ニューロンとワイヤの狭間から

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May 31, 2006

#1176 ひどいことになりました本日の相場、反省会です

テーマ：株式投資でお小遣いを増やそう(70565)

カテゴリ：ネギま！を読む

日経平均、終値は15,467.33
の-392.12(-2.47%)と、先週に続く大幅な下落となりました。

個別では、トヨタ、本日は崩れてしまいました。本日終値5,930は-210(-3.42%)の大幅安です。
とはいいましても、この下げのかなりの部分は引け直前の下げでして、明日は三桁で戻しそう
な雰囲気ではあります。

トヨタの悪材料、大量リコールの報道がありましたが、これは、さほどの悪材料にもならないは
ず。このリコール程度では、トヨタ車の品質に対する信頼感を失わせることはない、とみており
ます。むしろ、トヨタの品質管理、しっかりと歯車が回っているとの印象すら受けるのですね。

大量リコールの背景には、同じパーツを複数の車種で使用する、コストダウンの作戦が裏目に
出た、といわれています。しかし、大量に使用されることで欠陥も発見されやすい、問題の出
尽した、信頼性の高いパーツが使われるなど、信頼性の面からはむしろプラス、なのですね。

気を引き締めて品質管理をしたい旨の、トヨタ幹部のコメントもありました。大量使用のパーツ
で問題を起こすと、損失も膨大ですから、トヨタ社の品質管理レベルは、他社に抜きん出たも
のとせざるを得ません。リコールはしないで済むに越したことはないのですが、今回のリコール、
さほど気にする材料ではない、と、まあ、個人的には考えております。

エプソンも、本日は終値3,010の-70(-2.27%)と、大幅安です。おなじみのバーコード状日中足、
本日は3,000あたりに出ておりまして、大口の買いは継続中、と思われます。

ドル円は112.07、ドルユーロは0.7773、これから計算されますユーロ円は144.18と
なっております。

さて、本日は厳しい下げとなりましたが、一つだけ嬉しいことがあります。本日は月末。明日
は月替りでして、米系ファンドの多くは新予算入りするのですね。わが国の機関投資家も、来
月度の買い入れを始められるわけでして、多少は活気も出るのでは、と期待します。

先週から続く東京市場の大幅下落は、値動きの激しい新興市場で下げ幅を拡大しておりまし
て、値幅取り狙いの個人の短期投資家とヘッジファンドに損失が集中しています。

まあ、私など、中長期狙いの投資家も、時価評価額を下げてはいるのですが、トヨタにしたと
ころで平均買い入れ単価は3,000円台。ロスは出したくても出せない状況なのですね。このよ
うな下げの過程では、じっとホールド。嵐の過ぎ去るのをじっと待つだけです。

さて、水曜日はネギま！を読む日。赤松先生、2連荘の休載後は、きちんきちんと毎週号に、
ネギま！を書いておられます。で、今週号は、エヴァちゃんの優雅な日常、の一幕です。

まずは出だしで、パルと夕絵のアーティファクトが示されます。パルはやはり、描いたものが
実体化する、という、アニメと同じ奴。しかし、カモ君の「あんまりヤバイモン描かねぇでくれ
よー（版権的に）」は面白いですね。メイド服の一件がこたえているのでしょうか。でも、その
あと出てくるメイドさんたち、衣装は大丈夫でしょうか？

夕絵のアーティファクトは一体なんの役に立つのでしょうか。出すと即効で役立つものであっ
て欲しいのですが、、、素人にも魔法が使える、なんて効果があるのかもしれませんが、、、

さて、エヴァちゃん、一日デート券なる魔法のチケットを破り捨てます。エヴァちゃん、まほら祭
3日目に、ネギとのデートを師匠命令で強要していたのですが、こんな魔法まで使っていたと
は、予想外でした。まあ、ストーリーの進行を変えるために視覚的効果が欲しかった、という
ところでしょうが、師匠命令は絶対。言霊なんて言葉が出てくる漫画にしては、安易に過ぎる
展開ではあります。それにこの一日デート券、なんか、父の日などでおなじみの、肩叩き券、
みたいな気がするのですが、、、（肩叩き券、は正真正銘、言霊が裏書きしてるのですが）

眠れぬネギ、エヴァを探して彷徨います。エヴァのこの別荘、まるでお城。そういえば、エヴァ
ちゃん、生まれはどこぞのお姫様。生まれ付いてのお城の住人、だったのですね。

で、メイドさんの案内で、ネギ先生、エヴァちゃんに出会ったその場所は、赤松漫画お約束の
お風呂、なのですね。風呂嫌いのネギ、との設定が、何年かぶりに発動、なのですが、ま、
この先の記述は省略しておきましょう。

それにいたしましても、エヴァちゃん、見かけは10歳の少女にして、その正体は数百年を生き
抜いた悪い悪い（自称）魔法使い。見かけも正体も10歳のネギ先生は、良いように手玉に取
られてしまうのですね。ま、ネギ、最後には、密やかな恋心を抱いた様子、でもありますが、、、

超との会話に引き続き、エヴァも善悪の不確かさについてネギに語ります。しかしエヴァちゃ
ん、ご自身を、悪い悪い魔女である、なんて散々言っているのに、この主張、少々矛盾した主
張、ではあります。ま、しかし、細かい突っ込みはなし、といたしましょう。

実に、倫理は論理では語れない、ということは、かのベストセラー「国家の品格」で藤原氏も
述べておられますし、論理の塊のごときヴィトゲンシュタインも述べている、ということを、この
ブログでもご紹介してまいりました。

何が善で、何が悪か、なんてことは、理屈ではありません。でも、人が人であるが故に、一律
に定まっている、というものでもないのですね。

実は、人の精神、理屈のわかる意識の部分はほんの一部でして、大部分は無意識の世界に
あります。で、無意識の世界が美意識を決め、価値観を決め、倫理観を決めているのですね。

しかも恐ろしいことに、人の無意識の部分は、その人が生まれ育った社会環境によって育まれ
るもの。人の考え方、ものの見方そのものが、その人の属した世界によって変わってしまうの
ですね。

こういったことは、今の時代では、思想界の常識です。まあ、無知な人々、たとえば、テキサス
いちのイナカモノでありますブッシュとか、当局の扇動にあっさりのせられる中国人などには理
解できるレベルを超えたことなのでしょうが、多少の知性ある人々なら、理解していても当たり
前の事柄。でも、それが常識とはなっていないことが、いまの世界に不幸が絶えない理由でも
あるのですね。

だから善悪の区別の仕方も無数にある、これも当たり前の話なのですね。このあたりのことを、
この先のネギま！できっちり展開するのだとしたら、ネギま！恐るべしです。政治的指導者たら
んとする人には必読の一冊となるのかもしれません。あ、つまり、ネギま！が、ということですね。

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