★norikoランド★

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蛍の紹介



★蛍の紹介★

蛍は水生生物です。水生生物は比較的行動範囲が広く水辺は
一時的に利用されます。 この為水辺だけでなく、周辺環境
の存在が重要です。 蛍が止まって発光するときは、規則性
がありませんが、一斉に明滅を繰り返すときは 発光が同調
します。西日本では約2秒に1回、東日本では約4秒に1回
発光します。 ゲンジボタルの幼虫はすぐに水に入り、巻貝
の幼貝を食べます。 脱皮を繰り返し、成長すると桜が満開
の季節の雨の晩に発光しながら這い上がります。

そして、水路際の安定した土壌の樹木に覆われた暗い場所を
探し、土の中でさなぎになります。 蛍のからだ 雄と雌の
見分け方は雌の方の発光器によって見分ける。 雌は尻尾の
ようなものが確認できる。 蛍の一生 産卵 水際のコケに
約500から1000個ほど産卵。西日本は集団を形成して
産卵する。 卵 ゲンジボタルの卵は楕円形で0.5ミリ。

乳白色から黒くなり1ヶ月で孵化します。 孵化 幼虫は
約2ミリ。えら呼吸と気門を備えた水陸両用タイプです。
上陸 脱皮を繰り返し雨の日、土壌の良い場所を探し、
さなぎとなります。 土から脱出 土から脱出し、いよいよ
羽化します。羽化し1から2日で地表に現れます。
そして、夜8:00になると一斉に発光します。

●蛍を知ろう●

蛍も人も住み良い環境は同じ 「自然環境を守ろう」具体的
にはどんなことなのか?ホタルを通して考えたい。 昆虫で
あるホタルは長年人と共に共存してきました。よってホタル
が住みにくい環境というのは 人にとっても住みにくいのです
どうしたらホタルの住みやすい環境が作れるのか?とは逆に
人が住みやすい環境はどんなものなのか につながるのです
それは自分の身近な環境を観察することです。 そうすれば
本来の自然の姿が見えてくるのです。

自然再生を考えよう 自然界というのは微妙なバランスを保ち
ながら成り立っておりそのバランスが一度崩れたら再生するの
は 難しくなります。 現在では多くの河川が人口的になって
おり自然のまま残っている方が珍しくなってきています。
そして、人の都合だけで環境を破壊された自然界では生物が姿
を消していきます。 ホタルも例外ではなく共存できる環境を
作ることが大切です。 自然の再生には最適な条件を見つける
ことができれば数年後自然は自動的に再生されていきます。

自然にはそういう力が備わっています自然環境は人工的に人
が都合良く作れるものではなく、保全することが第一であるが、
少し壊された自然は 「呼び戻すもの」「再生するもの」という
考え方が大切なのである。共存で成り立つホタルの環境 ホタルは
幼虫の時カワニナ(貝類)を食べるホタルが成虫の時蜘蛛
むかで、蛙に捕食される。 こうした食物連鎖が成り立って
おりバランスが保たれている

●ホタルを探すポイント●

ゲンジボタルは小さな川、大きな川に関わらず、流れが安定、
穏やかな環境を好む。川の支流辺りが良い。但し、北海道には
生息していない。(養殖は除く)ヘイケボタルは水田、灌漑用
水路、溜池、湿地、などを棲家にしている。 餌はカワニナ、
タニシ、モノアラガイなので餌が豊富にいる所。ゲンジボタル
の生息環境 川の流れが穏やかな場所 水温が低すぎないところ
護岸工事がされていても、寄州、中州があり、かつ産卵場所と
なる苔が水際に生えていること。 産卵場所に樹木があり人口
照明があたらないこと川底が砂礫(西日本)砂泥質(東日本)
川の一方は山、他方は道路、水田、畑、が広がる「人里」多く
の生物が共存している。 合成洗剤や工場排水流れ込まない川

●ホタルが減少した原因●

池や湿地、水路などの改変、減少 水質の汚濁 水源の消失や枯渇
農薬の散布 人口の照明 稲作の様式の変化 餌となるカワニナの
減少、水田の減少、人口照明はホタルの敵、意外に思われるかも
知れないが、急激な都市化を象徴する照明はホタルにとって強力
な敵です。ホタル同士のコミュニケーションである発光が解らなく
なるからです。 安全上やむ得ないことかもしれませんがこうした
人工的なこともホタルの生存、繁殖を妨げる原因に なるのです。

●ホタルの観察場所●

大阪府 岸和田市 相川(170号川合町左折) 東岸和田
ゴルフ近く 数は減少しているが6月下旬が旬

京都府 北区 MKボウル越え雲ヶ畑手前 上加茂神社付近
蛍谷なるスポット有り。



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