能登の手染め日記

能登の手染め日記

Sep 28, 2007
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今日は少し厳しい話。

最近、政治の話などになると町の財政破綻の話が多く出る。「夕張のようになったら、どうする?」という声。
そう言われると、「たぶん、再建団体には、ならないと思う」と答える。

「町の赤字が減ったの?」という疑問。
いや、町の行政改革(財政の見直し)の実施状態が良いからという理由ではない。

財政の苦しい自治体は夕張市のように財政再建団体になる前に、平成20年度決算から2段階にわたって町(自治体)財政の見直しが行われることになった。その法律が決まったのが今年の6月。

「地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)」
文字通り自治体の財政を健全化するために、
1:財政健全化計画→2:財政再生計画(これは1:黄色信号の状態→2:赤の信号で破綻)

国はこの方法によって夕張市のような再建団体(赤字まみれの自治体破産)になるのを未然に防ごうとしている。

ここで、重要なのは、町が破産したときに最も悪影響を受けるのは誰か?ということ。

いわずもがなだが、町が破産したときには国の指導の下、再建計画によって住民サービスを低下させられる。具体的には町の公共料金が高くなる。住民税や上下水道料や保育料、国民健康保険、介護保険、軽自動車の税金も1,5倍や2倍に跳ね上がる。公共の温泉やレジャー施設も閉鎖されるか入場料が高くなるし、町民検診の基本料金なども高くなる。(市の場合も同じで、各関連法の基準の最高金額までになる)

公共料金が、隣の市町の2倍くらいの町になる。・・・暮らしやすいわけがない。

再建団体の場合は一挙に行われるが黄色信号の財政健全化計画で、徐々に行われていく見込み。つまり、「自治体財政健全化法」によって、破綻する前に国が指導して自治体の財政を立て直すから『再建団体』にはならない。これでも破綻する自治体は、ものすごくデタラメなところだ(--;

という仕組みになるのだが、幾つかの疑問が出てくる。
最大の問題点とは、結局、この方法では、
『役所が作った赤字を住民の支払いによって早めに解消する方法』ということになる。

住民は怒るべきだ!と思う。

しかし、こうしたことの最大の原因は何か?
赤字が増えて財政が破綻状態になるまで放置した首長(市町村長)の責任は重い。そのチェック機関である議会(議員)が見過ごし、見逃していた責任も重い。



最大の原因は、住民が無関心で放置していたから。

とどのつまり、財政破綻を招くまで住民が放置していたら、町長や議員を選んだ住民にも責任があることになる。一般町民が町や議会に対して無関心な状態で、財政破綻まで何もしなければ、その赤字の尻拭いは、公共料金の高額負担などという形で一般町民が負うことになる。

夕張市の状態は、炭鉱の町という厳しい背景があったとしても、個々の自治体にも個々の事情があって同じ事。再建団体に一歩手前の「財政健全化計画」も「財政再生計画」においても、その自治体の財政状況に応じて、一般住民に負担させられる金額は、きわめて高くなる。

町の赤字は、町民に負担させられる、ということ。

政治に無関心ということは、最後には、住民自身に負担させられる事だと覚悟するしかない。





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Last updated  Oct 1, 2007 08:45:08 AM
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