「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

12日C・ツィメルマン@所沢ミューズ


   ピアノ・リサイタル2010

[オール・ショパン・プログラム]


1・ノクターン第5番 嬰へ長調Op.15-2

2・ピアノ・ソナタ第2番 変口短調Op.35「葬送」

3・スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31

************ intermission ***********

4・ピアノ・ソナタ第3番 口短調Op.58

5・舟歌 嬰へ長調Op.60  


 2010年6月12日17時開演、所沢ミューズ・アークホール 1階32列


昨年6月20日所沢ミューズでのリサイタルいらいの
一年ぶりのツィメルマン・ピアノ・リサイタル
今回も所沢が日本最後のツァー・リサイタルとなった。

2000人収容のミューズ・アークホールは満員の入りで開場前から
ホールの外には長蛇の列で驚き、たしか昨年もそうだった。

最初のノクターン第5番を演奏する時は暫し瞑想の姿勢だったが、
それ以後の作品を演奏する時には椅子に座るや即座に音楽を奏でる
彼のいつものスタイル。

本日はすべてショパンの作品でのプログラムであり2時間に及ぶ
(休憩20分を挟んでだが)時間だったが終始圧倒されてしまって
正直言う言葉もない。

凄い演奏を聴いている時には100%目の前の音楽に没頭してしまうので
何故か聴き終えた後は感想の言葉も出てこないのだ。

どれも見事な演奏だが、強いて言えば個人的には
ソナタ第2番の演奏が強烈な印象を残した。(特に表題の第3楽章)

それと最後のバルカロール(舟歌)でのフィニッシュ後に椅子に背中を
預けてまるでバンザイのような格好をした姿が印象的で
5月13日から始まった自身のコンサート・ツァーの終わりを告げる
彼の無言の雄叫びのようにも感じた。

或いは彼自身の談話にもあるように今後しばらくはショパンの演奏を封印する
ことへの告別の気持ちがそうさせたのかも知れない。
★★★★★


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