おいしい 千葉 ~ponの食べある記~

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2006.11.29
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カテゴリ: 市原市 洋食


ブラック基調の新外装で、シンボルマークを店頭につけている。玄関の脇には、イタリア国旗も掲げてある。けっこう気合が入っているように思えた。スペースとしては前のままなので、それほど大きいわけではない。こざっぱりしている。カウンターが6席と移動可能な小さなテーブルが4卓。テーブル席のほうについた。

ランチは4種類で、第1の皿系は、はやりのプリフィックススタイルをとっている。パスタが5種類とリゾットが1種類あった。パスタは、ペペロンとトマト系2、クリーム系2という陣容。煮込み料理がついたCランチのほうが断然お得なのは明白なのだが、それだとパスタではなくリゾット仕様になってしまう。

リゾット…別に悪くはないが。初めてのイタメシ屋でこれを頼んで失敗したら、目も当てられない。やはり無難にパスタのBプランツォにすることにしよう。底力を見られるクリーム系で、海老とスティックセニョールのパスタにする。生クリームのブディーノ当店風という甘味を追加した。

ボトルに入った水とコップが置かれた。店内には、ボサノバ系のとても軽い曲が流れている。湿度を感じさせないこういう選曲は、ターゲットとしている女性客には存外好まれるだろう。雰囲気がまろやかになる。窓の外に、旧道を走るクルマが流れていく。さすがにイタリアは感じないが、市原っぽい雰囲気の脱却には成功しているかも知れない。

まずパンがやってきた。フォカッチャとクルミパンという2種盛り。自家製というふれこみだが、そういうだけあって、確かにおいしい。ソフトでふわふわの逆をいく、伊系そのものの硬質でドライなおいしさなのだが。いける。

前菜がやってくる。マグロと豆のサラダ、有機野菜のオムレッテ、無花果とサラミのコンポートという3種。プレートをキャンバスに見立てて、ソースの散らせ流し方など、ちょっと絵画風にしてある。無難においしい。変なくせがない。欲をいえば、もう少しボリュームがほしいことか。

けっこう間があいてから、パスタが供された。粉チーズを持ってきてもらう。自家製の生パスタではなく乾麺なのだが、この点は別に気にならない。中細麺で、ソースとの相性も勘案されているようだ。クリーム系にしてはわりとあっさりした仕立てで、よくいえば今風なシフトなのか。これも無難においしい。再び欲をいえば、もう少しボリュームがほしい。もっと明らかに盛りがあればいいのにと、切実に思ってしまう。

コーヒーがやってくる。カントッチョがひと欠片のっている。口直しというところか。デザートを頼まない人にもついてくるのだろうから、ちょっとしたサービスなのか。意外な面白ポイントで気をきかせてくる。

ドルチェが供される。(生クリームのブディーノ)要するにプリンなのだが。これは、かなりいけた。時代に迎合したコントロールをしてない。まったりを極限まできわめてしまった濃厚な甘味を実現している。悪くない。またまた欲をいえば。やはりあともう少し、ボリュームがほしい。上品で絵画的のはよいけれど、これらはあくまで腹に収めるものだ。重厚とまではいかなくても、おなかのあたりに(ああ食べた)の実感がやって来て欲しいのだ。

健康のための腹八分目なのだろうが。そこにも届かないと、おなかのあたりはそうしてもシクシク哀しがってしまう。
ジェルモリアーレ 前菜
ジェルモリアーレ ドルチェ


参考までに、ディナーメニューを見せてもらったが。ドルチェと飲物抜きのコースで2415、3150、4200、5460円という設定。普通通りそれをつけると525円高くなる。よその店がどれくらいで出しているのか、もう少しリサーチしたほうが良いだろう。このあたりの何も知らない人を相手にするには、平気なプライスかも知れないが。ちょっとでもよそのイタ飯屋さんを知っていたら。この価格では、まちがいなく他所に流れてしまう。

これは帰りがけのときに、ついひとこと言ってしまった。よけいなお世話かも知れないが。やはりここで頑張って欲しいのである。jermogliareは、イタリア語で(芽吹く・成長する)という意味だそうだ。芽吹いたものがどうなるのか、どう成長してくれるのか。しばらく見守っていようと思う。

「ジェルモリアーレ」  〈閉店〉
市原市君塚5-26-23
アクセス:旧道 君塚のかじや酒店のとなり P(約7台)
電話番号:0436-23-0044
営業時間:11:30-15:00(LO14:00)/
      18:00-22:00(21:00)/
定  休:月曜日・第3日曜日/
客  席:カウンター6席/テーブル4卓(可変)/2階席あり/
利用種別:個人向き/少人数向き/女性向き/カップル向き/パーティ向き/
メニュー:(ランチ)
     A1050(自家製パン・パスタorリゾット・飲物)
     B1260(自家製パン・前菜・パスタorリゾット・飲物)/
     C1470(自家製パン・サラダ・スープ・リゾット・煮込料理・飲物)/
     D3150(自家製パン・前菜・自家製生パスタ・メイン・飲物)/
     プラス210円でドルチェ
    (ディナー)
     A2415(自家製パン・前菜3種・パスタorリゾット)
     B3150(自家製パン・前菜・主菜・パスタorリゾット)/
     C4200(自家製パン・前菜2品・主菜・パスタorリゾット)/
     D5460(自家製パン・前菜2品・魚料理・肉料理・パスタorリゾット)/
     プラス525円でドルチェorチーズと飲物
    (単品/前菜)
     本日の有機野菜あったかサラダ1155/生ハムとルッコラ1155/
     ゴルゴンゾーラのちびタルト1155/カキと野菜の香草バター焼1155/
     マグロのカルパッチョ1155/
    (主菜)
     地鶏ローストのローズマリー風味1575/イベリコ豚舌のグリリア1575/
     牛かいのみ肉のタリアータ1575/肉のグリリア4種盛2205/
     本日の鮮魚のお料理1575/
    (パスタ・リゾット)
     カルボナーラ1365/タコ・ポテトとブロッコリーのリングイネ1365/
     カジキマグロと野菜のソース1365/カニと野菜のクリームソース1365/
     菜園風トマトソース1365/ゴルゴンゾーラとアスパラのリゾット1365/
    (デザート)
     生クリームのブディーノ当店風420/カッサータ420/
     本日の焼き菓子とジェラートの盛り合わせ420/チーズ3種420/
     ヨーグルトのソルベット紅玉のコンポート420/パンナコッタ420/
     (※セットだと525円)
評  価:☆☆☆☆
     (味4/量3/サービス4/雰囲気4/CP3.5/駐車場4)





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Last updated  2008.03.02 13:17:13
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