2004年08月31日
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今日は台風一過のよい天気となりました。台風が来る前よりも暑さが増したような気さえします。私の住む、ここ香川県高松市でも台風の被害が少なからずあって、死者も出ました。私の家は大丈夫だったのですが、数キロはなれたところでは床下浸水が大量に発生したようです。我が家も海が近く、土地がそんなに高いところではないので、人事ではありません。台風の影響で交通機関に乱れが出たものの、幸いにして、この時間になると大きな通行止めなどは発生せずに道路も流れています。
 なかなか、台風などで大きな被害が出ると、日常の生活で、いつもの生活に戻るまでには時間がかかります。見慣れた建物が無くなったり、見慣れた木々がなくなったりすることもしばしばです。
 いつもの景色、いつものリズム、いつもの音、いつもの日常、いつものものは、何気なく感じていますが、こうやって災害などで、「いつもの」が失われてしまうと、初めて気づいたりします。
 何気に見ている、いつものものが大切だったり、自分の中で重要な位置を占めていたりします。
そこで今日の一枚です。


            /Aurelia Saxophone Quartet
Etcetera KTC 1104


このCDはオーレリア・サクソフォーン・カルテットのフランスものの曲の演奏を集めたアルバムです。サックス吹きには耳慣れたいつもの音楽がたくさん収録されています。
 曲目は、アンダンテとスケルツォ (ボザ) 、サクソフォン四重奏曲 (デザンクロ) 、小組曲 (フランセ) 、グラーヴェとプレスト (リヴィエ) 、サクソフォン四重奏曲 (シュミット) 、民謡風ロンドの主題による前奏と変奏曲 (ピエルネ) とまさにスタンダードなサクソフォン・カルテットと言った
曲ばかりです。逆に、日本で最近録音されたアルバムで、これだけの曲を一枚に収めたものはあまり見かけません。今から、20~30年ぐらい前はデファイエ四重奏団や、ミュールやギャルドの四重奏団による、これらの曲の録音が盛んに発売されていたのにもかかわらず、いまは、これだけの曲を取り上げる、アルバムは非常に少なくなりました。もしかしたら、サクソフォーン・アンサンブルにとってはもはや古典になった曲ということなのかもしれませんが、デザンクロや、シュミット以外の曲もまだまだサクソフォーンにとっては重要なレパートリーのはずですし、この中の曲を取り上げてCDに収録しているのはよく見かけます。でも、一気に取り上げるのは珍しくなってきています。
 演奏のほうは、楽譜を丁寧に読み込んだような表現が感じられるものです。技術的には時には??と思わせる点もなきにしもあらずなのですが、その表現への取り組みは技術面を差し引いても余りある気がします。






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最終更新日  2004年08月31日 13時40分38秒
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