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2015.10.29
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 北海道でも杭データ偽装が明らかになった。

 北海道は道発注の工事で旭化成建材が杭の工事データを流用したことを発表した。

 その流用があったのは釧路市の道営住宅改善工事でのエレバーター設置工事のことであった。

 道は独自の調査で杭を打つ際に記録する書類にデータを切り貼りした箇所を見つけたという。

 何という杜撰さ、何という愚かしさか。

 学生論文のコピペ以下の幼稚さで、

 儲かる工事にしたいという利益主義が見え見えの行為というしかない。

 高層、超高層の建造物の基礎工事でその根幹工事になるのは、

 紛れもなく杭打ち工事である。

 岩盤に挿し込まなければ大地震がきたら、

 かなりの確率でピサの斜塔になる。

 運が悪いものは倒壊するだろう。

 つまり、杭工事は将来の人命を左右する最大事の工事なのである。

 その杭工事の偽装は人命軽視もはなはだしいということになる。

 報道では横浜のマンションの担当者とは別の担当者が偽装したという。

 2,3日前、知人と飲んだときに、

 「アレは会社ぐるみじゃないの」

 「いや、業界の悪しき常識ってこともありうる」

 などと、他人事的な無責任な軽口を叩きあったばかりである。

 まさかそんなことはあるまいと思うが、

 マンション入居者の疑心暗鬼は募る。

 今回の偽装は道という独自の調査能力を有する自治体の調査で明らかになったが、

 民間発注のマンションに住む人達は自分達の手で綿密な調査を行うわけにもいかず、

 大地震に見舞われたらどうなるか、と不安に慄きながら暮らす人も多くなるだろう。

 夜、レインボーブリッジから見る超高層の林立する夜景は、

 一瞬気が遠くなるほど美しい。

 偽装事件後、認識が変わった。

 埋立地区も多いはずだが、杭打ちは岩盤にしっかり挿し入っているのだろうか。

 マグニチュード9以上の直下型地震にはたして耐えられるだろうか。

 そんな地震はこない、という想定はできない。

 地獄絵図が浮かぶのだ。

 そんなことにならないよう、

 杭打ち工事の公的監視機関を設置し、

 その監視員が杭打ち工事の始めから終わりまで立ち会い、

 認定証を交付するような厳格な制度を作るべきではないか。

 住民が枕を高くして眠れるために。






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最終更新日  2015.10.29 11:07:36
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