おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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これはすでに、短歌でも詩でもないだろう。詩の心からは、発してはいない。しかしこういう可能性もあるし、こういう発現性もあるということで。いちおう例示しておこうと思う。

「ＪＡＰＡＮ　ＭＩＬＤ　　マイナー９thの画像」

川に魚もどったニュース飲むだけで　庶民の倫理やすらい鈍化

どうかした？　平均寿命伸びたとて自分寿命とカンケーないのに

対悲痛　そっと見守る純情は望むのムリか　みんながフォルテ

確率の傍観者的残虐性　当事者だけが激痛ぬけて

本当がいるのは一握だけのはず　多量に見知る同質なる愚

マスコミに小指ほど取りあげられるためだけ在庫押すようなデモ

断食はガンジーの御世のみ通じ　順優秀に燃えゆく廃油

問題の公演化時の切札として腐りゆく「危険」の木札

ドラマにて刃物送ってくる女　ホントの怖さ　忘れる血こそ

ジソンシン　他人プライドより可愛い　生きるいいぶんみんなEVEN

動じない「自分に素直」のリフレイン　小粒な人脈社会に生きて

見まわすと　根浅い話・もうけ芝居・無視の得意な顔だけそろう

「傷ついた」と素直にいうと加害者がさらに刺し向かってくる時代

問題は教育・政治こえた果て　一人全員システム全部

整理ごと子犬絵はがき（かわいいな）つぶやきながら投げ捨てる美女

「ガキを叱るってエネルギーいるでしょう」「だからこのごろあんまし言わないの」

「どの仕事でも多少なり惰性とか皮相な部分てあるものでしょう」

公式は理由なくズタボロにする　目の前にきた一切のほか

夜汽車らが大自己そだて　大自己が粗雑を肥やし　劣勢適者

「もてたい」や「売れたい」野心見えぬ歌に出会ってみたい　ずっころばしずい

マルサスの法は各野に真実味　上昇曲線分限はいつ

まとめたい一口カツで明治以後「盲目ビジョン」「過剰適応」

馴れあいにつく　調和を糧とする　理詰め嫌いなイメージの民

子の死後はひかり声溶くヴェルター湖を二度と訪れなかったマーラー

思い出のクルマに見むきもしなくなる愛妻哀話　クラーク・ゲーブル

「あの件はマスコミの方が考えている千倍も重いものです」

「関連の記事があると目をそむけます」「眩暈がするし、吐気もするし」

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