やっぱり本が好き♪

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April 1, 2008

『図書館戦争』有川浩

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91837)

カテゴリ： ♪本の覚え書き♪

僕らの七日間戦争…そんな立てこもり物語を思い浮かべていたのですが、いえいえどうしてそんなスケールの物語ではありませんでした。
近未来的日本の図書館を守るべく戦う組織の物語だったのでした。

と、思ったのですが読み終えてみたらこの物語は私も好む超純愛物語でもあったのでした。

笹原郁は図書館を守るためその体力と強い志を生かすべく立ち上がった女性志願兵。そんな彼女の上司が鬼教官とも呼ばれる堂上篤。いろいろな訓練に耐え、男性の中で孤軍奮闘する彼女はその体力も認められ生え抜きの部隊へと召集されていきます。そして第一線で戦う、いえ守る兵士となっていきます。

上の役人の机上の空論で何もかもが決められてゆく今、この図書館を守ろうと戦う彼らの姿に共感しつつ恐ろしさも感じさせられます。

「図書館の自由に関する宣言」って聞いたことありますか？これは実在のもので、この本を読んで私も初めて知りました。
公共図書館のありかた…それだけをとってもいろいろな意見のある今だからこそ考えさせられましたね。

始めに言っておくと私はベタベタな純愛物語も大好きです。
紹介文だけ読んだらランボーを思わせるものなのですが、笹原郁が志願した理由が語られたところからどこか甘～い香りが漂い始めます。（けっこう読み始めてから早い時期なんですけどね）

戦う図書館の話でありながらベタ甘少女コミック的物語、でありながら考えさせられるこの物語。私敵にはとっても楽しめる一冊でした。

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