能登の手染め日記

能登の手染め日記

Feb 2, 2007
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カテゴリ: 絵・美術について
「雪の日」
普通の具象は一枚の絵に一画面しか描かない。動画じゃないから時間と空間を切り取って一枚の平面の中に何かを表現しようとする。出来上がった絵に、見る人は色々とイメージを膨らませてくれる場合もある。

絵を描くうちに「目に見えないもの」を描きたいと思うようになってきた。
そのきっかけになったのがこの「雪の日」

雪

数年前のこと。この絵を見た人の感想が、私が思っていた以上の物語だったので嬉しくなった。

あぁ、そういう絵もあるんだ、と思った。何か分からないけど描きたいから描く。一生懸命描いたら何か分からない魅力が生まれる場合もある。しかし偶然だ。だが、それを意識して描けば・・・1枚の絵の中に時間を描けないだろうか、と。

その時間の中に「聞こえないはずの言葉」は描けないだろうか。「見えないはずの物語」は描けないだろうか・・・たぶんタイトルは重要だと。

061010壊れたペアグラス.jpg

「割れたペアグラス」

という作為的なタイトルも付けてみた(^^;)・・・きっと何かを感じさせるはずだ(笑

夏の日の少年.jpg

「あぁ、うちの子も同じだわ」という感想が聞こえた。

「うんうん、そうそう」と笑い合った。

毎日仕事で絵や模様を描いているが、いつでも好きな内容を自由に描けるわけではないから、描くときには一枚の絵の中に「目に見えるもの以外」の「物語」を描きたいと思う。

「時間」や「音」や「声」「水や湿気」「乾いた空気」「温度」「香りや臭い」
そんな触覚を刺激できたらいい、と思いながら一枚の絵の中に試行錯誤を繰り返す。





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Last updated  Feb 2, 2007 10:22:18 PM
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