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瀬戸内眼科コロシアム、最初のセッションは「白内障領域」でした。日本を代表する白内障サージャンの2人による示唆に富んだ内容で大変印象に残りました。
以下に自分用のメモ書きとして勉強になったことを列挙しておきます。眼科専門医向けのやや特殊な内容となりますことを御了承下さい。
白内障手術終了時の前房(ぜんぼう:目の中のこと)内の細菌汚染頻度は少ない報告でも1.7%あり、眼内レンズ挿入後に徹底的に粘弾性物質(手術時に使う目の中を保護するゼリー状の物質)をしっかりと除去することがとにかく大切。
そのためのポイントは、眼内レンズ裏面をIAチップで「2方向」から洗うこと。1方向からだけだと、クレセント(三日月)状に粘弾性物質が残ってしまう。
また、手術終了時に抗生剤(モキシ)の前房内投与をする場合には、針先で眼内レンズをずらしてレンズの裏面に向かってフラッシュするようにすると良い。
核片の処理にはサイドベベルを使うと安全。ただし、その前提として核を完全に遊離しておくことが必要。
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