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April 18, 2003

『四日間の奇跡』　朝倉卓弥

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91837)

カテゴリ： ♪本の覚え書き♪

ピアニストとして異国で留学中だった主人公は近くで偶然起こった強盗事件で女の子を助け、大切な指を負傷しピアニストとしての生命を絶たれてしまう。しかし知能に障害を持つこの少女に音楽への天才的才能を見つけ出し日本でいっしょに生活を始める。そして記事にも載るようになった少女とふたりである日遠い山の中の病院へと演奏に向かった。

第２回「このミステリーがすごい」の大賞に輝いた話なのですが、いろいろな偶然といろいろなところに出てくる長～い説明にちょっと心が離れてしまう自分がいて、つくられたという感じから抜け出せず、ただただ題名のいう奇跡とは何かを思いながら読んでいました。
本の終わりに載っている選考委員の方々の選評に繰り返し「ある有名小説と同じ題材…」という指摘が出てくるのですが、確かにその通りではありましたがそれ以前の話の進み方などが全く違うので気になることはありませんでした。

ダブル受賞したという「タード・オン・ザ・ラン」発刊題名『逃亡作法』と、いろいろな意味で読み比べてみたくなりました。

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