言実行。しかも、試合は双方の見せ場があって2対1。「ブック(プロレスで試合展開や勝敗に関する台本)でもあるのか」と、疑った人もいるかもしれない。それほどに“劇的”だった。しかし、あのゴールは決して偶然や運ではない。実は以前、カズはこんなことを言っていた。曰く、これまで大一番や節目の場面で数々のゴールを決められた理由は、「持っている」からではない。「積み重ねですね、全て。そこまでの準備も含めて」成果の全ては、準備を怠らないからこそだというのだ。その徹底ぶりは凄まじく、たとえ練習試合にも、自分に出番は与えられないとわかっている試合にも、更には消化試合にも、常に出場を想定したトレーニングや節制をして備える。今回も、きっと変わらぬ姿勢で臨んだのだろう。そして、カズはこうも言っていた。曰く、サッカーの上手さとはドリブルやシュートが優れていることとは必ずしもイコールではない。味方の良さを知ることが大切なのだという。その上で、自分がどう動くか、周りをどう動かすか。「昔はただ本能だけでやっていた部分があって、 こんなことを考えてやっていなかったなって。 30歳の頃に『周りを活かして』なんて よく言ってはいたんですけど、 本当はあんまりわかっていなかったんです」これは、年齢を重ねることで発見した新境地。だから、カズはチームメイトが上手ければ上手いほど、活躍できると信じている。だからこそ「日本代表でやってみたい」とも。今回の試合、まさにその言葉が証明されたわけだ。天晴れ、キング・カズ、44歳。ふと思った。今後、こんなにも愛される選手は現れるのか?イヤイヤ、おそらく空前絶後。元横綱の双葉山ではないが……。「カズの前にカズなし、カズの後にカズなし」Please crick here !!
2011.03.31
コメント(2)
ふと、買い物に入ったお店。レジには被災者への募金箱が置かれている。その中には、ぐいぐいと何枚かの千円札が捻じ込まれるように詰まっていた。場所を移して、新宿歌舞伎町の広場。募金箱を持ってズラリと並ぶのは、女子プロレスラーの面々。団体の枠を超え、力の限り叫んでいた。ほんの2時間の外出で見かけた光景だ。あるフレーズが思い浮かんだ。「ココロハヒトツ」昔、パンチ佐藤も使った表現だが、今回は意味が違う。人間とは、優しく強い生き物らしい。義援金、節電、励ましのメッセージ。多くの人々が自分に出来ることを考え、実行している。その動きは、日本国内だけではない。先日、TVに映し出されていたのは、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地、ドジャー・スタジアムの駐車場である。ドライブスルー形式の募金。遠い地で起きた災害のために、ただ野球を見に来た人々が、何とも自然にドル紙幣を箱の中に入れていた。こんな記事も見つけた。体操の内村航平は、意外な相手から手を差し伸べられたという。昨年の世界選手権個人総合2位、ドイツのフィリップ・ボーイ。なんと、世界一を争う“ライバル”が、練習環境を提供しようと伝えてきたのだ。なんて少年漫画的だろう。スペインのサッカー場では、バルセロナとセビージャの選手、そして審判が、こんな横断幕を広げた。「頑張れ、日本! 僕らは君と共にいる。」力強い極太のゴシック体。日本語とスペイン語で書かれた“それ”は、センターサークルの直径ほどもあった。更に、アメリカのテニスコート。世界ランキング1位のデンマーク人、キャロライン・ウォズニアッキが、メッセージ入りの日本国旗を掲げた。“Our thoughts are with you!”(私達の思いは日本の皆様と共にあります)これらのメッセージを見て、やはり思った。「ココロハヒトツ」そんな中、である。個人的に残念なのは、プロ野球だ。もともと3月25日だった開幕日、これが地震の影響で延期することになった。パ・リーグは4月12日。セ・リーグは一旦「延期なし」としたが、文科省からの物言いがついたため、3月29日。様々な思惑、事情はあるだろう。だから、延期の是非、時期の早い遅いはいい。しかし、両リーグの足並みが揃わない。それが非常に残念である。何故「ココロハヒトツ」とならないのか?今回の地震、福島の実家が被害を受けた。ちょうど家の真下が陥没したため、家には亀裂が走り、水も止まってしまった。そんな中、母と祖母は近所の人々に助けられ、友人に励まされながら何とか凌いできたという。金曜日、母から電話がかかってきた。友人が次々と福島を離れ、避難していく。度重なる余震、原発問題……。不安に押し潰され、感情が爆発したのだ。母は泣いていた。それでも、息子の声を聞くとすぐに落ち着きを取り戻してみせた。結局、被災者を支えるのは“心”なのだと思う。それを実感した直後だからこそ、「ココロハヒトツ」とならないセ・パが残念なのだ。Please crick here !!
2011.03.20
コメント(4)
国内観測史上最大規模、M9。東北地方太平洋沖地震と命名されたらしい。週末に行われる予定だったスポーツイベントは、次々と中止に。3月の予定も白紙状態だ。揺れ始めた時は、会議中だった。最初は、すぐに収まるだろうと思っていたが、長い。長い。長い。長い。長い。机の下にいつ潜ろうかと探り合いが始まる。万が一に備え、窓を開けた。すると……。パリーン。何かが割れる音。これはヤバイと、次々に外へと避難した。通りには、かなりの人数。パーマをかけたままの女性も何人か。スマートフォンを持つ人々が口にしている。「東京の震度は5強。震源地は宮城」家族は大丈夫か。電話をかけてみたが、繋がらない。何度も何度も何度もかけ直す。繋がったのは、2度目の余震が終わった後。普段、電波も機能も弱いウィルコムだが、他より繋がり易いようだった。家の被害は、ほぼ茶碗だけ。ひとまず安心した。しかし、問題は実家の福島・郡山である。母1人、祖母1人、室内犬1匹。こちらは完全な音信不通……。次の会議までは時間があるので、一旦帰宅することにした。電車は動いていないし、乗る気もしない。タクシーも捕まるまい。早々に徒歩を覚悟。2時間ほどかかるが、何度か経験はあるし、普段から散歩は好きなので苦ではない。心配事といえば、ゆるいお腹と、足底に穴が開いたクロックスくらい。まもなく、会社から電話がかかって来て、安否の確認と会議の中止が伝えられた。「ウィルコムは繋がり易いね」やはり、そうなのか。それにしても、こんな非常事態の中、街角でカラオケの呼び込みを続けるアルバイトとか、確変中の客に空箱を渡すパチンコ店員とか、マダムの爪を塗り続けるネイリストとか、プロというか何というか。他人事ながら心配になった。街は、そそくさと避難&帰宅する人々で溢れていた。皆、携帯電話を耳に当て、公衆電話を見かけたら行列を作る。郡山への連絡は一向につかなかった。途中で見かけた異様な光景が、不安を煽る。カンカンカンと止まらない警報。半開きの踏み切り。真ん中で、特急の車両が乗り捨てられていた。そんな中、1通のメールが届いた。「大変です助けて」母からだ。一体、何がどう大変なのか。体は無事なのか。なんと言葉足らずな……。真相を知りたくても、やはり電話は繋がらない。リダイヤルをしまくって、しまくって。遂に「トゥルルルルルル」……、鳴った。聞くと、地盤沈下で家は歪み、中もぐちゃぐちゃ。更に排水管がダメになり、水が使えないという。体は無事とのことで安心したが、母は泣いていた。車を借りて現地へ行くか?しかし、レンタカー店には行列ができている。「どうしよう」と迷いながら家に到着。家族と合流を果たした。TVを見て、海沿いの惨劇を知る。静岡の父に相談のメールを送った。何時間か経ち、車で郡山へ向かうとの連絡が来た。となれば、インターネットとは無縁の両親を、東京から支援しようということになり、情報提供係を買って出た。父が郡山に着いたのは、12日の夜だった。14日現在、郡山は近所で支え合いながら、何とか水や食料を調達しているらしい。しかし、土台がなくてグラングランになったあの実家はどうする? どうなる?金子や近藤が開幕絶望だとか、怪我人が多いとか、朴はやはりダメだとか、休みがないとか、体調を崩したとか、愚痴ばかりだったけど、1週間前までの生活に戻りたい。Please crick here !!
2011.03.14
コメント(2)
“名は体を表す”とは誰が言い出したことか、実際に納得してしまうケースも多いわけである。我が球団のドラフト外れ外れ外れ1位、“駿太”なんてどうだ。素晴らしいじゃないか。如何にも足が速そうな名前で……。やっぱり速いのだ。50m6秒フラット。おまけに、打つ方も評判が良くて、高卒での開幕一軍も現実味を帯びてきている。今年1月には、全国に自称“伊達直人”、=“タイガーマスク”が溢れ返った。子供たちにランドセルなどを無償で贈る行為が、一種、社会現象となったのだ。原作のコミックスは書店に平積みされ、メディアは似た境遇のアスリートを紹介した。その中に、こんな名前の馬がいた。そのまんま“タイガーマスク”。虎柄のメンコ(覆面)を着けたこの馬は、獲得した賞金の95%を養護施設に寄付するという面白い試みを行っていた。これは、馬主でパチンコ機器メーカー『フィールズ』の山本英俊会長が、調教師や騎手の協力を得て実現させたものだ。2007年5月のデビュー戦は武豊が騎乗し、同年12月の初勝利時には、その武がタイガーの覆面を着けて記念撮影。期待も、話題も大いに集めた馬だったが、残念ながら、度重なる体調不良で戦績がふるわず、先月で競走馬を引退。第二の“馬”生は、中山競馬場で誘導馬&乗馬として送ることになった。総獲得賞金は1926万円。そのうち、寄付した賞金は1829万7000円だった。一方、名前があって実体がそれに伴うのではなく、その逆、実体ありきで名前を変えるパターンもある。例えば、序の口力士の“森麗=もりうらら”。元の四股名“森川”+“ハルウララ”。 そう、走っても走っても負けた馬、あのハルウララから付けた四股名である。森川は、番付に名前が載った2003年名古屋場所から実に6年間、角界最長となる38場所連続負け越しを記録。それを受け、改名したのだ。名付け親は16代目大嶽親方・元関脇・貴闘力だ。……去年の野球賭博問題で角界を追われ、現在は焼き肉店を営む。店のスタッフは皆、「反省。」と書かれたTシャツを着ているらしい。この男、かつては吉野という弟子に“右肩上がり”なる四股名を付けたことがあり、森川にも「下げ止まり」との案を考えたという。しかし、負け越しを止めるより、負けても愛される方を選んだのだろう、きっと。結局、森麗は改名した2009年九州場所で初めて勝ち越した。名前といえば、今最も気になる選手は……。セレッソ大阪にいる。新外国人FWの“ピンパォン”。ピンパォン。敢えて重ねよう、ピンパォン。実は異色の経歴で、プロサッカー歴は僅か3年。それまでは趣味でフットサルをする程度で、歯科医を目指して医大に通っていたそうだ。スカウト網が行き届いているブラジルにおいて、20歳まで見過ごされてきたのは異例のことである。それにしても、ピンパォン。もう何て言ったらいいのか、ピンパォン。「パォン」のところを加速させるように、さァ、みんなで一緒に……。ピンパォン。Please crick here !!
2011.02.26
コメント(4)
現在、人生で最も髭が伸びている。周囲の反応はある程度一緒で、とにかく髭面の有名人に例えてくる。8歳年上の妻が言うには、“ロッキー”。シルベスター・スタローンの顔が思い浮かんだが、違ったらしい。……七曲署の刑事だった。何ともジェネレーションギャップ。ロッキーが殉職した時って、幼稚園児だもの。……妻よ、覚えていないって。最も多い例は、“朴賛浩”だ。まァ、確かに、こちとらオリックスファンさ。『PARK』という単語を『パク』と読むわ、『林』という漢字を『朴』と勘違いするわで、「病気だね」とも言われたさ。でもね、そこまでオリックスLOVEのキャラクターを立ててくれなくていいんだ。肌も荒れないし、面倒臭くもないし、伸びている間はパチンコで勝っていたし。本当は、そんな適当な理由なんだ。さて、スポーツ界において“髭”を生やす理由は、実に様々である。ある者はオシャレの一環として、またある者は勝負師として迫力を出すために、またまたある者は験を担ぐために。そして、頭脳派として知られた小宮山悟は……。「髭をさすると脳が刺激される」……マジでか。「髭を生やすことは、私のためだけに許されたのだ」とは、巨人で初めて髭面でのプレーが許された助っ人外国人、レジー・スミスの言葉。メジャー通算17年で、314本塁打。オールスター出場7回、Wシリーズ出場4回。彼の髭は、まさに大物メジャーリーガーとしての“プライド”を象徴していたというわけだ。このスミスがブイブイ言わせていた頃、メジャーを大いに騒がせたのが、通称“マスターシュ(口髭)ギャング”、オークランド・アスレチックスだ。変わり種オーナー、チャールズ・O・フィンリーのアイデアで、選手たちは髭を生やすことを奨励され、レジー・ジャクソン、キャットフィッシュ・ハンター、ローリー・フィンガースなどの名選手が髭面となった。因みに、フィンガースへの憧れから髭を生やした1人に、江本孟紀がいる。江本は髭の他にも“長髪”が個性的だったが、南海時代、野村克也に「髪を切れ」と注意されたことがあるそうだ。理由を尋ねたら……。「そりゃ、オマエ、髪を伸ばすと栄養分が毛髪に 取られてしまう。もったいないやないか」と、苦しい反撃をされたとか。まァ、余談。さて、髭を生やす理由、こんな人物もいる。マーク・スピッツ。ご存知、1972年ミュンヘン五輪、競泳で7冠を達成した怪物スイマーだ。競泳では、0コンマ数秒のタイムを縮めるため、体毛を剃って水の抵抗を減らすのが普通だ。スピッツの髭は、明らかにおかしい。一度、誰かが尋ねたそうだ。そしたら……。「髭があると、そこに空気が取り込まれ、 呼吸ができるんだ」何故か、あの名言を思い出した。「私のアゴの筋肉は常にビルドアップされ、 鍛えられています」(byアントニオ猪木)出た、超人科学。☆☆☆ここからは、超余談。金子千尋が全治3カ月との診断を受けた。右肘の遊離軟骨を除去する手術を受けたのだ。開幕投手がいなくなるという非常事態。代役として名前が挙がっているのが、新加入の朴賛浩だったりする。そんな噂を聞いて思ったのだ。「19(金子の背番号)を引っくり返すと、 61(朴の背番号)になる」もちろん、バッファローマンのキン肉バスター返し、「6を引っくり返すと、9になる」からインスパイアーされたのは言うまでもない。Please crick here !!
2011.02.20
コメント(0)
田口とイチローの名前を併せ持ち、ここまで5年間、オリックス三昧で育ってきた息子・壮一朗くん。そろそろ頃合いと思い、4月から野球を本格的に始めさせることにした。で、地元のチームを妻が探してくれたんだが……。何の因果か巨人のアカデミーが浮上してきた。まァ、プロの教えだからね、信用度は高いわけで。でも「じゃあ、是非に!」と行かないのが、我が家。だって、巨人って。はァ、オリックスは? ない。……だよねε~(-、- ;)ゞ聞くところによると、巨人のキャップ支給。入校式は東京ドームでジャビットとの記念撮影あり。ジャ、ジャビットってのは、アレだよね。(↑)コレ。……ウチの息子をどうする気だ、と。まァ、そこら辺は複雑だが、やはり入校は決めた。そして昨日、入校に関する説明会。巨人のキャップをくれると聞いた壮一朗が、「ねえねえ」と話しかけてきた。何と言ったか。「いりませんって言おうよ」自らの教育ぶりに感嘆してしまった。流石は純粋培養。新・黄金時代←意味不明。隣の妻は、父親のニヤけた顔を見たことだろう。後に、キャップは他球団のものでもOKという情報を聞き、更にニヤけたのは言うまでもない。説明会で流れた映像の中で、入校したての幼児たちがどんな様子で教えられているかが一瞬映っていた。正直、壮一朗にとって物足りなさそう。投げることも、捕ることも、そして“打つ”ことに関しては、特に。それでも、やはり親というのは、何かしら心配事が頭を掠めるわけで。足が遅いし、体も硬いしで、いろいろ苦労しないだろうか、とか。説明会にゴツイ外国人が来ていたけど、あんなのと張り合ったらどうなるんだ、とか。自分がちょっと巧いからって大口を叩き、周囲に疎まれやしないか、とか。退屈とか、なかなか巧くならないとかで、飽きてしまわないか、とか。まァ、でも、同じ幼稚園の子も何人か説明会に来ていたそうだし。目指せ、未来のプロ野球選手!我々、親の方も覚悟しなきゃね。☆☆☆光原がロッテへと移籍した。1年目に防御率5点台ながらも7勝を挙げ、勝ち運のある投手と思いきや、以降はいろいろ上手くいかなくて、2年目以降は勝ち星がたった1つだけ。その唯一の勝利が、桜耶の1歳の誕生日だった、というのが最大の思い出かな。代わりにやって来る斉藤という捕手は、肩とルックスがウリらしい。去年は的場の控えとして、下剋上に貢献したとか。打撃が弱く、捕球に難ありとの噂もあるが、はたして。Please crick here !!
2011.01.30
コメント(8)
全602件 (602件中 1-50件目)