不登校・ひきこもり・ニートを考える

不登校・ひきこもり・ニートを考える

履歴書の空白をどうするか?


2007年02月28日と、3年前のブログ記事なのですが、 読者のみなさんに『履歴書の空白をどうするか?』というアンケートをしたことがあります。

答えはいかのごとしでした。






以前に募集した『履歴書の空白をどうしますか?』という質問に対して、いくつかのご意見をいただきましたので、ここに紹介させていただこうと思います。





Aさん;「履歴書の空白ですが、やはり何もしていない時期は正直に書いて、面接では「資格の勉強をしていた」「スポットのバイトをしていた」空白時期は空白として、前向きに努力はしていたとアピールするのが良いかなと自分は思います(自分も面接官にこの様に答えています。)!嘘は、バレますから前向きな回答なら良いかなと思います。乱暴な意見でスイマセン!失礼します。」




Bさん;「休職期間は空白のまま、「その間何をしていたのか」面接で聞かれたときに、

「セカンドスクールに通ってホームページ作成のお仕事をしていました」と答えるということをしていました。

空白期間には通っていなかった時期の方が長かったのですが、

実際趣味でホームページは作り続けていたので、そのようにアピールしました。

以前に取っていたパソコンの資格と合わせて現在のアルバイト先に評価して頂き、採用されました」




Cさん;「引きこもりの経験はないので、部外者ですが正直に答える事は勇気がいるでしょうね。

そうですねえ、ボランティア活動に専念とか、身内の介護をしていた等と・・・・・嘘はいけないよな~ 」




Dさん;「中学高校登校拒否、ひきこもり空白期間数年以上で、今年30になります。正直に履歴書書いてみたら履歴書だけで落とされました。なんでもいいから働こうと派遣会社に登録したらそこの人が勝手にバイトとか働いてた期間を水増しした履歴書を派遣先の会社に見せて何も突っ込まれず働き始めました。

農業をしばらくしていたので、くわしくない人になら突っ込まれない程度に農業のことわかってるので、今度履歴書書く機会があったらずっと農業してたと嘘ついてもいいかなと想うようになりました。

初めて勤めに出て働き始めて、世の中やる気のない人間には厳しくても仕方ないんだなあとわかりました。安い金の仕事ですが大変だし。

ある程度理解のある職場で短い時間から働いていって慣れていくのがいいように思うのですが。働くことも、どう生きるかということも、自分次第だから、そんな簡単なもんじゃないですね。好きに生きればいいんだし好きに生きるしかない」





Eさん;「21才 女 埼玉県 ひきニート歴7~8ヶ月 高校中退経験あり 通い直して最終学歴は高卒

私はバイトをやったり辞めたりしていたので、空白期間はバイトをしていた期間を伸ばして書いて、のりきりました。

バイトを辞めた理由を聞かれたので、期間満了のためと答えました。

高校中退については特に触れられず。

志望動機は生活費を稼ぐためといいました。

あとはやっぱり土日祝日は絶対入れるというと、好感度アップ間違いなしですね。

面接中は笑顔でハキハキを心がけるとか。当たり前のことだけど、これが一番大事ですね。

相手の笑顔を待っていると、99%負けます。

自分から笑顔を作って振りまくと、相手も嫌な気持ちにならないし、99%くらい好感度アップが狙えると思います。

私は鏡の前で練習しました。上手く笑えないときは、なんか自分の好きなことをしていて、楽しくて思わず笑っちゃった瞬間の顔を鏡で素早く見てみるとか。

バイトをするにあたって、自分で稼いだ金で何がしたいのか考えるのも大事ですね。

漫画買うとか、メイド喫茶行くとかなんでもいいんですけど、目標を明確にしとくとやる気でます」




Fさん;「僕は30歳の男なんですが、今まで嘘の履歴書を書いてきました。学校にも、会社にも。まず門に入ることができなければ、なにも始まらないから。ただし、入ってからは苦痛の毎日です。特に会社の場合は書類関係にはホントうるさいですし、嘘がばれないかと毎日ひやひやものです。だから、自分を出さないよう必死で疲れます。コミュニケーションもぎこちなくなります。」




Gさん;「空白はつくりません。

少しでも働いたら3倍にして書きます。

突っ込まれても、ハッタリで返します。

これで、現在はけっこうお高いブランドの会社で

働いてますよ。

病歴は一切はなしませんし、マイナスのことは

一切言いません。なぜなら落とされるからです」




Hさん;「半年でも空白があると詳しく突っ込まれて嫌なので…、せこいやり方ですが2~3ヶ月ぐらいずらしながらブランクが少ないように見せかけます。そのまま書くわけには行きませんね…。だってそうすると大抵落とされるもん」




Iさん;「高校を卒業してから大学に入るまでの1年間の空白は浪人してることにしちゃいました。

卒業してからは就職しなかったのは芝居や資格の勉強をしたくて日払いの仕事をずっとしてましたと言って空白期間をごまかし、バイトの面接に2回ほど受かりましたよ。

後は、最近は実家住まいなので甘えさせてもらい、日払いしながら少しのんびり過ごして先のことなどを考えていましたとか半年くらいのブランクなら言ってました。

相手を納得させるはったりが利かせられるかによると思いますが;」






以上です。リアルですね~。(笑)



みなさんいろいろと苦労をなさっているみたいですね。参考になりましたでしょうか?

大雑把にまとめてみると、



「明らかな嘘はしんどい。多少はごまかして書く」



というもののようです。

実のところ、こういったやり方は『ひきこもり・ニート』ではない人でも、バイトや転職の面接時に行っていることが多いようです。



ハローワークなどに行くと、職員の方が、「この書き方では落とされるよ」と、いろいろと履歴書の書き方(ごまかし方)などを教えてくれることもあるそうです。

(人により親切度が違うということもあるそうです)



就職をするときなど、身元調査は人権を侵害するため禁止されていますが、何かの問い合わせ等で、前の会社に連絡をするということも無きにしもあらずですし、雇用保険などに入っていた場合、保険証に以前加入していた会社名が載っているそうですから、そういった場合、嘘がバレてしまう可能性もあります。



ですから、ごまかすにしても、あきらかな学歴詐称や経歴詐称はしない方がいいと言えます。

もっとも、そうやって就職している人も多くいたりしますが、前述のFさんのように心に呵責を覚えたり、苦労するようであれば、やっぱりやめたほうがいい。



わたしの知っている例ですと、「○○高校中退、以後フリーター」と書いて通ったということもあります。

(これがいいのかどうかはわかりませんが……)



また、Cさんのように「ボランティア活動に専念とか、身内の介護をしていた等」と、自分を積極的にアピールしていくという方法もありますね。



履歴書の書き方がわからなければ、ハローワークの人や、キャリアコンサルタントといった専門家に相談してみるのも、いい方法だと思います。



また、わたしの知り合いは、数年間のひきこもり後、ハローワークの人やキャリアコンサルタントのアドバイスを受けて、58社を連続して受けたそうです。

(本文には、30代半ばとありますが、後で聞いたら40歳だったそうです)

つまり57社連続して落とされたということになりますが、58社目で受かったということですね。

そのとき、履歴書をいちいち書くのは大変なので、ワープロで大量に作って使用したとのことでした。







●まとめ; あきらかな学歴詐称や経歴詐称はよくないけど、多少のハッタリをかませて、自分を最大限にアピールすべし! 




というものでした。

また当時のコメントで




私も転職が多く、履歴をごまかしていました。40歳の人が、57社連続して落とされたが、58社目で受かった。というのをみて、勇気を持って、今日8月27日入社日に、「お話があるのですが、お時間とっていただきますか?」と本当の職歴を書いたものを渡しました。

「そんなことしなくても採用したのに」

「大丈夫よ」と言ってもらえました。

前日は、怖くて逃げたくて夜も眠れず、悪い夢まで見ましたが、不採用でも謝りに行こう、とりあえず、履歴詐称したことを謝ろう。その後のことは後で考えよう。自分がまいた種は刈ろう。一からやり直そう。と本当のことをいいました。

今は、そんな私を許してくれた、課長に感謝、感謝です。



なんてのもありましたね。



何かの参考になればと思います。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: