ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2013.06.15
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カテゴリ: 旅行(国内)



木曜日は、八戸から「あまちゃん」の舞台の岩手県の久慈市へ。
復旧した北三陸リアス線に乗って、
久慈と田野畑の間を往復した。
北山崎や龍泉洞を見学して、宮古へ。

宮古では、二日前にネットで予約した、
グリーンピア三陸みやこ と言うホテルに泊まった。
敷地内には、仮設住宅や仮設商店街が立っていて、
お風呂に入ると、シャンプーなどをかごに入れて持って来ている人が多かった。

一人の人に「地元の方ですか?」と話しかけると、
いろいろなことを話してくれた。
その人は、石垣があるので家は流されずに済んだのだと言う。
でも、前日まで話をしていた元気な人たちが、たくさん亡くなった。
姑さんは、ショックで認知症になってしまったのだと言う。
大阪から来たと言うと、来てくれて嬉しいと言う。
この人だけでなく、旅行中、
何人もの地元の人から、来てくれてありがとうと声をかけられた。

金曜日は、宮古を発って浄土ヶ浜などを見て、
釜石ぐらいから東北自動車道に入って帰ろうかなと思っていた。

ホテルの人に、帰りに仮設住宅のところに寄っても迷惑にならないか聞くと、
どうぞ行ってくださいと言う。

P6140948.JPG

仮設商店街の中のお店でお茶を買った。

P6140949.JPG

今日帰るつもりだと言うと、お店の人が、
今しか見られないから、できるだけ45号線を通って、
被災地を見て帰って欲しいと言う。
今の様子を、多くの人に知らせて欲しい、
そして、何年かしたら、
復興した東北をまた見に来てほしいと言った。

宮古から、大槌町、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、石巻
津波の被害で名前を聞いた場所を南下して行った。

気仙沼に行く手前で、津波の時にニュースで見た、あの船を見つけた。

P6140989.JPG

船の高さは20mぐらい、長さは6.70mぐらいありそうな鉄の船だ。
津波はこんな重いものを海から離れた陸地に運び、
コンクリートの土台だけ残して、家々を飲み込んでいった。
でも、震災から2年が経ち、草木が大きくなり、
津波の被害があったところかどうかわからないところも多くなっている。

まだまだ復興の道のりは長い。
最近では南海トラフ地震の可能性などの方が取り上げられることが多いけれど、
東北の被災地のことを、風化させてはいけないんだと思った。






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最終更新日  2019.04.08 00:38:08
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