虹の色エンピツ~心日和~

虹の色エンピツ~心日和~

大学生時代~3・4年~



3年生からピアノ科の人達と一緒になるため、不安いっぱいのスタートだった。
そしてなかなか馴染めない不安もあってか鬱の方もだんだん酷くなって、
講義にも出たくない、大学にも行きたくない状態に。
そんな私を迎えに来て無理矢理連れて行ってくれたのがMIHO。
MIHOがいなかったら引きこもりになっていただろう。
(卒演の後、MIHOと知り合って仲良くなった)
3年生の時は彼女に依存してしまって、もう少しで共倒れになる、
と言う危ない状況まで行ってしまったけれど、
彼女がいなかったら私はこの世にいないかもしれないな。

ピアノの方は伴奏が急激に増えたり、「重奏」と言う授業で2台のピアノの演奏会をする事になって、
スランプに陥るような暇はなかった(笑)
2年の時の学内演奏会を機にスランプはなくなったし、安定して弾ける様になった。
でもこの頃悩んだのは自分の音楽について。
出したい音がなかなか出せない、表現したい音楽が見つからない、など、
そういう面ですっごく悩んだ1年だった。
歌やトランペット、トロンボーンなどの色んな管弦打楽器の伴奏する事でかなり勉強になったし、
とにかくかなり忙しい毎日だったなぁ。
(伴奏は芋づる式に増えて、4年終わって卒業しても2年間は常に10人近く依頼がある状態だった。)

それがとても楽しくて充実していたんだけど。
3年の後半で鬱状態からようやく抜け出せて(「克服」参照)、
4年はちょっとその気を残しつつもかなり楽しい学生生活。
もっちゃんや亀ちゃんと仲良くなって、休日でも遊ぶほどに。
夏休みはほとんどかかさず毎日朝7~21時まで大学にいて練習していたし、
もっちゃんも来ていた為、練習に疲れたら一緒にお茶したり馬鹿騒ぎしたりの楽しい毎日。
鬱が治ってから不思議と周りに人が集まってきてくれる様になって、
先輩後輩、友達がよく家にも遊びに来てくれた。
一人暮らしの人がウチに集まって、みんなでテーマを決めて料理作ったり、
ケーキやスコーンを焼いてお茶会。
ピアノも本番は必ずそれなりには弾ける様になって、止まる事なんてなくなった。
伴奏も楽しくて、練習するのが楽しくて、友達と話すのも楽しくて、
精神的にはまだ完全には安定していなかったのでリストカットもたまにしていたけれど、
とても良い友達や先輩、後輩に恵まれて幸せな学生生活だった。



→「 卒業してから2年間 」へ。



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