小さな幸せ集め時々猫

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2023年05月03日

亡くなった子供の歳を数える

(20)

テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(553618)

カテゴリ：何げない日常

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5月3日は生後11ヶ月で亡くなった戸籍上は次男の命日。
出産の時のアクシデントで、へその緒が二重に撒いていて酸素
不足になったのよ。

それが原因で障害が残ってしまったわ。
個人病院だったので手当が遅くなったのね。

総合病院だったら、出産後はすぐに小児科医に見てもらうのだけど、
それが出来なかったの。

51年前の事だわ。
いろいろな小児病院を回って最終的に「脳性まひ＆点頭けいれん」
と診断されたのが生後4ヶ月。

可愛かったのよ。
当時、2才半だった長男の手を引き、この子をおぶって病院通い。
毎日なの。

転勤で大阪に住んでいたので、診断を受けたのは大阪大学付属病院。
けいれんがあるので毎日の注射を池田市民病院にお願いする事に。

池田病院の小児科医が「お母さん！しんどいね～」と言ってくれた時、
その場で号泣しちゃったわ。看護婦さんが私が動揺してるのを見て
一緒に来ていた長男の手を取ってそっと、廊下に連れ出してくれたの。

知らない人だらけの大阪だったけど、沢山の人に親切にしてもらって
他人の優しさも知ったわ。

そして、私も他人の懐に飛び込む術を覚えたの。
夫の優しさと凛とした態度にも助けられたのよ。

この時に「こんなに頼りになる人はいないわ」と思ったの。
私が、どんなに取り乱しても、泣きわめいても冷静なの。

ず～と後で「冷たかった」と夫を責めたら
「お前がパニクってるのに、俺が取り乱してどうするんだ！」
「どんなにお前が乱しても、支えるつもりだった」…って。

亡くなって何十年たっても、5月3日にはデパートで「柏餅」
を買って来て仏壇に供えてくれたわ。

ちなみに、葬儀は5月5日だったの。
誕生日が5月30日。
哀しい子供の日だったわ～

一番泣いたのは亡くなった時や葬儀の日じゃなくて、
「長くは生きれれません」
と、短い余命宣言をされた時かもしれない。

私だけが不幸だとは思わないけど、
私の男の子は亡くなり…
そして、長男の最初の男の子にも知的障害があって…
戸籍上の三男は右目の視力が生まれつき無くて…
長女の上の男の子は色弱が強くて…

だから「神様は居ない！」と、思ってるのよ。
今日は暗い話題だったかしら？

ただね、神様なんかに頼らないで明るく生きて来たの。
これからもね。
もう、怖いものは無いのよ。

追記

4時半
目がさめたら東の空が赤くなっていて…
さて、散歩かたがた成城石井で柏餅を買ってくる事に
その前に、お仏壇を綺麗にしてお水を取り替えて
お線香を…
チィ～ン
少し長いお祈りを…
「覚ちゃん！ごめんね」
守ってあげられなかった事への許しを、いつもつぶやくの。
運命だと言えば、それまでだけど…

二つを覚ちゃんへ
残りは長男家族へ

よちゃん、可愛い～

音が大きいから、小さくしてね。