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2025年07月28日
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時代劇への愛があふれた作品です。農家の監督が私財をはたいて製作した映画で、スタッフはわずか10数名。なのに、こんなに面白いのは、驚きです。1993年にロバート・ロドリゲスがわずか80万円で、抜群に面白い「エル・マリアッチ」を作った時のような衝撃です。

 江戸時代末期、倒幕をもくろむ侍を、2人の徳川方の侍が斬ろうとします。1人は逆に斬られ、残りの2人で対決します。その途端、主人公は雷に打たれ、現代の京都太秦映画村のセットの中へとタイムスリップしてしまいます。そして、時代劇の斬られ役として、活躍していくことになるのです。

 時代の流れに戸惑う主人公の姿が、笑えます。特に初めてテレビで時代劇を観た主人公の様子は、抱腹絶倒ものです。少しずつ斬られ役として出世していく主人公。そんなある日、引退した大物時代劇俳優から、敵役として出演のオファーがきます。その大物時代劇俳優はなんと、映画の最初で主人公と戦った侍が、何年か前にタイムスリップしてきたのでした。

 ここからは2人の関係が見どころです。共に憎みあう敵でありながらも、時代劇を発展させるために奇妙な友情で結ばれていきます。そんな時、不運な目に遭った主人公は、最後の決闘シーンを真剣を使って撮影したいと申し出ます。対決の日、2人はあらかじめ決められた型の動きをするのではなく、本当に決闘しようと密かに決め、対決が始まるのです。

 これは、真剣を使って撮影した「椿三十郎」のオマージュです。しかも、対決シーンが始まる直前の長い間。これも「椿三十郎」そのものなのです。スリリングなクライマックス。これはもはや、低予算映画だということを忘れてしまうほどです。日本アカデミー賞作品賞受賞は当たり前。監督の時代劇への愛は、半端ではありません。





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最終更新日  2025年07月28日 00時00分06秒
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