やっぱり本が好き♪

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February 18, 2008

『　阪急電車　』有川浩

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91837)

カテゴリ： ♪本の覚え書き♪

電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく―片道わずか１５分。そのとき、物語が動き出す。
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車…。８駅から成る、片道わずか１５分間の阪急電鉄今津線で、駅ごとに乗り降りする乗客の物語。人生の決定的な瞬間が鮮やかに描かれた傑作。

関東にはない色の阪急電車。
短い乗車中の物語、そして表紙に惹かれて読んだ本です。

夫さんは一時期利用していた電車につながるためよく目にしていたらしく、私とはまた違う興味を持ったのでしょうねぇ。図書館から届いたときに私が他の本を読んでいたこともあり、先に読まれてしまいました（笑）。

どれも心惹かれるお話でした

私はまだ未読なのですが、図書館戦争を書いた作者なだけに最初は図書館もでてきます。

恋の始まりがあり終わりがあり新たな出発があり出会いがあり、とこれだけ書くとよくある話なのですが、同じ車内での話もあってそれぞれがリンクしていたりしてこれまた面白いのです。

若い人とそれを見るおばさんや小さな子ども。おばさんを見る若い人と小さなこども、それぞれのそのとき思っていることや考えていることが別の物語になって語られていて、電車に乗ったときに思わず想像してしまう世界がきちんと語られているようで楽しかったです。

今という世の中の暴力やいじめなどについても盛り込まれ、作者の気持をふわっと感じられます。
こうであったらいいな、そありたいな。そしてたくさんの人に読んで欲しいなと思う
『阪急電車』なのでした。

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