てまり - ねこ の独り言

てまり - ねこ の独り言

2004年01月22日
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カテゴリ: 生活
滅茶苦茶 忙しい日でした。

午後から授業参観だし。。。

子供に、授業参観 何するの?
と聞けば、国語で、点字をやるとのこと。
家の子の学校は 4年生・5年生の複式クラス。
家の子は4年生。
つまり、来年、何を勉強するか知っているのよね。
それで、4年生は点字をすると言っていました。

手話も。。。

音楽と国語の時間に手話を習ったり、家庭教育学級(親子で講師の先生を呼んで勉強会)のテーマに手話を選んだり。。。

私たちの頃とはずいぶん違う。。。
これが正直な感想。

子供から話を聞き、私が高校生の頃勉強した点字板(点字を手で打つ為の道具・棒とセットになるように糸でつないである)
を出して彼に渡しました。

彼は、学校へ持って行き、先生へ。。。

さて、授業参観
教科書には19歳で病気により失明を余儀なくされた方の話が。
そして点字の五十音が特種インク(さわると膨れている)でありました。
でも、子供の教科書に載っている点字は ほんの少し、実際より大きいのです。


と言われ、いきなり先生にさせられてしまいました。
少しだけ様子を見て、先生は5年生へ・・・



実は、高校生の頃なぜ点字に関心があったか。
急激に私の視力が落ちていくことを実感していました。
小学校の頃、いじめで階段から突き落とされて以来

そして、視力が落ちると同時に階段も怖くなりました。
階段の段数を全て記憶していました。

今思えば、視力の低下は、寝不足(過労)と
先天性股関節脱臼の為、腰の骨の歪み、
腰の骨がゆがむから、背骨が歪み、首の骨も歪み、その結果
脳への血流が悪くなる。
結果として視神経への血行障害
これが直接的 原因でした。

この事実を知るのは、2年程後になります。



ただ、目の事は誰にも言うことが出来なくて。。。
そして、目の悪い人はその他の感覚が鋭いと聞いていました。
指先が目と同じになっている。
一部の人は色までがわかる。そのような記述を見た時、すごい!!
の一言。

点字を勉強したいと市の図書館の係りの方に相談したら、
日本点字図書館で教えてくれる。
ここへ連絡して見たら?
と言われて、電話番号を教えていただきました。

電話をかけたのは高校入学した直後。
担当の方に、点字を勉強するのに、まず学校を卒業しなさい。
と言われてしまいました。
でも、五十音を覚えなければいけないから、覚える為に、学習セットがあるから、通販で購入することができる。
とも言われ、当時3千円くらい?で一式購入しました。
それが今回、子供が持って行った、点字板、点字棒、テキスト2冊、点字のテキスト1冊だったのです。

テキストが届いて、点字を一つ一つ覚え、自分の知っている詩や文章を打ち込み、目隠しをしてそれを指で読む練習を始めました。

目隠しをすると、耳の感覚が鋭くなります。
指先に集中しないと点字を読むことができません。
でも・・・
目隠しをして、冬の夜 部屋にいると、霜柱がたつ音、雪が舞う音、音無き音を感じるようになります。

感覚は鋭くなりますが、慢性不眠状態の私。
夜中にわずかな音がしても目がさめます。
今思えば、よくあの中を過ごしていたとしか、言えません。





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最終更新日  2004年08月12日 00時22分09秒
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