「のり2・クラシカ」鑑賞日記

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21日 飯森&東響定期マーラー「夜の歌」


東京交響楽団第564回定期
コンサートマスター:グレブ・ニキティン


1・シューベルト
   イタリア風序曲 第2番 ハ長調 D.591


2・リスト
   死の舞踏
     岡田博美(ピアノ)

***************** intermission *************

3・マーラー
   交響曲 第7番 ホ短調 「夜の歌」


 2009.2.21.18:00 サントリーホール 1-18-28

飯森のマーラー演奏は東響第513回定期での第5番、第527回定期での第9番
に続いて聴くことになったが、ちなみに東響の古い資料をめくってみたら
東響の定期会員になったのは2001年9月の第484回定期演奏会からでした。
きっかけはその前の定期演奏会(第483回)での井上道義指揮の
オルフ「カルミナ・ブラーナ」のコンサートが縁でした。

ちょうどお金も時間も少し余裕が出てきたころだったのでしょうか。
それと以前の東響に抱いていた下手くそなオケのイメージが
払拭されたのも良い機会であったのかも知れません。
その頃は滅多にコンサートへ行く機会もなかったし当時の放送でのN響の演奏や
海外の一流オケの演奏を比較しての意味ですけれど。
と同時に、この時期に生演奏に接するようになって特に在京オケはどこも
一定水準のクオリティを保っていて驚いたものです。

さて本日のマーラー第7番ですが飯森さんの直球勝負に東響オケが、
がっぷり四つに組んだ見事な演奏と申し上げておきましょう。
弦そして管楽器、打楽器陣も(特にラッパのマルティ&佐藤首席、ホルンのハミル
の活躍とトロンボーンたち)立派な演奏です。

第1楽章の前半は飯森さんのアクションがやや空回りの感があるけど
徐々にオケとの呼吸も合ってきて見事なフィナーレまで緊張の糸が
途切れることなく聴かせてくれました。

本日のオケの配置は16型で8人のコントラバスを舞台奥の中央から上手に
真横一列に並べて、ヴァイオリンは第1、第2と両翼配置の考えられた
位置でこの曲のテクスチュアーを掴んだものと思います。

前半には岡田博美さんのピアノでリストの「死の舞踏」、彼の技巧に
唖然としました。
前回の定期に続き最初の曲はシューベルトのイタリア風序曲の第2番。
★★★★★



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