能登の手染め日記

能登の手染め日記

Nov 8, 2007
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カテゴリ: 日々
町の文化祭が終わって担当の方から搬入や片付けの謝礼として妻と私に各々1000円の図書券が届けられた。以前は出品者全員にスケッチブックや絵筆などが参加のお礼のような形で届けられていたが、今の時代、どこの市町でも財政が苦しいのでイベントや町祭などの経費が削減されているから、こういう参加費のような財源はなくなっているいるのかと思っていた。

ちなみに隣町では町民が文化祭に出品するには参加料500円が必要だ。
聞くところによると、ずっと以前からの仕組みだということで、生花代金や茶席の御茶菓子代であるとか運営の諸経費として各部門に分配されるのだという。

確かに絵などは例えばF50号の作品と額縁などに3万円程度費やしたしても、後々個人の作品として形が残せるが、茶菓子などは多くの人が楽しみ当日で消費してしまうものだから参加者の会費などで負担するものであっても良い。ん?茶席は無料だったか?記憶がないが(笑)運営費用全体を参加者の費用負担で支えるという考え方でも良いと思える。

財政難のこの町の文化祭も、近い将来には参加費用が必要になるような気がする。だが、それで参加者が減ったり不公平だとか不満が出るとしたら?・・・なんとなく微妙な感覚に陥った。

文化とは、土地に暮らす大勢の人間が長い時間を掛けて培い育て支えるもの。誰のものでもない、土地に暮らす皆のもの。だから皆が負担しても良いものだと思うが、きっと微妙な損得勘定も生まれるんだろうな、などと思った(^^;

参加費用を集めて行う自治体の文化祭と、参加者や世話人にお礼を配る自治体の文化祭。
・・・どちらが、どうということでもないが、自治体の行う文化祭とは妙なものだとも思えてしまった(^^;





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Last updated  Nov 9, 2007 03:23:02 AM
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