おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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とんこつラーメン　ちゃぶ屋　～ささやかな日常の中に厳然として立つ広場の異彩～

テーマ： ★ラーメン(14917)

カテゴリ：千葉市

基本のとんこつらぁ麺を注文する。お気持ちでセルフで払うゆで玉子と替玉一杯無料というサービスがうれしい。替玉をするとスープが薄くなりがちなので、最初から麺２玉の仕様にしてもらう。
近くのテーブルを確保する。水がセルフだし、となりのテーブル上面は紙ごみがそのままに放置されている。こういう味広場ならではの寂寥感が満載なのは、はじめから諦めるしかないか。さすがのフードコート、さすがのとんこつ系細麺。思ったより早く、出来上がりの声がやってくる。

２玉の大盛り仕様なので、ボリュームは申し分ない。大蒜チップがけっこう載っていて、その香りが鼻元にやってくる。乳化系ではない、くせのないまろやかなスープは万人に好まれそう。麺は限りなくストレート系の細麺。アルデンテもいいところで、好みは分かれるだろうが、私は気に入った。チャーシューは大判。とろとろで、めちゃくちゃ柔らかい。

はっきりいってこれは、フードコートで出すような品物ではない。間に合わせで作った感じがまったくしない。きちんとした仕込みで、きちんとしたキッチン仕事で供出されてきた一級品である。もっと落ち着いた独立店舗で食したくなってしまう。今はとにかくこの蘇我で、心底お手軽に食べることが出来るのを、素直にありがたがればいいのかも知れない。

テーブルの間を、子どもが走り回っている。時間がたっぷりあるだろう老紳士が、窓の向こうをポカンと見ている。紙袋をいくつか持った婦人が通りすぎる。ささやかな日常の風景が、安っぽいテーブルをたくさん並べたこの場でも、展開している。ここにいる人の中で、このお店をありがたがっているのは、たぶん私だけだろう。

なぜか、無性に寂しくなった。（人間って孤独なんだ。本当に心底から孤独なんだ）と、この賑わいの中でそう感じてしまった。

「ちゃぶ屋　とんこつらぁ麺」
住　　所：千葉市中央区川崎町７ー２０　アリオ蘇我
アクセス：アリオ蘇我１階　フードコート内　　Ｐ（多数/４５００台）　
電話番号：０４３－２０９－１６６３
営業時間：１０：００－２１：００（ＬＯ２０：３０）
定　　休：アリオ蘇我に準ずる
座　　席：テーブル多数　５００席以上（可変）/全席禁煙/
利用種別：個人向き/男性向け/家族向け/グループ向け/
メニュー：ラーメン６３０/カラカララーメン７３０/味噌ラーメン７３０/
　　　　　揚にんにくカラカララーメン８００/チャーシュー麺８８０/
　　　　　カラカラ味噌ラーメン８３０/揚大蒜カラカラ味噌ラーメン９００/
　　　　　味噌チャーシューメン９８０/チャーシュー丼２８０/ご飯１５０/
　　　　　カラカラ１００/揚げにんにく１００/やわらか杏仁豆腐３００/
　　　　　ビール３５０/ソフトドリンク各１５０/
評　　価：☆☆☆☆
　　　　　（味４/量４．５/サービス３．５/雰囲気３/ＣＰ４/駐車場５）

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