ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

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番外編4




ひとつ前の日記で、離婚寸前家庭と書きましたけど、年金の受け取り資格を得るために、別居をなるべく伸ばそうとしている妻の思惑...離婚寸前家庭というような、簡単な表記で語れませんでした。

夫:早く離婚してすっきりしたい
妻:なるたけお金をとってから離婚し、年金も手にしたい。
  それには別居をして離婚の時期を遅らせる。別居時も夫から金をなるべく取る。

離婚寸前になったら、気持ちの整理もできて新たな人生を望めるところですが、何しろ、血が出ている傷口を縫えない状況の今、

特に夫側は苦しい立場でございます。

離婚って、特に金銭が絡むとややこしいのですね。

私達なんか、紙っぺら一枚にサインで終わりです。
何しろ、NinjaCat夫から取りたいもの、ありませんから!
↑ 「取れるものがない」が正しい。


笑....


..........


おっと、ここは笑っている場合じゃねえか。悲しいところか....

やっぱり、私達のように人生身軽に生きるのもどうかと。
一抹の寂しさを感じる私でございます。


初めての方は、いままでの詳しい話を

日本のある家庭の重いできごと-1

日本のある家庭の重いできごと-2

日本のある家庭の重いできごと-3

で参照してね。






変則的別居を行っていた崩壊夫婦家庭で、妻の夕食作りのための訪問は、家政婦さんを雇うことで解決の方向へ。が、しばらく音沙汰の無かった妻の母親、突然、夫に電話をしてきた。
「別居している娘が、夫、子供のいるマンションに行きにくい」というのは、どういうことなのか、と。
(あ、あの、そもそも別居しているんですけど。マンションに「行きにくい」ではなくて、「行かない」のが、普通なんではないのかな...)


妻の母親が夫に連絡してきた日と同じ日。夫と子供のいるマンションにて、その夜:



妻、意気揚々と帰って来る。


いつもの通り「ただいま」といって、出たはずのマンションに帰ってきた。


一瞬、家中に緊張が走る。
子供達は、母親が帰ってくると、緊張するのだ。

緊張するのが習慣になってきている。
特に、父親と鉢合わせになる時間だと「イヤだな....」と顔を見合わせる。
父親と母親が2人が一緒にいると、必ず、家の中の雰囲気は最低になるからだ。

その日、父親はまだ帰宅していなかった。


緊張が次第にとけていく。

しかし、子供達の方から母親に走りよるわけでもなんでもない。
「おかえり」と、そういうと、それぞれ自分達のやっていたことをまた開始する。


母親、今日は妙にハイだ。
いつも、子供達のことなんか、気にしないのに。
お風呂に入って、洗濯して、ご飯食べていくだけなのに。

「○ちゃん、勉強進んでる?」
「△ちゃん、ピアノ弾いたの? 終わったの?」
「△ちゃん、お母さんと一緒に遊ぶ~~~?」

どうしたのか、子育てモードだ。

そして、期間限定で子供の世話、夕食の支度を見てくれている女性に、
彼女、言ったのだ。

「あ、わたし、仕事見つけてきたの。前に働いていた団体なんだけどね。一日4000円強なんだけど、今度の仕事は4時に終わるので、今度から夕食の支度したり、子供達の世話ができるから。」


女性:「はああ」


妻:「だから、もうやらなくてもいいわよ」


女性:「いや、でも....」


妻:「面倒かけちゃったわね。どうもありがとう、でも、もういいわよ」


女性:「いえ、私は構わないんですけど。それ、夫さんに言っていただけないでしょうか? 私にいってもらっても困ります。夫さんと2人で決めたことを最終的に言っていただかないと...」


妻、黙ったまま答えない。







さて。

一体、何がこの妻に起こっているのであろうか?

実は、妻1週間前に仕事をやめたのである。
病院の受付を派遣社員として行っていたが、妻の言い分では、病院側から散々いじめられて、もうやっていられないということで、やめたのだ。
一ヶ月くらいの勤務だったろうか?

その後、仕事を探していて、どうやらフルタイムの仕事が見つかったらしい。
そのチャンスを逃してはなるまいと、日記<3>のように妻の実家に協力を要請したのだ。

そのときは、夫や子供のいるマンションには行きにくいと文句をこぼした。
そして子供の面倒をみる必要がないとなれば、マンション近くに借りた別居先アパートに住む必要がなくなった。
だから、実家に身を寄せたいということだった。

しかし、母親とその会話をした、数時間後、前の勤務先と話をつけてきて4時までの仕事を決めてきた。

そして、夫と子供のいるマンションに現れて、「これからは、私が子供の夕食を作る。これからマンションに毎日来るから、あなたはもういい。ごくろうさま」と、家政婦さんが見つかるまでという条件で、お手伝いをしていた女性に告げている。

夫との相談もなくである。


すっかり、話をまた自分で変えてしまっている。

この妻は、一体、何がしたいのでありましょう?

子供の面倒をみたいのか?
仕事をしたいのか?


何を考えているのでありましょう...?







上と同日。
夫のオフィスに一通のメールが入る。


それは妻の弟であった。


実は弟、前の回で前述の通り、父親も弁護士なのだが、本人も紆余曲折を経ながらも、現在弁護士として働いている。


「老いた両親に代わって、姉の騒動について任されている」ということだ。
注)尚、父親は老齢ながら、今もなお現役弁護士である。


彼の目的はこういうことだ。

当初の話と、現在の状況を確認したい。
両親からの話を聞くだけではなく、双方(つまり夫側の)の話を把握した上で、両親をミスリードしないようにしたい。
近いうちに、会ってお話しを聞きたい。



さて、ここにさらなる登場人物、妻の弟、登場である。


一体、この話、どんな方向にいくのであろうか....?


ゴーカート男の失踪事件(あ、あれは、失踪じゃなくて、おばかな行方不明だったっけ)よりも、先が長くて、先が読めない。


大掛かりな長期戦が予想されて、なんか....既に疲れてきた。


こりゃ、私も体力つけないとな。


(続く)


願わくば rosy peachさん
弟君がまともであることを祈るばかりである。

っていうかー
弟、もうネーちゃんの性格わかっとるじゃろ??
誰か第3者もネーちゃんの日常のハチャメチャぶりを伝えてくれるといいねー、、
財産ありそうだし、もう、旦那の金なんてあてにするなよ!
と言いたい。。。
それと。
気まぐれな母ちゃんに振り回される子供もなんとかしてあげたい。
冷静な判断ができる弟だといいねぇえええ(2005/10/21 05:42:32 PM)

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Re:日本のある家庭の重いできごと-4(10/21) 猫の机さん
身内に弁護士かぁ~~。
うらやましいわぁ。

奥さんも親もヘンな人だから、この登場はやなかんじです。
でも続きを読みたい。。。(笑)
(2005/10/21 07:02:35 PM)

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Re:日本のある家庭の重いできごと-4(10/21) パンプキンフェイスさん
私も、弟さんがまっとうというか、普通の人であることを祈ります。でなければ、あるいはネェちゃんが変なことは解っていても身内びいきの人だったら、なまじ弁護士なだけに困ったことになりそうで他人事ながら心配です。

「妻」は自我を確立しないままに結婚して子供を生んで、「私の人生って何?」と今頃悩んでいるわけですね。まぁ、人間そんなものだろうし、珍しくもないけど、この人の場合、結婚したときも計算づくで結婚して、自分の計算どおりにならなかったから不満を持ってるという感じがします。

それに、わがままとか自分勝手というより、病的です。親も「いままでさんざん振り回されてきた」というくらいだから、兆候は昔からあったのかな。でも、医者に会おうとはしないだろうね…。それが一番のような気がするけどね…。
(2005/10/21 09:52:20 PM)

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Re:日本のある家庭の重いできごと-4(10/21) kentaulceさん
妻はメンヘル系の病のようですね。
(躁と鬱が交互にでるようですね)
こういう女性は社会生活難しいと思いますね、妻の言い方では派遣社員で散々虐められたとなっていますが、使う側からすれば、散々迷惑をこうむったと思っている事でしょうし、辞めてくれてヤレヤレと考える事でしょう。
世の中、この例にたがわず、抜き差しならない状況下で結婚生活をエンジョイしている方も、かなりの数いらっしゃるのではと思ったりします。
こんなケースを聞くと、自分はラッキーだったなと思えてくるのは不思議だ!(2005/10/22 12:50:16 AM)

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Re:日本のある家庭の重いできごと-4(10/21) 人生旅の案内人さん
やっと1週間ぶりに家に帰って来ました。

どうしようもない女。親を見ればわかるって感じですね。そんな母親は子供が大人になってからでも面倒見たくないと思いますよね。
問題の解決は子供たちがそんな母親でも必要と思うかどうかでしょうね。
(2005/10/22 05:04:44 PM)

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この方は cantabiletopazさん
ninja様のお友達ですか?(2005/10/23 08:50:13 PM)



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