風を追いかけて
優しい人の面影を
忘れられないその時は
ひとりで丘に登りなさい
風に心をあずけなさい
ああ 誰もわからない 誰もわからない
夢が砕けた哀しみは
ああ 風が歌うだけ 風が歌うだけ
立ちつくすわたしのそばで
丘の上から見る街は
わたしのことなど知らぬ気に
吐き出す幸せ 不幸せ
つくり笑顔で流して行く
ああ わたしひとりだけ わたしひとりだけ
遠く離れて丘の上
ああ 風を追いかけて 風を追いかけて
翼のない鳥のように
今日も 明日も 明後日も
針の止まった 風時計
二度と帰らぬ想い出が
帰るその日を 待ち続けて
ああ わたしひとりだけ わたしひとりだけ
遠く離れて丘の上
ああ 風を追いかけて 風を追いかけて
翼のない鳥のように
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