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2022年01月15日
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カテゴリ: ダイエット、健康
 過剰が邪悪視されているコレステロールは、全身の細胞膜、ホルモン、胆汁酸などの必須材料。
 だが、血管内の余分なコレステロールは血管の内側にたまり、動脈硬化を起こす原因となる。
 動脈硬化が進むと、血管の弾力性が失われて硬くなり、血管の内側が狭くなって血液が流れにくくなる。
 すると、高血圧、脳卒中、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、末梢動脈疾患といった心血管疾患を発症しやすくなる。
     ​
 「善玉」といわれるHDLコレステロールは、血管の内側に沈着したコレステロールを取り除いて肝臓に戻る働きを担っている。
 「悪玉」とされる、LDLコレステロールは運ぶ機能だけをになっている。コレステロールの供給は重要な役割だが、過剰は禁物ということであり「悪玉」は一方的な見方。
     ​
コロナ禍で改めて注目
2021/12/18 日刊ゲンダイ ヘルスケア
  …  (略)  …
■画像診断検査を活用すべき
 そんな中、最近になって「LDL低下療法は、75歳以上の高齢者でも75歳未満と同じように心血管イベントの抑制に効果的」とする研究が世界的な医学誌「ランセット」で報告された。米ハーバード大学医学大学院の研究チームが、24の試験を解析した「CTTC」と、5つの単独試験を合わせた6つの研究論文を対象にメタ解析を実施。その結果、高齢者における主要血管イベント(心血管死、心筋梗塞などの急性冠症候群、脳卒中、冠動脈血行再建術)のリスクは、LDL値が1mmol/L低下すると26%低かった。
 これは、75歳未満の場合(15%のリスク低下)と有意差がなく、高齢者でもLDLを下げるコレステロール低下療法は有益であることがわかった。
 「この研究では、スタチン治療とスタチン以外のコレステロール低下療法についても解析していて、どちらも主要血管イベントを有意に抑制していました。論文の著者は、『高齢患者におけるスタチン以外の薬物療法を含むコレステロール低下療法の使用に関するガイドラインの推奨を強化するもの』としています」
     ​
 日本でも、75歳以上の高齢者についてはLDLコレステロール低下療法などによる厳格な管理は強く推奨されてはいない。しかし、新たな海外の研究を参考にして、今後は高齢者のコレステロール管理についてきちんと確立すべきだという。
  ―  引用終り  ―
     ​
 スタチンは、 肝臓におけるコレステロール合成を抑え、主に血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロールとも呼ばれる)を低下させ、動脈硬化などを予防する薬。
 高齢社会の日本で、社会のためにも高齢者が健康に長生きするためには、高齢者のコレステロール管理が重要となる。





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最終更新日  2022年01月15日 06時00分09秒
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