私はこうやってナースになった6



USCの人と話したあと 自分に怒りを覚えたが 私のナースになりたい意識はビジネスマンになるよりも遥かに強いらしく 私の頭から全然 抜けようとしない・・ そこで 私は おそるおそる 両親話してみた。  私は両親は必ず 駄目だというとおもっていた。 が 電話での両親の対応は私が思っていたのとは全然 ちがっていた。 「本当に自分がその職業にあっているとおもう?」 「数年後にまた 学科を変えるっていうでは?」 という 簡単な質問をされた後 両親は結構 あっさりと 私がNursingを勉強をすることに許可してくれた。 許可をしてくれたものの やはり 両親は 「ナースという仕事は女性の仕事ではないのか」 という考えは 私がNursing Schoolを卒業するまで つづいた。  でも この理解ある両親のおかげで 私はものすごく気がらくになった。 それからのCommunity Collegeでの 残りの数ヶ月の ビジネスのクラスはものすごく くだらなく感じた。


Community Collegeの 看護科 & State University の 看護科

看護科の勉強をすると決めたからには 大学を変えないといけない。 いくつもの大学をチェックした。 が そこで 私がびっくりしたのは 外国人の壁だった。 外国から来た生徒は アメリカにいるアメリカ国籍の生徒の後に看護科に入れるようになっているらしい。 2-3年待ちになるだろうと ほとんどの大学でいわれた ある 有名なState Universityの看護科はなんと5年待ちといわれた。 もうあきらめかけていた頃 また病院のERの通訳を頼まれた。 丁度そのときにそのERにいる アイルランドから来たナースの一人が私立の大学を卒業したことを 私に話してくれた。 彼女がいうには 私立だと外国人だからという規制はぜったいに無いと教えてくれた。 その話を聞いた後 いくつか私立の大学をチェック。 もちろん 私立は学費が高い 結局その中でも 一番 学費の安い大学(それでも けっこう高い)看護科のある大学をサンフランシスコから北に20分ぐらいのところに発見。 TOEFLを新しく受けなおし そして Community Collegeの成績と一緒に その私立の大学に書類を送った。

歴史のある大学

書類を送ったあと2ヶ月ほどして その大学からメールが届いた。 うちの大学の英語のテストを受けて欲しい・・ そこで 看護科に入るか 英語の勉強をするかを決めるというのだ・・・ そのメールが来てすぐに 私はその英語のテストを受けに行った。 ものすごく緊張して 行った。 その緊張度はさらに 大学に着いたときも高まった。 それもそのはず 大学は 歴史のある重々しい建物で森の中にあるような大学である。 学生もCommunity  Collegeとはちがい ちょっと お坊ちゃま お嬢様っぽい人ばかり・・ そういう人達の間をくくりぬけ テストの会場へ・・・  6名ほどテストを受ける人がいた・・・ テストを受けるためにきましたと いって 自分の名前をテストの人に言ったら・・・・

Community Collegeでの成績の大切さ

あ、 貴方はテストを受けなくていいです。 私は「は?」と言った。 それはなぜ??? もしかして 私にはチャンスがないのか? ともおもった。 そしたら そのテスト会場の人は私に 「あなたのCommunity Collegeでの英語の成績が平均してB+以上なので このテストは受けなくていいです」 そのかわり 大学の最初の年は 英語のUpper Classをアメリカ人と一緒に受けてくださいといわれた (これはこの大学の決まりらしく いくら英語がちゃんと出来ても 海外からの生徒は1年は英語のクラスを取らされる)。
まさか Community Collegeの時の英語の成績がこんなところで役に立つとは思わなかった。 私はすこしづつこの大学がすきになった。

96%以上が白人の大学-友達出来るかな?

Community Collegeから Transferをして 新しい 私立の大学へ。 この大学は違う所にも書いたが 本当に歴史があって それに 自然に囲まれていてそれは それは 素敵な大学だ・・ 英語のクラスは大変だったが なぜかしらないが 先生から 最初の日からかなり 気に入られたので 先生は私をいろんな面で助けてくれた。 どのクラスの先生も良い人ばかりで 勉強をやるぞ!という気分になったが 大学生活をEnjoyするためには友達作りも必要。そう思ったあと 周りを見わたすと・・・私以外にアジア人はいない どのクラスも カフェテリアもほとんど 白人ばかり・・ いままで クラスに慣れるのに 一生懸命だったので クラスメイトをしっかりと見なかったけど この大学は白人以外の生徒は本当にたまーーーーにしか 見ない。 こんなところで友達はできるだろうか? と ちょっとばかり心配していた時 看護の実技のクラスの最初の日に 背の高い 長い髪の毛 ブロンド お嬢様タイプのKelly(これは本当の名前だよ!)が 私の隣に来て もちろん英語で 「貴方 日本人?」 私がYESと答えたら 「日本人頭が良いから大好き 仲良くなりましょうね!」だって・・・ このKellyが私の大学生活をとても有意義なものにしてくれた。 


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