■社員道■ 『あなたが自分自身の雇い主だったら、今日一日のあなたの働きに満足しますか？』 | 知的好奇心の探求!! 野田すかの裏モノライター奮闘記【β版】

2006年12月16日

■社員道■　『あなたが自分自身の雇い主だったら、今日一日のあなたの働きに満足しますか？』

武士に武士道。

久しぶりに言ってみましょう。

会社の中で自分の働きぶりを評価することとして

　【自分が社長だったら、今のあなたを雇いますか。】

このように言われることがある。
とある勤務先では経営者が講師となったセミナーを毎年行っており、
前述のように従業員に対し

　【みなさん目をつぶってください。
　　　自身が社長だったら、今のあなたを雇いますか。
　　　　雇う人は挙手してください。】

このような問いかけが経営者より必ず行われている。
問いかけには全員が挙手するという暴挙もので、

　『ふざけんなよ。』

そう思っても許されますよね。

　・自分から仕事を掘り起こさない者。
　・リーダーシップをとらない者。
　・手柄は自分にしている者。

挙手している者のほとんどがそんな輩ばかり。
私が社長だったら雇わない対象です。
皆さんも、きっとそう思うはずです。

私は手を上げましたが、
こいつらと一緒の土俵とは・・・・・・・。
ガックリです。

そんなわけで、

　『あなたが自分自身の雇い主だったら、
　　　　　　　　　　　今日一日のあなたの働きに満足しますか？』

　一日の終わりに、他人があなたのことをどう思うかは、あまり問題で
　はありません。大切なのは、あなたが自分自身をどう思うかです。
　一日の働きを振り返りながら、自分自身に問いかけてみましょう。

　「私は自分の時間と脳力を100％使い切っただろうか？」
　「これが私の会社だったら、今の自分のような社員を何百人も雇いた
　　いと思うだろうか？　それとも、もっとイニシアティヴのある人間
　　を雇いたいと思うだろうか？」

　自分を振り返ってみて、「一緒に働いてみたいタイプの人間だ」とか、
　「自分がオーナーだったら雇ってみたいタイプの人間だ」と思えるの
　であれば、あなたが会社のオーナーになる日もそう遠くはないでしょ
　う。また、オーナーまではいかなくても、会社にとって大変貴重な存
　在になることは確実です。

　そして一番大切なことは、
　「今日はベストを尽くした」、「報酬分の働きをした」、
　「自分に課している職務遂行の基準に達することができた」という
　穏やかな気持ちで、夜ぐっすり眠れることなのです。