虹の色エンピツ~心日和~

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入院~手術


手術は5月15日、入院は前日の5月14日に決定!!

この時に腫瘍マーカーの一部が上がっているけれど、
良性でもこういう数値が出ることはあるから問題ないでしょう、との話。

【5月14日:入院】

朝起きてドキドキ…。
入院も初めてだし、手術もどんなだろう!と少しの不安が。

10時までに受付で手続きをして、お母さんと一緒に病棟へ。
まだ部屋が用意されていないらしく、少し待たされて案内された。

術前&術後は個室とのことで、トイレもあって快適な感じ♪

お母さんは仕事があったのですぐに帰って、
私はパジャマに着替えてから看護師さんに病棟を案内して貰った。
初めてなので何だか新鮮、こうなってるんだ~。
ちょっとワクワクしてしまったりして。(←不謹慎な奴^^;)
看護師さんも優しそうだし、居心地は良い。

とりあえず今日は普通にご飯を食べて、
夜に下剤を飲んで浣腸しますよ~との説明を受けた。
明日手術と言うことで主治医のN先生とS先生(研修医)が顔を見に来てくれて、
麻酔科の先生とオペ室の看護師さんも問診にやって来た。

その他はゴロゴロしつつ漫画読んだり、DSしたり。
あと早速友達が数人お見舞いに来てくれてウロウロしてました。

夜は恐怖の浣腸が~!!
私、今回の入院で一番キツイ&嫌だと思ってたのは浣腸。
だからこれを乗り越えたら…と思って我慢我慢。
恥ずかしいし、複雑な心境でございました…。
液を入れられた時は「大丈夫かも」と甘い考え…。
看護師さんに「最低でも5分は我慢してね」と言われ、去っていったその直後!

ぎゅるるるるる~~~~。。。

ちょっ、耐えられません!
とてもじゃないけど5分なんて絶対に無理(*T□T)
病室内をウロウロして我慢したけど、3分が限界でした~w
明日の朝もあると言うことでゲンナリ…。

それが終わったら後はのんびりして、20時半には多分もう寝てた。
私はどこでも寝られるので、もちろん朝までぐっすり。
翌朝看護師さんやS先生に「寝れた~?」と聞かれて、
「はい、もうぐっすり♪」と応えたらビックリされてしまったよw

【5月15日:手術】

午前中だろうけど何時になるか分からないと言われ、
朝から絶飲絶食で漫画読んだりDSしたり。
特に緊張はしていなかったかも。

9時半くらいにS先生がやって来て、点滴開始。
何と3回も失敗されてしまった!!(実は5/31現在もまだ軽く痛い^^;)
でもでも研修医の先生だし、失敗は成功のもとだし…と我慢。
この血管を確保しないと手術が出来ないらしく(麻酔入れるから)、
S先生も「ごめんねー」と言いながら必死だったみたい。
腕の血管はつるりと逃げてしまうため、結局手の甲にされました。
約5日間ずーっとこの場所に針が刺さってたよ。

まだだろうなーと思ってお見舞いに来てくれた友達としゃべっていたら、
看護師さんがやって来て「10時からになりましたので、行きましょう」

エッ、もうですか!?

点滴を押しながら看護師さんと一緒に歩いてオペ室へ。
受付で名前を言って中に入ると友達がもう来てた。
(友達はオペ室の看護師さんなので、私の麻酔が効くまでいてくれた)
私をリラックスさせるために色々話をしてくれて感謝!
実は友達の方が私よりも緊張していたみたい。

オペ室に入って台の上に上がり、左横向きで体育座りの様な姿勢。
術後の痛みを軽減するために背中に麻酔の管を入れられた。
管を入れる前の麻酔が痛いと聞いていたけれど、全然痛みがなかったよ。

そして「これを入れたら3分くらいで麻酔が効くからね~」と言われ、
すぐに意識がなくなっちゃった。
私は麻酔の効きがかなり良くて1分くらいでもう寝ちゃってたんだって。
次に気づいた時はベッドに移される時だった。
看護師さん達に話しかけられるけど、すごい睡魔で何を答えたかもあやふや。

またもや意識がなくなって、目が覚めた時は病室。

この時も眠くてたまらなくてうつらうつら。
でも喉の痛みと尿管を入れられている気持ち悪さと、
足に装着されてるマッサージ器の違和感で意識はあった。

【術後のこと】

薄い意識の中でお母さんが友達と話している会話を聞いてしまった。

「先生に残念なお知らせがあると言われて…」
「3ヶ月療養が必要…」
「化学療法が…」

あ~、何か悪い物が見つかったのかなーと思いつつ再び眠りへ。
眠気があるもののやっと話が出来る様になったのは夕方で、
早速お母さんに「何か悪い物が見つかったの?」と聞いてみた。
うつらうつらしてたクセにちゃんと覚えていた私w
戸惑っていたものの、きちんと答えてくれた。

以下は手術翌日に直接先生に呼ばれて話を聞いたもの。

・取り出した組織を術中迅速病理診断に出したら悪性が出た
・卵巣は残して中身は綺麗に取れた
・腫瘍を取り出す際に一部破れて中身がこぼれてしまったけれど、全部吸った
・2週間後の正式な病理結果次第では念のために化学療法が必要かも
・悪性が出たとしてもgrade1で初期の初期

と言う内容だったけれど、別にショックは受けなかった。
まぁ”人生なるようになる”と思ってるから。

お母さんは泣きそうな顔をしていたけれど、私はケロリ。
主治医もまさか悪性が出るとは思っていなかったのでビックリしたらしい。
術前の説明では「99%良性だから大丈夫でしょう」と言っていたので、
私にどう説明しようか迷っていたよ、とS先生から聞いた。
(術後にお母さんから聞いたことを言ったらそう話してくれた)

えーと、術後の話に戻って。

術後は熱が38.8度出て、なかなか下がらなかった。
看護師さんが何回も覗きに来てくれて心配してくれたけど、
私はしょっ中熱を出すので慣れっこなんだよねw
微熱はツライけどこの高さだと平気なの。
でもさすがにこの夜は何回も目が覚めて辛かった。
この日、背中の麻酔のお陰で傷の痛みは全くなし。

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