お で ん 家  へ よ う こ そ !!

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叔母の言葉

2007/10/22 記事より

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相変わらず、バタバタな我が家です。

で、最近、いちばんのバタバタなネタと言えば、がんもの不登校でしょう。


ま~、どうして我が家はこう、次から次へと…(^_^;)


でも、ご心配なく。


こうした状況を結構喜んでるのも事実なので(笑)


子どもが何か大きな問題を持って来てくれた時が、親として大きくステップアップ出来るときだと、勝手に思っています。

悩みが大きければ大きいほど、子どもを想う気持ちも高まり、また、親としての自分を自己研鑽できるのです。


ところで、親を悩ませる不登校児への対応方法ですが、これがまた、発達しょうがい児への対応となんら変わらなかったりします。


1、受容すること。

2、共感すること。

3、理由を聞かないこと。

4、押しつけないこと。

5、責めないこと。

6、頑張ったところを見つけ、褒めること。


これなら、いつも心がけてやろうとしてることだもんね♪

実際は、出来てないことの方が多いけど…(^_^;)




ところで、散々遠回りをして学んだことがあります。

『配慮と甘やかしの境界線はすごく曖昧』だということ。



今さら、ですか?(笑)



でも、今さらだけど、気付いてしまったんです。

甘やかしに見えることも、ほんの少しの気遣いで配慮になるって…。




「今日、学校に行けない」という子どもに、「休んでいいよ」と言う。


甘やかしにみえるかもしれませんが、そう言いだす子どもは、大人には理解できなくとも、
子どもなりの正当な理由があるのです。

ただ、言葉でうまく説明できないだけで…。




もし。



もし、我が家のがんもと同じような状況を示しているお子さまをお持ちの方がいらしたら。


私が教員の叔母からいただいた励ましと受容の言葉を贈りたいと思います。


親としての自分を責めないで、もっと子どもたちの気持ちに寄り添いましょう。


そうしてやれるのは、親だけの特権ですから…(^^)



もし、学校へ行きたくない、と言っても、理由は聞かないようにね。
 上手く言葉で理由を言えない子もいるの。
 何が理由か、はっきり分かっていない子もいる。
 そんな子どもには、理由を聞く事で、
 さらに苦しい気持ちにさせてしまう事になるから…。


 もし、学校に行けない理由を他人のせいにした言い方をしていても、
 それを責めてはダメ。
 そういう時は大抵、まだ本音を言えていないときなの。
 真の心の言葉は、ホント、何でもない日常の中で、ポツリ、と出てくることが多いの。
 その言葉を聴き逃さないで。


 もし、子どもが親に対し、聞き苦しい暴言を吐いたとしても、それを責めないで。
 本人は、そういう言葉を言った事で心のストレスを発散して、
 あとは奇麗さっぱりわだかまりなく、
 何もなかったように忘れてしまっていることも多いの。
 だから、親も、そんなことは忘れてしまってね。
 わだかまりを残さないようにしてね。


 自分の気持ちをうまく言い表わせない子の気持ちを表す『ひと言』には、
 ほんとに多くの気持ちが込められているの。
 それだけ、と思わずに、その言葉に込められた子どもの想いを読み取ってね。


 もし、「このままだったらどうしよう…」って不安が押し寄せてきても、
 心配しないでね。
 子どもたちは成長するにつれ、いつか必ず「あの時、甘えていたんだな…」って
 自分を振り返れるようになるものなの。
 そうした時から、その子たちの自立が始まるの。
 必ず前向きに考えるようになる日が来るから、子どもを信頼してね。


 もし、周囲の心無い人びとから「甘やかし過ぎ」って言われても、
 全く気にしないでね。
 それより、子どもの気持ちに寄り添って、本人の望むような対応をしてあげてね。
 学校を休んでても、家庭でお手伝いや、
 自分の好きな勉強や遊びをしているなら大丈夫。
 どうせなら、たまには「せっかくだから、二人だけで遊びに行こう!」って、
 望むところに連れてって、一緒に遊んだらいいじゃない。
 学校休んでるから、って、何も出かけちゃいけないわけじゃないし、ね?


 ほんの少しでもお手伝いしてくれたときや、頑張ったとき、いっぱい褒めてあげてね。
 「ありがとう」って言葉をいっぱい使ってね。


 最後に、アドバイス。
 一日にがんもくんとどんな会話をしたか、出来るだけ思い出して、
 シナリオにして書いてごらん。
 自分の会話のクセがわかるから(笑)
 一方的に話してるな、とか、
 相槌ばかりで会話になってないや、ってのも一目瞭然だよ。
 結構、おもしろいから、ぜひやってごらん(笑)




叔母は、他府県で心の問題を抱えた子どもたち(小学生)の教師をしています。

長年、こうした子どもたちと関わってきて、多くの経験を元に、
私に優しい励ましをくれました。


何より、今まで、

「とにかく学校へ連れて来て下さい。そうしたら、後は学校で何とか対応します」

と言われ続け、子どもの辛い気持ちを無視するようで罪悪感を感じてきた私に、

「学校? 本人が行きたくないんだったら、無理してまで行かなくてもいいのよ」

と、さらりと言ってくれた初めての身内でもありました。



子どもの問題は、えてして家庭の問題にされがちです。

甘やかしすぎ、と言われがちです。



でも。



叔母は、長年、そうした子どもたちと深く関わってきた経験から、

「お母さんはね。自分を責めなくてもいいのよ。
 いつか、子どもたちのほうから自分で勝手に育っていくから」

こうした言葉を与えてくれました。




そんな心強い後ろ盾もあって…。



おかげさまで、だいこん母は今日も元気です(笑)


















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