おいしい　千葉　～ponの食べある記～

Calendar

工事中

(0)

居酒屋がラーメン店を出すというと「居酒屋とやま」→「光屋」という好例もあるので、少し期待した部分があった。メニューは超シンプル。基本は醤油１本で、醤油ベースの（しっかり濃口）と鶏がらベースの（あっさり薄口）があるという。濃いほうを注文する。

ガランと余裕あるスペースレイアウトで、ＢＧＭもＴＶもかかっていない。落ち着かないといえば、落ち着かないが、小ざっぱりしているともいえる。６分ほどして品物がやってきた。

お飾りは、チャーシュー・メンマ・のり・鳴門巻という昔ながらの東京風。あと刻みタマネギが入っているのは、房総ならではの薬味か。色は確かに濃い醤油だったが、すすってみるとそれほどでもなかった。かえしが効いている。変なくせがなくて、とても飲みやすい。麺は中細くらいか、とにかく細い部類にはいる。

あまりに素直で普通すぎて（これで大丈夫なのか）と思ってしまうような自己主張のないラーメンである。具材がそれぞれ小さい。鳴門巻など、こんなサイズの品物が本当にあるのかと思うような小径ぶりである。焼豚も男性ならだれでも一口ですんなり口に入れてしまうサイズ。何か（これだ）というものを見せて欲しい気がしてならなかった。

もちろんこのままで終わるわけはないだろう。テーブルの上には、すでにラー油や酢の小瓶が用意されている。ラーメンの種類も増やすだろうし、セットメニューもそろえることだろう。

「かこい」がバックについているからには、こちらが予想もしないすごい変化球が飛び出してくる可能性がある。今しばらくは、成りゆきを静かに見守って行くこととしよう。底力はあると踏んだ。その方向さえ見失わなければ、クラス１おとなしい準優等生の彼が、見違えるようなパフォーマンスで皆の前に登場することがあるかも知れない。

「ラーメン　いなかや」〈閉店〉
住　　所：市原市白金町３－６０－３
アクセス：稲荷台通り　かつ波奈むかい　Ｐ（無）
電話番号：０８０－５０５０－７４１６
営業時間：１１：００－２２：００
定　　休：月曜日
客　　席：カウンター６席/小上がり６卓/
利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/仲間向き/
メニュー：醤油ラーメン５００/チャーシュー麺７００/辛ねぎラーメン７００/
　　　　　いなかラーメン（全部のせ）９００/チャーシュー丼３５０/
　　　　　ライス２００/小ライス１５０/ビール５００/
評　　価：☆☆☆
　　　　　（味３/量３/サービス３．５/雰囲気３/ＣＰ３/駐車場１）

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう