てまり - ねこ の独り言

てまり - ねこ の独り言

2005年01月20日
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カテゴリ: 生活
今はもう楽天をやめちゃった人だけど、ほんの少しの間、日記の相互リンクをしていた方が居ました。



私は尊厳死なんて、いわれても素人ですから、はっきりとした答えは出せません。
でも、私なりに答えを出すとしたら・・・

助かる見込みのない・・・といわれた時、あなたはどうしますか?
ということと理解しました。


臓器移植の問題、その他複雑に絡み合ってきます。

医療とは何か。
看護とは?

家族は?


この時の私の考えは・・・
高度医療が発達した現在、仮に首から上を本人の物で、その下全てが他のもの。
これも拡大解釈すれば可能かもしれない。
しかし・・・それが生きていると言えるだろうか?

生きているというのは・・・
自分の意思で自分の身の回りのことが出来る。
希望をもって生きれる。
こういうのが生きていると言うのでは無いだろうか?





私自身、他の方に比べれば、制約の多い生活をしています。
アレルギーの問題。

先天性股関節脱臼。
本人はこの身体が当たり前なので、何とも思っていませんが、
ときどき、いろいろ大変だねなんて言われたり・・・

だけど、制約はありますが、それなりに満足しています。



でも、最近、この楽天で知り合った方は・・・私よりさらに制約の多い生活をしていました。



しかし、彼女は多くの人に支えられながら、一人暮らしをしていました。

先日は、医者に絶対安静と言われながら・・・現在もそういう状態でありながら・・・
昨日は、ベートーベンの交響曲、全曲のレコーディング。
2台でのピアノの演奏。
相手の方の都合もあり、特殊なピアノを使用する関係上、場所の制約もあり。
3日間で・・・という予定が、2日間ということになり、結果として昨日1日での録音。


私も運命だけであれば、弾いた事があります。
ピアノの先生と、2台のピアノで。
しかし、私の先生でさえも、1日3回までというほど、体力的に大変な作品です。

それを9曲まとめてのレコーディング。

彼女自身、1回1回、仕事が出来るたびに次は無いかもと覚悟をしている。
彼女をみていると、今しか出来ない事を精一杯やっているという感じで。
うらやましいです。



でも、私は思います。
病院や施設の中で、何もできずに居るよりも、
たとえそのことで命を削っても、一瞬一瞬が輝いていれば、生きているって言えるのではないかと。

もちろん、そういう状況に置かれた人を否定するつもりはありません。
出来ないことにあせる人も居ると思います。

だけど、そういう彼女が私自身、うらやましいです。
彼女が彼女らしくいられるのはピアノの前だと、本人は言っています。


大変なスケジュールだったけど、良い仕事が出来たようで、日記から満足感が伝わってきました。

本人に覚悟が出来ているのであれば・・・
周囲は余計な事を言う余地はありません。

内心、心配しながらも、良い仕事ができるようにと祈り、
お疲れ様と言うしかないのです。






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最終更新日  2005年01月20日 23時47分35秒
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