おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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メニューを見ると、実に多種多彩。クリームあんみつまで用意されている。かなり熟読したが、なかなか決まらない。店の人が注文を取りにやってきた。参考までに手打ちかどうか、そばとつなぎの比率はどうなのか訊いたが（ちょっとお待ちください）といって奥に下がっていってしまった。もどってきて言うには（お答えできないそうです）なるほど。これには無言で応じるしかない。天もりを頼んだ。

家族客がとなりに座るが、お茶も注文取りも忘れられている。そのうち業を煮やした一人が立ちあがって、奥にお茶を催促する。

７分くらいでやってきた。田舎と更科の二色が並ぶ。見てみると、エッジが直角に立っていて、サイズもみごとにそろっている。そして、かなりの極太である。この辺では見たことがない異様なくらいの太さ。奈良輪の「やぶ内」が太かったが、さすがにこれほどではない。

たれは甘すぎず辛すぎず、ちょうど良い感じだった。バランスが取れているので、天丼にしたらさぞ美味しいだろう。天ぷら用とそば用を分けているのも、点数が高い。しかし、肝心の蕎麦本体のほうが今ひとつ物足りない。太麺だけあって相応のアルデンテなのだが、特有の香りがやってこない。独特ののどごしが感じられない。天ぷらは、比較的白っぽい揚色であっさりした仕上げか。ネタは（江戸前で）小粒だった。

これでも信州はけっこう回っている。軽井沢、小諸、上田、長野、小布施、穂高、松本、諏訪などでそばを食べ歩いた。その極めつけが麹町の「三城」だと思うが。ここがなぜ（信州そば処）と銘打つのか、今回もやはり分からないまま終わった。

今年で創業２０年だそうである。通り沿いで目立つし、休憩無しに営業してくれて、けっこう便利な存在なのかも知れない。

「信州そば処　蔵よし」
住　　所：市原市山田橋１－６－８
アクセス：２９７号　山田橋変則交差点　Ｐ（３台）
電話番号：０４３６－４３－４３１２
営業時間：１１：００－２０：３０
定　　休：金曜日
客　　席：テーブル３/座敷６卓/
利用種別：個人向き/少人数向き/ファミリー向き/観光客向き/出前有/
メニュー：もり５５０/ざる５８０/おろし７００/ごまだれ７２０/鴨せいろ１１５０/
　　　　　　天ざる１２５０/にぎわい天ざる１３５０/冷し納豆８９０/磯とろろ８８０/
　　　　　　三色二味９８０/冷したぬき７８０/冷し田舎８９０/うなとろそば１１００/
　　　　　　かけ５５０/たぬき６１０/きつね６１０/ちから７７０/カレー南蛮８４０/
　　　　　　みそ煮込９９０/田舎８６０/天ぷらそば９９０/上天ぷらそば１６５０/
　　　　　　（大盛りは１５０円プラス）
　　　　　　ミニハイカラ丼セット７１０/ミニかき揚げ丼セット７７０/
　　　　　　ミニねぎトロ丼セット８２０/ミニ焼肉丼セット７２０/
　　　　　　親子重セット８２０/天とじ重セット８２０/うな重セット１４００/
　　　　　　小エビ天重セット８２０/イカ天重セット８２０/本穴子重セット１０８０/
　　　　　　天重セット１０８０/にぎわい天丼セット１３５０/おにぎり２００/
　　　　　　かきフライ５２０/豆腐サラダ４４０/味噌田楽４７０/枝豆２９０/
　　　　　　お子様セット６８０/クリームあんみつ４７０/そば団子３５０/
評　　価：☆☆☆

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